まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

三弦橋

2009年08月10日 | 空知管内
前回からのつづき

三菱大夕張鉄道車輌保有地から国道452号線をさらに進みますと、
シューパロ湖が見えてきました。
湖を眺めて、まず目につくのは湖を横断して架かっている橋。



この橋は断面が三角形の四角錘を連ねた構造となっている事から、
三弦橋と呼ばれております。


正式名称は第1号橋梁と言います。


三弦橋は1958年(昭和33年)に完成した森林鉄道用の橋でして、
周辺の山々で伐採した木材の運搬に利用されておりました。
その後、林道の整備が進み、木材輸送が鉄道からトラックに切り替わったことから、
森林鉄道自体が1963年(昭和38年)に廃止されたため、
橋の供用はわずか6年足らずにしかすぎませんでした。



使用されなくなってしまった橋ではありますが、
その特徴的な構造は周囲の風景とマッチしており、
地元郵便局の風景印にも採用されたほどでした。


しかしながら、現在建設中の夕張シューパロダムが完成すると、
水位が40メートル程も上昇するそうで、この橋は水没する運命にあるようです。
この風景もあと何年かで見納めになってしまうことでしょう。

いたし方のない事かもしれませんが、何だか残念です。



付近には当時のものでしょうか。
何かはよく分かりませんが、コンクリートの残骸なんかが残っており、
かつての往時をしのばせます。


<この日の走行距離>札幌からここまで74キロ(三菱大夕張鉄道車輌保有地から2キロ)


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(北海道部門90位あたりにおりましたが、今日はどうでしょう?)


コメント
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