徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

How to Look Good Naked

2008年02月16日 | 映画・テレビ番組・本など
大好きだった番組「Queer Eye for the Straight Guy」の新シリーズはもうないのかなぁ・・と残念に思っていたら、このFAB FIVEの中のCarsonが出ている番組「HOW TO LOOK GOOD NAKED」を見つけた。
「ありのままの貴方でいいのです」と言う聖書の中のメッセージが聞こえてきそうなこの番組だ。

自分のルックスにコンプレックスを持っている女性に、自身を持たせ、ダイエットするのでは無く、そのままの彼女を美しく見せる方法を教えるという番組。
最初に、下着姿で鏡に囲まれ四面楚歌状態にされる女性達。そもそも番組自体、台本があって、女性モデルや女優の卵なのかもしれないけれど、それでもその状況はプレッシャーだろう。そこで、自分の体の嫌いな部分を挙げながら、泣いてしまう女性もいる。
その後、下着選びでは、プロがアドバイス。体形に合った下着の選び方を教えてくれる。下着だけでこんなに見た目が変わるものかと驚かされる。
洋服を選んだり、エステに出かけたりと、コンプレックス解消のために街に出かける。Carsonと共に、ダンスをしたり、ビーチでパーティーをしたりする事も。
終盤、ヘアスタイリストの所で、最後の変身。ヘアスタイルを変え、お化粧をしたらもう別人である。
最後に、写真を撮るのだが、それがヌード。もちろん隠す所は隠すので、我が家では子供たちも一緒見ています。

最初の鏡の前の状態で撮った写真をダウンタウンのビルに写して、通りすがりの人の意見を聞くのだが、自分で思っているよりも巷の反応は好意的。本人は漠然と太っていると思っていても、待ちの人は「足のラインが奇麗」とか「バランスがいい」とか何か見つけて褒めてくれる。
最後に、撮った写真をまたビルに写して、今度は本人自身が通りすがりの人に意見を求める。「私なんだけど、どう?」みたいに。そこで直接褒め言葉をもらう事によって、ますます自分の外見に自身が持てるようになる。

まさに、Before and After、よくあるMake up 番組ではあるが、エスコート役がCarsonであるというのがこの番組の魅力だろう。
彼は、男性でありながら(ゲイなのだけれど)、下着姿の女性と居てなんら違和感が無い。しかも、足が太いだのお腹が出てるだの鏡の前で自分の体を卑下する女性に対して、彼女達の体に触れながら、「肩のラインは奇麗じゃないのぉ~」「股は太くても、膝から下はとっても奇麗よぉ~」とオネエ言葉で褒めちぎる。次第に女性も自信を持って行く。
エステやビーチには、ちょっと不思議な格好で同行して、面白い事を言いまくる。Carsonのような人が近くに居たら、楽しくて、毎日がハッピーだろうなと思う。

明らかに病的に太っていたりする場合は別だけど、人にはいろんな体形があって、それでいいという考え方。そして、そんな自分を卑下せずに、良い所に自信を持ってアピール出来るようなファッションを教えてくれて、そのままの自分自身に自信を持つ事が美しく見える秘訣だと教えるてくれる。
肥満大国アメリカも行き過ぎるとどうかと思うが、ダイエット番組ばかりが高視聴率を挙げ、猫も杓子もダイエットという日本でこそ、こんな番組が必要なのでは無いかと思ったりしている。
コメント
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