上白滝駅

前回からのつづき

一旦、滝上に出て、国道２７３号線を南下しました。
さらに国道３３３号線を東へと向かいまして、
次に立ち寄ったのが上白滝駅です。

いかにも田舎に似つかわしい、この古びた駅は、
巷では「秘境駅」として知られているのです。


その秘境駅たる所以は、列車によるアクセスの不便さにあります。
何せ網走行きの普通列車で７時４分に着きますと、
お帰りは旭川行きの１７時８分まで待たないといけません。
実に１０時間の待ち時間です。
逆の行程ですと、次の列車まで一晩ここで過ごす事になります（笑）


こちらが駅前通り（？）です。
見るからに、寂しすぎます。
脇に停めてあるナンバーが外された車が一層寂しさをかきたてます。
ここで１０時間以上過ごすというのは、至難の技ですね。

ちなみに国道からこの通りを通って駅舎までは、
ほんの数百メートルしかありませんので、
車でアクセスした場合には、
秘境駅という意味合いはかなり薄れてしまいます。


こちらは駅舎の中です。
夏真っ盛りだというのに、スノーダンプが置きっぱなしです。
ポスターもはがれたまんま・・・


この上白滝駅の前後の駅はと言いますと、
３．３キロ先に白滝駅がありますが、
反対方向の上川駅だと３４キロも先となります。
上り普通列車ですと１時間８分もかかりますが、
これは日本最長の所要時間となっているそうですよ。


駅の案内板をよーく見ますと、
「かみかわ」の字体がちょっと他とは異なっております。

近づいて見ると、うっすらと「おくしらたき」の文字が見えました。
どうやら、以前は上川駅との間に奥白滝駅なる所があったようです。

この駅もいつかは無くなる時が来てしまうのでしょうか。


＜この日の走行距離＞紋別からここまで１５８キロ

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道道１３７号線の途中でいい景色に遭遇

前回からのつづき

興部から国道２３９号線を西へと進みまして、
西興部から道道１３７号線を南下しました。
その道すがら、景色のいい所を見つけました。


位置的には札久留峠よりやや西興部よりでしょうか、
何と言う場所なのかよく分かりませんが、
周囲を山に囲まれた風景はなかなかいい眺めだと思います。


このあたりは通る車も少なく、静かに景色を堪能する事が出来ました。
近くでは、鳥のさえずる声、さらには虫の鳴き声が聞こえておりました。
とてものどかで、こちらものんびりとした気持ちになりました。


この日は出発時、曇り空で肌寒かったものですから、
長袖を着ておりました。
ここにきて天気が良くなり、気温も急上昇してきました。


半袖に着替えて、再出発しましょう。


＜この日の走行距離＞紋別からここまで８５キロ（道の駅「おこっぺ」から３６キロ）

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道の駅「おこっぺ」

前回からのつづき

日の出岬から折り返して、道の駅「おこっぺ」に向かいました。


ここには平成元年までＪＲ名寄本線の興部駅がありました。
急行「天都」や急行「紋別」の停車駅だったという事ですので、
当時はそれなりに乗り降りする人がいたのでしょうね。


今ここで当時を思い出させるようなものと言えば、
オブジェとしての蒸気機関車の車輪と、
ディーゼルカーの車両だけです。

車両のほうは、すっかり改装されておりますので、
当時と同じ姿という訳ではありませんが、
宿泊する事が出来るようになっております。


ここに来て、うれしいお知らせが一つ。

空が晴れてきました！

快調なドライブを続けられそうです。

＜この日の走行距離＞紋別からここまで４９キロ（日の出岬から１３キロ）

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日の出岬

前回からのつづき

７月１５日（日）
２日目のスタートです。

宿泊地の紋別から国道２３８号線を北上しまして、
まず最初に立ち寄ったのは日の出岬。


この岬はオホーツク海に向けて、
ちょこんと飛び出た形となっており、
周囲に見通しよく海を眺める事が出来ます。


ここからそばに見えているのが、その名も「ホテル　日の出岬」。

今から１０年程前に、ここのホテルで日帰り入浴をした事があります。
訪れたのが真冬の季節だったものですから、
露天風呂から見下ろすオホーツクの海は、
一面、流氷に覆われておりました。
ちょうど夕方にさしかかった時間帯で、
流氷全体が夕日色に綺麗に染まっており、
いつまでも眺めていたくなるような幻想的なものでした。


いつかまた、この海でそんな光景を見たいものです。


この日の海は沖合いまで見通せる程に視界はいいものの、
空を見上げると雲が覆っておりました。
薄日はさしておりますが、もう少し日が欲しいところです。

この先の天候がちょっと心配です。

＜この日の走行距離＞紋別からここまで３６キロ

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お宿は「紋別セントラルホテル」

前回からのつづき

紋別の街なかへと入りまして、
この日の宿泊先である「紋別セントラルホテル」に入りました。


こちらが夕食です。
お刺身、天ぷら、お鍋に茶碗蒸し、それからイクラ。
お味噌汁の具はホタテとなっております。


さらにはカニの脚が３本付き！

お腹いっぱいいただきましたよ。


＜この日の総走行距離＞２８３キロ

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オホーツク流氷公園

前回からのつづき

湧別から国道２３８号線を北上しまして、紋別へと向かいました。
街に入る手前で見つけましたのが、オホーツク流氷公園です。


この公園は平成２１年にオープンしました。
全部で４つのブロックに分かれておりまして、
まず１つめは、「みどりに親しむ楽しみの場所」となっております。


そこには、こうした広々としたお花畑が広がっておりました。
その大部分を占めていたのが、ラベンダー畑です。
全部で１万７０００本も植えられているそうですから、
かなりの規模ですね。


