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まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

キムンドの滝

2010年10月25日 | 胆振管内
前回からのつづき

「とうや・水の駅」から洞爺湖の北岸を走る道道132号線を進みました。
この道は概ね湖岸に沿って走っているのですが、
非常に曲がりくねっており、ハンドルさばきの面で
とっても走りごたえのある道となっています。
所々に直線が続いたりしますが、そんなに太い道ではありませんし、
突然急カーブに入ったりするので、
調子に乗ってスピードを出し過ぎないようにしましょう。



そんな道を進んで、向かった先がキムンドの滝。
道道から2キロ奥へと入り、
さらに駐車場から数百メートル程、川沿いに歩いていきます。



川のそばには、あじさいの花が咲いておりました。


あじさいは初夏というイメージがあったので、
夏真っ盛りの時期に咲いているとは、ちょっと意外でした。



滝へと続く道は、出だしややぬかるんだ道を進みますが、
途中から遊歩道が整備されておりますので、
歩きにくいという事はありません。



それでも、足元を流れる川の流れの激しさに、
思わず圧倒されてしまいそうでした。



そんな豪快な川を見ながら歩くこと10分程で、滝が見えてきました。
こちらも非常に激しく流れ落ちており、周囲にごう音を響かせておりました。



このキムンドの滝にも、いわゆる義経伝説が残されております。

1189年(文治5年)10月、本州より逃れてきた源義経は、
さらに満州に赴こうとして、満州の事情を聞くため、
この近辺に住んでいたアイヌの酋長「キムンド」に面会を求めます。
ところが、近くの洞窟に一週間滞在したものの、
ついに面会を謝絶されたため、
日高の酋長に満州の事情を聞いたうえで、満州へ渡ったそうです。



ところで、この近辺の岩盤は約1000万年前に
噴出したマグマで形成され、風化が進んでいるために、
あちこちで落石が発生しております。


特に悪天候時には通行しないようにという看板もありましたが、
上を見上げると、今にも崩れ落ちて来そうで、
何かしゃれになりません。



ここを訪れる時はくれぐれも気をつけましょう。

<この日の走行距離>函館からここまで205キロ(「とうや・水の駅」から11キロ)


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とうや・水の駅

2010年10月24日 | 胆振管内
前回からのつづき

長万部から噴火湾沿いにさらに北上し、
やがて洞爺湖のほとりにある「とうや・水の駅」に着きました。


こちらは道の駅ではありません。水の駅です。
中は地域の情報コーナーや特産品の売店、軽食コーナーなどがあり、
機能的には道の駅と大して変わりませんが。



建物の裏手には洞爺湖が広がっております。

湖の中央付近にある中島がシンボル的存在となる湖です。

そんな湖のほとりにある彫刻一つ。

折原久左ェ門作の「波遊」です。
まさにぴったりの場所にある作品ではないでしょうか。



この日は天気もよく、風も穏やかで、静かに波が寄せていました。


カモメもそんな湖のほとりで、
ゆったりとくつろいでいるようでした。



こちらも少しゆったりと休憩してから、
次へと向かうことにしましょう。



<この日の走行距離>函館からここまで194キロ(長万部から60キロ)


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道の駅「あぷた」

2010年10月03日 | 胆振管内
前回からのつづき

富川から日高自動車道、そして道央自動車道へと乗り継ぎ、
伊達ICへと向かいました。
この間、苫小牧、室蘭といった市街地をすっ飛ばしましたので、
一般道を進むよりも、かなり早く行けたと思います。



やがて、道の駅「あぷた」に到着。


この道の駅は漁港を見下ろす高台の上にあり、
夕刻ともなると、夕陽と漁船がマッチしていい眺めになるようです。


道の駅の中にそうした写真が貼られておりました。
いつかはそんな絵になる写真を撮ってみたいものです。



これから向かう噴火湾の向こう側。

今のところ雨はまだ降ってはおりません。
もや~とした感じですが、どうなることやら。



<この日の走行距離>釧路からここまで423キロ(富川から139キロ)


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道の駅「ウトナイ湖」

2010年06月09日 | 胆振管内
前回からのつづき

5月4日(火)
4日目(最終日)のスタートです。
札幌から国道36号線を南下し、
この日最初に立ち寄ったのが道の駅「
ウトナイ湖」。

昨年10月に開設されたばかりの道の駅でして、ここを訪れるのは初めてです。
見た目シンプルな造りですが、中はレストランもあり、売店も品数が多く、
色々と充実した道の駅です。
この日は、ゴールデンウィークというせいもあって、
非常に混み合っておりました。



この裏手には、その名のとおりウトナイ湖があります。


さすが、鳥獣保護区に指定されているだけあって、
この時期も白鳥をはじめ多くの野鳥がおりました。



しかも人のいる岸辺に寄ってきております。

やっぱり、こういう所にいるのは野生なのに人慣れしているんですね。


下を見ると魚も来ておりました。


・・・・・・
春の陽射しを静かに受けて、おだやかな湖でした。



<この日の走行距離>札幌からここまで57キロ


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道の駅「とうや湖」

2010年05月27日 | 胆振管内
前回からのつづき

サイロ展望台から国道230号線をさらに北上しまして、
次に立ち寄りましたのが道の駅「
とうや湖」。

ゴールデンウィーク期間中だった事に加えて、
ちょうどお昼どきという事もありまして、
道の駅の中にある食堂はほぼ満席でした。
農家の野菜の直売所も非常に混雑しており盛況でした。

