まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

しのつ公園

2012年07月29日 | 石狩管内
前回からのつづき

7月1日(日)
3日目のスタートです。
余市の宿を出て、まずは国道5号線を東へと進みました。
さらに札幌中心部に入る前に国道337号線へと入りまして、
この日最初に訪れたのがしのつ公園です。


公園内でまず目についたのが、この展望塔です。
こういうものを見たからには、登らない訳にはいきません。


てっぺんまで、ぐるぐるぐると階段を登って行きます。
56段ほどありました。
こちらも数えない訳にはいきませんでした



そして、てっぺんからの眺め。
日曜日ともあってか、園内には多くの方が訪れておりました。


夏はパークゴルフやキャンプ、
冬はワカサギ釣りでにぎわいを見せるそうです。


その釣りが出来るのが、遠くに見える「しのつ湖」です。
かつては石狩川の一部分でしたが、地形が変化して三日月湖と化しました。
ぐるーりとカーブを描いているのが、分かりますね。



こちらの奥に見えているのは石狩川にかかる「たっぷ大橋」です。
橋を渡れば、岩見沢方面へと抜ける事が出来ます。


この日は天気はいいものの、えらく風の強い日でした。
季節外れの台風でもやって来たんじゃないかというぐらい、
猛烈な風が吹いておりました。
それが、こんな高い所にいたんじゃ、なおの事、風を受けまくります。
もうちょっと、景色を眺めていたいところでしたが、
下へと降りる事にしました。


<この日の走行距離>余市からここまで94キロ

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お宿は「ホテル 水明閣」

2012年07月28日 | 後志管内
前回からのつづき

国道229号線をさらに進みまして、余市へと入りました。
この日のお宿は余市郊外にある「ホテル 水明閣」です。
ここは元々料亭からスタートした宿だそうでして、料理に期待しておりました。



こちらがこの日の夕食。
牛肉の陶板焼き、ホタテのバター炒め、刺身と色々なお料理



さらには、天ぷらにお寿司と豪華なラインナップ。
うにのにぎりなんて、初めて食べましたよ。


ちなみに、これで1泊2食付きで11,550円の
お料理グレードアッププランでした。




満足満足で

<この日の総走行距離>190キロ

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ローソク岩

2012年07月27日 | 後志管内
前回からのつづき

セタカムイ岩から国道229号線を進みまして、
次に立ち寄ったのがローソク岩です。



このローソク岩にも、一つのお話が残されております。

この岩は元々、男性の神としてあがめられておりました。
ある時、海草を採りに来たアイヌの女性がこの岩に登ったところ、
天が真っ暗になり、海が荒れだします。
それから、ひどいしけとなり、津波までおこり、
付近の集落は大半が流されてしまいます。
女が岩の神を汚したので、神の怒りにふれたのでした。
人々は近くに祭壇を設けて、神々に許しを願ったところ、
その夜、岩の東端に円盤のような燈火がともりました。
それが神様の怒りがとけたというお告げでした。


そう言われてみれば、この岩の形は男性のシンボルに見えなくもないな・・・

それから、このローソク岩は近辺の奇岩の代表的存在ではありましたが、
これまでいい所に駐車スペースがなく、
じっくりとこの岩を見る事はありませんでした。
それが最近になって、駐車場と観覧スペースが整備されたものですから、
この日はゆっくりと見る事が出来ました。



観光シーズンもピークともなると、
ここには多くの人が集まって来るかと思います。



<この日の走行距離>札幌からここまで176キロ(セタカムイ岩から5キロ)

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セタカムイ岩

2012年07月26日 | 後志管内
前回からのつづき

トーマル峠を下って、今度は国道229号線を海沿いに
東へと進みました。
そして、次に立ち寄ったのがセタカムイ岩です。


セタカムイとは犬の神様という意味です。


この岩にはこんなお話があります。

昔、若い漁師が一匹の犬を飼っておりました。
ある時、その漁師は犬を置いて漁に出ます。
犬は浜辺で主人の帰りを待っておりました。
ところが、海は次第に波が高くなり、暴風雨となってしまい、
犬の主人はついに帰ってくる事はありませんでした。
暴風雨は何日も続きますが、犬はずっと浜辺で主人を待っていました。
ある夜、悲しげな犬の遠吠えが聴こえておりました。
翌朝、暴風雨が止み、犬の姿は消えておりました。
その代わりに、遠吠えをした犬の形をした岩がそそり立っていたそうです。



周囲にはセタカムイ岩だけでなく、非常に高い断崖絶壁がそびえ立っておりました。

長い年月をかけて、風雨にさらされて形成された岩は、
また長い年月をかけて、違った形へと変貌いていく事でしょう。
その時また、新たな逸話が残されるかもしれません。


この海岸線沿いは、こうした特徴ある奇岩が目白押しなのです。
次も奇岩を見に行きますよ。



<この日の走行距離>札幌からここまで171キロ(当丸展望台PAから19キロ)