また、ここからですと、遠くにオホーツクタワーを目にする事も出来ました。
あそこはすっかり紋別の代表的な観光施設になったのではないでしょうか。


お花畑の脇を通る道は真っ直ぐに続いております。
これを進んでみましょう。


やがて見えてきたのが綺麗に整備された芝生です。
天気のいい日にでも、寝っ転がったりしたら、さぞかし気持ちいいでしょう。

このあたりは２つめのブロック「人と人の交流が育まれる場所」です。
奥に見えている建物が交流のための施設でして、
中にはものづくりの体験学習施設や屋内の遊戯室などがあります。


さらに進むと、色々な遊具が見えてきました。
大きな滑り台やジャングルジムなんかがあるようです。
多くの家族連れでにぎわっておりましたよ。


ここまでで最初のお花畑から５００メートルは歩きましたでしょうか。
それでも道はまだまだ先へと続くようです。

この先には「紋別の風景と辺りの広さがすてきな場所」、
「うみとそらのまじわる場所」というブロックがあるのですが、
そこはまだ工事中とのこと。
完成は平成２６年だそうです。
全部が完成したら、相当でかい公園になりそうですね。


＜この日の走行距離＞釧路からここまで２７８キロ（前浜展望台から２５キロ）

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前浜展望台

前回からのつづき

サロマ湖からは湧別の漁港のほうへと向けて車を走らせました。
この港のすぐそばにあるのが前浜展望台です。


早速、展望台の上へと登ってみました。
展望台のある場所が海からやや引っ込んだ所にあるので、
ここから見える眺めというのは、海の風景と言うよりも、
どちらかと言うと漁港の風景です。


オホーツクの海は少し遠くに見えますので、
前浜という言葉にひかれて行くと、
少し違和感を感じるかもしれません。


この展望台に至る看板はないので、
ここを訪れる人はほとんどいないのではないでしょうか。
私が訪れた時も、人の姿は見えず、ひっそりとたたずんでおりました。
これはかなりマニアックなビューポイントですね。

私もつい最近までこの展望台の存在を知りませんでしたよ。

＜この日の走行距離＞釧路からここまで２５３キロ（サロマ湖から９キロ）

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サロマ湖

前回からのつづき

上湧別からさらに進みまして、一旦、サロマ湖へと出ました。
この日訪れましたのは、湖の北西に位置する駐車帯です。


サロマ湖は周囲９０キロもある非常に大きな湖ですが、
ここからですと、ちょっとその大きさを実感するには、
分かりにくい場所かもしれません。


ちなみに、この場所の向かいにはサギ沼原生花園があるそうです。

ただ、見ても花の姿はそこには見られず、
ただの野っぱらが広がるのみ。
真ん中にちらっと見えているのがサギ沼でしょうか。


先ほどまでかなり天気が良かったのに、
いつの間にか、どんより天気になっておりました。
私が北を目指しますと、どうも空模様があやしくなる事が多いのです。
果たして、これから先どうなっていくでしょうか。

まさか雨なんて降らないよね。

＜この日の走行距離＞釧路からここまで２４４キロ（道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」から１２キロ）

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道の駅「かみゆうべつ温泉 チューリップの湯」

前回からのつづき

遠軽からは国道２４２号線を進みまして、次に向かったのが、
道の駅「かみゆうべつ温泉　チューリップの湯」。


この道の駅はかつてあった中湧別駅の敷地内に作られました。


中湧別駅は平成元年に廃駅となった駅ですが、
名寄本線と湧網線が接続し、急行列車も停車していたそうですから、
かつては、それなりのにぎわいを見せていたのでしょうね。


今はこうして、車両とホームが展示されており、
当時の雰囲気を味わう事が出来るようになっております。


上を見ますと、古い看板だとか時計だとかがあったりして、
古き懐かしき停車場という言葉がしっくりくるような所だと思います。


ところで、こちらは道の駅の向かいにある湧別町文化センターTOMです。

中には公民館、図書館や役場の出張所なんかが入っておりますが、
ここで一番面白いのは漫画美術館です。
モンキーパンチ、いがらしゆみこ、里中満智子、石ノ森章太郎と言った
名だたる方々の原画がずらりと並んでおります。
さらには、オホーツク国際漫画大賞の受賞作も展示されておりまして、
思わず、くすりとしてしまう作品ばかりです。
これが無料で楽しめるというんですから、何ともお得ですね。


＜この日の走行距離＞釧路からここまで２３２キロ（瞰望岩（がんぼういわ）から１８キロ）

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瞰望岩（がんぼういわ）

前回からのつづき

見晴牧場から次に向かったのが、遠軽のシンボルとなっている瞰望岩。
地上からの高さは実に７８メートルをほこります。

この岩はてっぺんまで登って行く事が出来ます。


と言いましても、ロッククライミングをする訳ではありません。
ほぼてっぺんに近い所まで車で行く事が可能なのです。

ちなみに、これが瞰望岩への登り口ですが、
こうして見ると、岩を登ると言うよりちょっとした遊歩道を進む感じですね。


それでも進むと、どんどん斜面を登って行く事になります。
登り始めて、ものの１～２分でしょうか。
あっという間にてっぺんへと到着しました。


アイヌの人々はこの岩の事を「見張りするところ」「眺望するところ」
という意味のインカルシと呼んでいたそうです。
ちなみにこのインカルシが遠軽の地名の語源となっております。


ここからは、その意味がなすとおり、眺望よく、
遠軽の町を見渡す事が出来ました。
町の見張りだって、出来そうです。


しかし、この岩には転落防止用の柵が設置されておりません。
下を見下ろせば、まじ恐いです
安全保障などいっさいありませんので、ご注意を。


＜この日の走行距離＞釧路からここまで２１４キロ（見晴牧場から４キロ）

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