おかげで飯も食えずに、ゆっくり中をまわる事も出来ませんでしたが。


それはさておき、
道の駅の裏手にある展望台からは文字どおり
洞爺湖を見下ろすことが出来ます。


サイロ展望台とはまた違った角度から湖を眺めることとなります。


遠くの山頂にはザ・ウィンザーホテル洞爺がうっすらと見えました。

お馴染みサミットの会場ですね。
1泊何万円するんだろうか。
私には高級すぎて手が出ません・・・



・・・・・・
春というには、ちょっと早い光景でした。



<この日の走行距離>室蘭からここまで69キロ(サイロ展望台から5キロ)

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サイロ展望台

2010年05月26日 | 胆振管内
前回からのつづき

金比羅火口災害遺構散策路から国道230号線を北上し、
サイロ展望台へと向かいました。
道路脇に立つ2本の小さなサイロが目印です。



ここの裏手では洞爺湖を間近に見下ろすことが出来ます。

中島すらもこれだけ近くに実感出来るものですから、
なかなか迫力がある眺めになっております。


遠くに有珠山を眺めることが出来ました。

こうして見ると、いたって平和な山なんですけどね。

また、ほとんど注目する人はおりませんが、
背後に広がる田園風景は結構おすすめの眺めです。


遠くに白い雪が残っている山々。
そして、その手前に畑の緑が広がっている風景は
ここに限らず、個人的に好きなんですよね。



<この日の走行距離>室蘭からここまで64キロ(金比羅火口災害遺構散策路から10キロ)


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金比羅火口災害遺構散策路(その2)

2010年05月25日 | 胆振管内
前回からのつづき

さらに散策路を進みますと、今度は団地が見えてきます。



ぱっと見、何の変哲もないように見えますが、
近付いてみますと、入り口がほとんど埋まっておりました。



さらに裏手にまわりますと、あちこちに破壊された痕が見られます。
噴石の直撃でも受けたのでしょうか、壁もかなりやられているし、


ベランダもこんな感じです。


もはや人の住める状態ではありませんが、
最上階のベランダからは木が育っておりました。


噴火からの10年という歳月を感じさせてくれます。


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金比羅火口災害遺構散策路(その1)

2010年05月24日 | 胆振管内
前回からのつづき

西山火口散策路からは、洞爺湖温泉街にほど近い所にある
金比羅火口災害遺構散策路へと向かいました。


有珠山が噴火した翌日の2000年(平成12年)4月1日に、
北西側にある金比羅火口でも噴火。
周囲に多くの噴石と火山灰を降らせ、
さらに大量の熱泥流を流出させました。


こちらはかつての公衆浴場「やすらぎの家」です。
1977年の有珠山噴火後に泥流対策として設けられた流路工すらも
溢れ出てしまった熱泥流がここを直撃しました。



ロッカーの上から2段目あたりから下が埋もれてしまっております。
ロッカーの高さを考えれば、その量たるや、
相当なものであったと想像がつくかと思います。



ちょうど噴火の前年に浴場を修復したばかりだったそうですが、
見るも無残なまでに破壊されてしまいました。



こちらは国道230号線に架かっていた「木の実橋」。


熱泥流は約87メートルもこの橋を押し流したそうです。


ものすごい自然のパワーとしか言いようがありません・・・


<この日の走行距離>室蘭からここまで54キロ(西山火口散策路から6キロ)


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西山火口散策路(その3)

2010年05月23日 | 胆振管内
前回からのつづき

災害の爪あとはまだまだ残されておりました。

地殻変動で地面が陥没したために、
大きな水たまりが出来てしまいました。


これは池でも沼でもありません。あくまでも水たまりです。

道路がその水たまりに向かって沈んでいっております。


標識のある電柱のすぐ横では、
水面付近に車の屋根らしきものが見えています。



こちらの道路は一見、何の変哲もないように見えますが、


その先を進みますと、断層が出来ており、


さらにその先では土砂に埋もれておりました。

きっとここを掘ると、アスファルトが顔をのぞかせるはずです。

散策路の一番高い所からは今も噴煙が見えます。

ただ、以前ここを訪れた時は山並みが見えなくなるほど、
もうもうと噴煙が昇っていたものでした。
その頃に比べれば、勢いはだいぶ衰えたと思います。
あれから10年という年月を経て、
噴火活動は落ち着いたのかもしれません。



しかしながら、過去100年間に有珠山は4回噴火しております。
この散策路は既に観光地として認知され、訪れる人も多くなりましたが、
将来いつか再び噴火する可能性があるという事は
頭の中に入れておかなければなりませんね。



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西山火口散策路(その2)

2010年05月22日 | 胆振管内
前回からのつづき

さらに散策路を進みますと、小山のようなものが見えてきました。


これは火山活動によって、6~7メートルも隆起して出来たものです。

ボックスカルバート(函型管渠)も、ひょっこり姿を現わしております。


そのすぐそばでは住宅が破壊されておりました。

かつての門と車庫も下の部分が相当浮いています。


銘菓「わかさいも」の工場もご覧のとおり、
建物そのものがぐんにゃり曲がってます。


自然の力の強さをまざまざと見せつけられたような気がします。


そのお菓子の原料となる豆畑は火山灰に覆われていて、
その痕跡すらも残ってませんでした。



電柱はぽっきりと折れ曲がっていますし。


工事に使用されていた重機も土砂に埋もれて
残されたまんまになっております。


置き去りにして避難しなければならなかったというのは、
それだけ緊迫していたという事なのでしょうね。


・・・・・・
散策路はまだ続きますよ。




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