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当丸展望台PA

2012年07月24日 | 後志管内
前回からのつづき

神恵内からは道道998号線を通って、
トーマル峠を越える事にしました。
現在のところ国道229号線を通って、
積丹半島をぐるっと一周出来るようになってますので、
観光客がこの道を通行する事はほとんど無いでしょう。
通るとしても、ほとんどが地元の方々でしょうし、
実際、この日走ってみても、
ぽつらぽつらとしか走っている車を見かけませんでした。

                    

そんな道の途中にあるのが当丸展望台PA。

悲しいことに、当丸峠の看板が雪の重みによるものなのか、
崩れてしまっています。
その後、修理する気配はないようで、放置されたままとなっております。
ここを訪れる人はほとんどないようですので、
あまり気にされる事もないのでしょう。



とは言え、ここからの眺めはなかなかいいものです。


どこまでも果てしなく続く原生林の大パノラマ。
かなり見ごたえがあると思います。



こうした眺めを独り占め出来るとは、ここは結構穴場ですね。


なお、このPAは覆道の途中に出入口がありまして、
見通しが必ずしも良くはありませんので、
出入りの際には注意が必要です。



<この日の走行距離>札幌からここまで152キロ(道の駅「オスコイ!かもえない」から21キロ)

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道の駅「オスコイ!かもえない」

2012年07月23日 | 後志管内
前回からのつづき

神威岬からさらに国道229号線を進みまして、
次に立ち寄ったのが道の駅「オスコイ!かもえない」。



場所的には大森トンネルという非常に長いトンネルを抜けた先にあります。
建物の背後には高~い崖がそびえ、
かつすぐ目の前には海がせまっているという、
非常に険しい地形の中に、この道の駅は存在します。


そのためか、ここは平成16年に台風による高波被害を受け、
以来、5年半以上の間閉鎖されていたといういきさつがあります。



ところで、ここ神恵内村は元々にしん漁で栄えた所でした。
村内にはにしんの一時貯蔵施設が50箇所以上もあったと言われ、
大正期には10万石以上も獲れた事があったそうです。


10万石がどれ程の量なのか、私には正直よく分かりませんが、
相当な量であった事には違いないようです。
ただ、それ以来、徐々に漁獲量は減少し続け、
今では幻の魚とまで言われるようになってしまいました。

最近、一部でにしんが獲れだしたという話を聞いた事はありますが、
それでも、かつてのように大豊漁となるのは難しい話なのかなという気がします。



にしんが獲れまくった日本海も、
かつての賑わいは今は昔という感じでしょうか。
この日は波穏やかで、
陽の光を受けて、光り輝いておりました。
そして、海から吹いてくる風がとても心地よく感じられました。



それでは次へと向かいますよ。


<この日の走行距離>札幌からここまで131キロ(神威岬から22キロ)

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神威岬(その2)

2012年07月22日 | 後志管内
前回からのつづき

遊歩道を引き返し、女人禁制の門を出て、
別の遊歩道を進むことにしました。



岬へと近づく事は出来ませんが、
高台の上から岬周辺を眺める事の出来るスポットがあるのです。



その展望スポットから見える、こちらの灯台が神威岬灯台。

非常に険しい地形の上に立つ灯台には、
かつて灯台守が常駐しておりました。
そのため大正期には念仏トンネル建設の発端となった悲劇も生まれましたが、
現在では無人化されております。


その灯台のすぐ向こうには神威岬があり、
さらにその先には岬の象徴的存在となっている神威岩があります。


この岩には義経伝説が残されております。
日高地方の首長の娘チャレンカは義経と恋に落ち、
義経一行を追って、ここまでたどり着きますが、
一行は既にここを出発した後でした。
悲しみに暮れたチャレンカは身を投げ、
この岩へと姿を変えたと言われています。
そのチャレンカの嫉妬心が、
女性を乗せた船を転覆させるようになったという言い伝えが残され、
この周辺が女人禁制となったそうです。



それにしても、女郎子岩のシララと言い、神威岩のチャレンカと言い、
義経さん、もてもてですな。

さてさて私は暑い中を歩き回ったので、
お約束のしゃこたんブルーソフト(300円)をいただきました。


ほんのりミントの味がすっきりしてて、いいですね。
ただ、この日は気温が高かったので、
あっという間に溶けてしまうものですから、
早く食べきってしまわないといけませんでした。



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神威岬(その1)

