徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

Museum of Indian Culture

2010年07月02日 | Philadelphia周辺情報
引越し前日、作業の合間をぬって、Museum of Indian Cultureに出かけました。
ここは、「SHAMAN'S CIRCLE(シャーマンの環)」という本を読んでから、この博物館があることを知り、どうしても行ってみたかったのです。
小さな博物館だという事は、ウェブサイトから気づいていましたが、ほんとに小さな所でした。開いているのも、金・土・日だけです。



ドアベルを鳴らすと、おじさんが出てきて、入館料を支払う間もなく、中を案内してくれました。Museumと言っても展示室は二つしかありません。個人のコレクションのような博物館です。
フランスの影響を強く受けた部族の展示が多くされていました。案内役のおじさんは、私の拙い英語でもよく質問を聞いて答えてくれました。
結局、入館料は最後に支払いました。

インディアン達は得物を捕まえて、肉は食べ、皮は服などに、骨は装飾などに使い、無駄にすることはありませんでした。食物を栽培し、土地が痩せて行くと、また別の場所に移り住みましたが、彼らは天然の素材しか使っていなかったので、残した物はすべて土に帰ります。
50人ほどの共同生活で、お互いに助け合って暮らしていた彼ら。女性がしっかり家庭を、村を守っていたことにも感心しました。
彼らの様に暮らしていけたら・・・と、思わずにはいられませんでしたが、もう、今の私にそこに戻る勇気はありません。現代社会に生きる我々が忘れてしまった当然の事、でも、なかなかそこに戻るのは難しい事を改めて考えさせられました。

このMuseum of Indian Cultureでは、8月20.21.22日とRoasting Ears of Corn Festivalが行われるそうです。