津波による甚大な被害を受けた福島第1原発。
廃炉に向かって作業が着々と…、そう言いたいところだけど、震災発生から14年が過ぎてもなお、確かなことがわからないんだから。

燃料の搬出は、早くても12年後…。
この「早くても」ってフレーズが曲者です。
どこまで延びてしまうのでしょうね、それとも革新的な技術が突如現れて半減させることが出来ちゃったり…。
そんな願いも含まれているのでしょうか。

いずれにせよ、残り少ない人生のワタクシには関係無いのです。
せいぜいマゴ君たちの時代にしっかりと考えていただきましょうか。
そして応分の負担もお願い致します。

この問題に社会が真剣に取り組むのかどうか…。
いつも先送りだからなぁ。

福島の除染土の扱いもそうでした。
再利用など誰も手を挙げるハズも無く、真剣に考えた人だけが苦渋の決断をする…。
そう言えば、その除染土の再生利用が始まったと次のように報じられましたね。
東京電力福島第一原子力発電所の事故後に除染で取り除かれた土の「再生利用」について、19日午前、総理大臣官邸の敷地内に福島県内の中間貯蔵施設で保管されていた土が運び込まれ、全国で初めての再生利用が始まりました。
東京都千代田区の総理大臣官邸に、福島県内の中間貯蔵施設から除染で取り除かれた土を積んだ10トントラックが到着し、官邸の前庭で土のう袋が下ろされたというもの。

原発事故の後、福島県内で除染によって取り除かれた土は県内の中間貯蔵施設で保管され、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められているので、政府はその量を減らすために放射性物質の濃度が低い土を全国の公共工事の盛り土などで再生利用する方針とか。
今回運ばれた土は、福島県での実証事業を除いて全国で初めて、総理大臣官邸で再生利用されるもの。
官邸の前庭に60センチの深さで入れ、通常の土を20センチ以上被せるとしているのですが、使われる土の量は2立方メートルだけど10トントラックで運んだのですね。
この先、どれほどの予算をかけ、どれだけの効果を挙げられるのか。
そもそも話題が継続されるのかも心配です。