2012年07月21日 | 後志管内
前回からのつづき

食後、さらに積丹半島の海岸線沿いを走る国道229号線を進みまして、
次に立ち寄ったのが神威岬。
岬へは駐車場からまずはこの坂道を登って行きます。


それ程急という訳ではありませんが、
一直線でしかも見た目からして長く感じるので、
スタート時に「登ってやるぞ」という意気込みが必要です。



頑張って坂道を登りきりますと、門が見えてきました。

女人禁制の門です。
かつて岬一帯は女性が立ち入ると、
海が荒れて船が転覆するという言い伝えがあり、
女性は立ち入る事が出来ませんでした。



その禁制も幕末期には解かれ、今では女性の方ももちろん、
ここから先へと進んで行く事が出来ます。


岬まではアップダウンが結構ある遊歩道を800メートル近く歩いて行きます。
なかなかの体力が必要です。



それでも周囲に広がる積丹の綺麗な海を見ながら進めば、
思いのほか早く着くかと思います。



歩くこと数分で、念仏トンネルが見えるスポットへと着きました。

この写真だと、どこにトンネルがあるんだか、よく分からないので、
ずーっと拡大してみましょう。


この右側に見える、小さい穴が念仏トンネルです。
上の写真だとどのあたりか分かるかな?

大正元年(1912年)に灯台守の家族が町へ買い物に行く途中で、
荒波にさらわれて亡くなるという事故が発生しました。
そのため、同様の海難事故を防ぐべく、トンネルが掘られる事となりました。
工事は大正3年(1914年)に着工し、トンネルの両側から掘り進められますが、
中央部で食い違いが生じ、工事は中断します。
そこで犠牲者の供養を含めて、念仏を唱えて鐘を打ち鳴らしたところ、
お互いの位置関係が分かり、工事を完了する事が出来たそうです。
また、全長60メートルのトンネルは天井が低く、中が真っ暗なため、
念仏を唱えながら通ると安全だという言い伝えもあるそうです。
とは言え、周辺の岩盤からの落下が多く発生しており、
念仏を唱えたところで、危険きわまりないので、
現在では、ここは立ち入る事が出来なくなっております。


さて、それではさらに先へ進みましょう。
と、いきたいところでしたが、
実はここから先も通行止めとなっておりました。


どうやら、この先で大雨による土砂崩れが発生したんだとか。


女人のみならず、男子すらも禁制の神威岬でした。

<この日の走行距離>札幌からここまで109キロ(海鮮味処「新生」から3キロ)

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「海鮮味処 新生」の三色丼

2012年07月20日 | 後志管内
前回からのつづき

女郎子岩を見た後は2キロ程の遊歩道を歩いて戻り、
駐車場に置いてある車へと乗り込みました。
当然、車の中は
とんでもなく暑くなってました
ハンドルなんて、熱くてまともに触れやしません。

エアコンを強くしたものの、すぐには効いてくれずに、
汗をだらだらとかきながら、車を進めました。



ようやくエアコンも効いてきて、
車の中も涼しくなってきたかなと思った頃に、
国道229号線沿いに一つのお店を発見。
「海鮮味処 新生」というお店です。
早速、中に入りまして、生うに・ぶり・いくら丼(2300円)を
いただきました。



積丹では6月よりうにが解禁となっているのです。
ぶりも積丹で獲れるのだそうです。


おいしいものはあっという間にたいらげてしまいますね。
気がついたら、完食しておりました。


お店の住所は積丹町字余別


<この日の走行距離>札幌からここまで106キロ(島武意海岸から12キロ)

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女郎子岩(その2)

2012年07月19日 | 後志管内
前回からのつづき

長い長い遊歩道はさらに続きます。



ここまでにかなり体力を消耗してしまった気はしますが、
前日いささか食いすぎてしまった感がありましたので、
これ位は歩かないといけないよなと思いつつ進みました。



駐車場から2キロ程歩きましたでしょうか、
下のほうに1つの岩が見えてきました。
これがお目当ての女郎子岩です。


この岩を見るには、車ですぐ近くまで行く事は出来ません。
いくつかのルートで遊歩道を通って、たどり着く事が出来るのですが、
いずれにしても、相当な距離を歩かないといけません。
苦労した末にようやく見る事の出来る貴重な岩です。



この岩には悲しい伝説が残されております。
いわゆる義経伝説です。


北へ向かう義経主従は途中で大シケにあい、
やっとの思いでこの辺りへ着きます。
傷ついた義経は酋長の娘シララ姫の看病により傷が癒え、
互いに恋想う仲となります。
しかしながら、義経は再び船出しなければいけませんでした。
涙にぬれ声を枯らして義経の後を追うシララ姫でしたが、
その想いはかなわず、大波にのまれてしまいます。
その直後に姿を現したこの岩をシララ姫の化身と
誰もが信じるようになりました。
やがて、この岩は女郎子岩と呼ばれるようになったそうです。



その岩を見下ろすかのように断崖絶壁がそびえ立っておりました。
結構見ごたえのある崖ですね。



ここから元来た道を引き返しますよ。

ちなみに、ここまで歩いて来た道は「シララの小道」と言うそうです。


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