５味

寿司のまつくら。
偲ぶ会の料理は続きます…。

続きますって、まだ刺身しか紹介していませんからね。
「これ、ここの浜のやつ。」
大将自ら小上がりの席まで持ってきてくれました。
いやぁ、ありがたいですっ。

いい色の赤だなぁ。
ホヤって、いくつくらいから食べられるようになったんだったかな。
三國シェフの言葉をお借りすれば、味覚の５つが含まれている貴重な食材。
甘味、酸っぱ味、しょっぱ味、苦味、そしてうま味。
子どもの頃から食べていれば、研ぎ澄まされた味覚の持ち主になっていたのになぁ。



よく覚えてないけど、ワタクシがホヤを食べたのは、もう働き出してからのことだったような…。
ちょっと“繊細な味覚”という訳にはいかなかったです。

世のお父さま、お母さま。
子どもにホヤ。
食べさせてくださいませ。



ちなみに、このホヤ。
生ですね。
んー。
しょっぱ味はわかった。
初めに少し苦みがあるかな。
もちろん好物ですから、うま味もわかります。

あれっ、この場合の「美味い」は「うま味」とは違うかもね。
やっぱり５つは確認できずということで。

偲ぶ会

３日連チャンの最終日は木曜の９日。
駅前にある寿司のまつくらでした。
今年の夏に亡くなった大切な人の遺影を飾っての“偲ぶ会”。

しんみりした会。
じゃないんですね。

いつも前向き。
賑やかなことが好き。
このマチのことを一緒に考えてくれた人。
口癖は「パーッとやろうぜ。」

でも、いつもこんなに美味そうな食べものが並んでいても、滅多に箸をつけなかったなぁ。
よくしゃべって、人の話もよく聞いて…。
ウイスキーの水割りを飲み続けてた。

「１杯目はやっぱりビールじゃないか？」
遺影の前に置くお酒。
「いや、最初から水割りだよ。」
そうだね、そうだった。



まつくらのカウンター。
大将の顔が一番よく見えるところ。
よく座った席は、そのカウンターか、その前に４つあるテーブル席。
奥の方だったかな。



飲むとあまり食べない人だったんですけどね。
ラーメンを作ったりするのは好きだったんだなぁ。
器用な人でした。

もうだいぶ前のことだけど、マチはずれにある食事処の厨房に入っていたこともあったっけ。
想い出はつきないものです。



これからは直接話すことが出来なくなりましたけどね。
話し合うネタだけは、いつも持ち合わせておきましょう。
あなただったら、どう思うのか…。
人の懐に飛び込む勇気をいつも持ち合わせていたなぁ。
「なぁんも心配ねぇ。」

みんなの心に焼き付いている想い出の数々。
というよりも“想い出のシーン”かな。
これからはそれを糧に、あなたの代わりになってこのマチの未来に飛び込んでいきたいと思います。



食の素晴らしさ。
自然の豊かさ。
増毛の魅力を掘り起こすためには、何事にもどん欲な気持ちと仲間を大切にする心を持つこと…、かな。



自分なりに偲んでみた答え。
今日からコツコツ歩いて行くことにするとしましょう。

食べきれない…かも。

さてさて。
もう土曜になってしまいましたが、水曜の食事処“福よし”に行った飲み会の続きを。
紹介しきれなかった料理がたくさんありますからね。

お酒はビールを…。
もうグビグビと飲み干すような暑さではありませんからねぇ。
チビリチビリと。
やっぱり日本酒の方が良かったかな。

お刺身のあと。
頃合いを見計らって次の料理が運ばれてきます。

なのにワタクシの場合、しゃべるのに忙しいのと写真も撮らねばならないことが重なってしまいます。
口に運ぶタイミングが、なかなか取れないんですよ。
なのでテーブルには、料理の置き場所がだんだんと無くなってきて…。

どれもきれいに盛りつけられて来るもんですから、ついつい写真を撮るのに夢中になっちゃうんですよね。
福よしではいつもそう。
魅力的なんですよ。
気分的には、料理を撮るだけで半分くらいお腹が満たされた感じなんですけど、ってもちろん最後には全部食べますけどね。



これはサラダ。
ワタクシはアスパラがちょっと苦手なので、それだけはお隣の方へ。
レタスやニンジンなどシャキシャキの野菜。
ソテーされたエビとホタテ。
底に敷かれた大きなイモのスライス。
この一品でも食べ応え十分なんですけどね。
たくさん続くんですよ。



あんかけソースの上にのったタラ。
シンプルだからこそ美味いのか。
白いご飯が欲しくなっちゃいます。

ツルツルっとした食感は何だろう。
これは初めて見るなぁ。
温泉卵、大好物です。
半分、そしてもう半分に切り分けて、全部混ぜて…。



そしてカットステーキ。



いやぁ、食べたわ。
これだけ食べて、たらふく飲むわけですからね。
しかも運動もせず、特技は寝ること…。
最近買ったズボンのウエストは１００。

自分でもビックリです。
冬だけど本格的にウオーキング始めようかなぁ。

脈々と

さて、１２月もあと３週間。
早いなぁ。
また１つ年とるわぁ。
師走でしたっけ、今月。

ホント、走って時間を追い越せるものなら、２、３日戻りたい。
あ、２、３日なら飲み会の最中か…。
１ヶ月前、いやいやもうちょっと若い時の方がいいかもね。
と、だんだん欲が出てくるからダメなんだな。

時間はみんなに平等に与えられているハズなのに。
それぞれの感じ方はバラバラ。
当たり前のことなんですけどね。
皆さんはどうですか？



考え方がグラグラしたり、ちょっと凹んだり。
そんな時は、駅前通りを歩きます。
車でゆっくり走る時もありますけど。
なにせ寒がりの面倒くさがりなので…。

歩きながら建物の中を見て、ちょっぴり気分的にタイムスリップして…。



毎日蕩々と流れ出る暑寒の伏流水。
この水じゃないと、というファンも多いですね。
ワタクシは、たまに立ち寄ったときに口にする程度。
お酒づくりに使われる大切な水。



人もモノも地域にあるものは全てが資源。
あとは使いようということか…。

さて来年は選挙の年ですなぁ。
使う側と使われる側、要望する側と叶える側。
それぞれの思惑が渦巻く年。

マチの人のため。
故郷増毛のため。
そんな大人の議論が始まるのを見てみたいものです。