ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

思うこと。

2009-05-29 04:55:48 | ウガンダ / 日々のこと
新しい散歩道には新しい出会いがある!



なんとかというスウィートを買いたいからお金ちょうだいと言って
ひとつ200シル、3人で600シル。
おとこのこが3人の代表みたいで相談してくる。

お金はあげないと決めていたけど、
いろいろ話してたらこの子たちには両親がいないとか
ちゃんと学校で勉強しているとか
水汲みのお手伝いしているとか
何より何より3人の笑顔が絶えなくて、いつまでもその笑顔を見ていたくて
とても嬉しい気分になった。

いくらお金が欲しいの?
「100シリング」
200シリングじゃないんだあ
と思いながら100シリングずつ3人の子どもたちに手渡した。


わたしはまだわたしなりの方法が見つかっていない。


まいにち、なんかいも、病院とワークショップを行き来している。
そのわたしの二つの勤務先をつなぐNurses quartersに住んでる子どもたちが
「ムジュング、ムジュング、バァ~イ、バァ~イ!」
ってまいにち、なんかいも、満面の笑顔で手を振ってくれる。

きょう、病院で携帯のエアタイムを買おうとお金を手に持って
お店のお兄ちゃんの前で待っていたら、
横から子どもたちが手を出してきた。
しゅんかんにわたしは、これで今から買い物するんだよ
と、お金を持ってるほうの手を少し引っ込めた。
そしたら後ろからお母さんが、
子どもたちはあなたにあいさつしたいのよ
と、笑顔で教えてくれた。

いつもわたしの姿を見ていて声を掛けてくれる子どもたち
いつもわたしの姿を見て手を振ってくれる子どもたち
この国には手を出して握手するように挨拶をする習慣がある。
年上の人や目上の人には中腰になって尊敬の意を表すように挨拶をする習慣がある。
子どもたちはいつも手を振ってバーイというだけだったわたしに、
やっときちんと挨拶できるしゅんかんだったのに。

病院から子どもたちとお母さんとわたしと
4人で一緒に歩いて帰った。


一ヶ月の休みも終り月曜日から学校が始まってるはずなのに
ジョイは里帰りしたムバレからまだ帰ってきていない。
ジョイのおともだち二人が心配してうちに訪ねてきた。
学校が始まってもう3日にもなるのにジョイの姿を見ないから
と、心配そうな二人と話していると
ウガンダの中学生には思いやりのもった子がいるんだ
と、嬉しくも思った。


まいにちまいにち歩いていると
思うこと、
いっぱいだ。



Soroti > Kampala

2009-05-27 15:20:30 | ウガンダ / 日々のこと
8:00am.の UNITED HEROES COACH に飛び乗る。
お腹が空いてたのと、隣りのウガ臭のおじちゃんとが重なって気分がどんどん悪くなって、
もうダメかと思う始まりで・・

ムバレでサモサとかチャパティとか水とか
そこまで行けばなんとかなるだろうと思ったのにこんな日に限ってで、
もうダメかと思う続きで・・

あまりにもやつれきってた私、だったけど
隣りのウガ臭のおじちゃんが水とチャパティを買ってくれ、生き返る。

人は
みかけだとか、においだとか、そんなものでみるものじゃない。

当たり前だけど、わたしはまだまだまだまだウガンダのことを知らない。


ソロティ-カンパラ間
これまでの最短で6時間で到着。
6時間にはそれなりのつまらなさがあって
(一番楽しみにしてるムチョモ屋さんに寄ってくれなかった・・)
8時間にはそれなりのたのしさがあるんだなあ、と思う。


Kampalaでは JICA OFFICE 訪問
活動報告会 @Grand Imperial Hotel


New York Kichen のポップでキュートな NYK CHEESECAKE は美味です。


ここウガンダで初めて食べるお寿司は


エバリンとロニーの妹ローズと3人で
はるばるケニア*モンバサの海からやってきた一隻をシェアしました。
生まれて初めてお箸を使って、生まれて初めて日本料理。
ローズは、わたしが octopus を食べるのを見て
手で口を押さえて本気で信じられなさそうな顔をしていました。
おいしいのになあ、と思うのは私だけ。。


3ヶ月ぶりに4月に会えなかった同期隊員と再会した
ので久しぶりにお酒をたくさん飲んでほろ酔いしました。
南アの赤ワインはとってもまろやかでさいこうでした。

いつもよりましてタイ、中華、イタリアン、トルコ
バラエティーにとんだ多国籍料理はどれもこれもおいしくて大満足。
同期隊員で開催したお誕生日会もとっても(水タバコ初体験したし)!


ソロティに帰ってくると
もう学校が始まってるはずなのにセカンダリーのジョイはまだ帰ってきてなくて、
代わりにあたらしい同居人が加わっていた。
なんだかプレジデントの下で働いているとても立派なお方、と思う。

それからそれから
ついについに!
電気が来ていたーーーーーーっ!!

彼の入居と同時にUMEME(電気会社)が来るなんて、さぞかし立派なお方、と思う。

如何せん、わたしは幸せです。





Good work

2009-05-21 23:05:45 | ウガンダ / しごとのこと
今日の事務長オティムさんとの会話は衝撃的でした。

「Become fat!!」

むふっ。いつもの
「You are smart!!」 は??

病院のキャンティーンでたまたま一緒になったサトコとランチしてるとき
「最近どんどん太ってくよーーー」
と彼女は二の腕をぷにょぷにょさせていて、
「痩せたね・・って心配されるより太ってるほうがいいよ~」
って会話したのを思い出して可笑しくなった。

きっと、今わたしは調子がいいのだ。



ここのところ毎日(のように・・)オティムさんのところへ行ってます。
各病棟のComplaint Formを私がチェックしたいから他のエンジニアには直接渡さないで、
と決めたのがきっかけ。
これでオティムさんとは毎日会話ができる環境ができ
今日はこれやったあれやっただとか、どこどこの病棟へ行っただとか、
今度はこれやるつもりあれやるつもりだとか、
逐次報告している。

今日はENT(耳鼻咽喉科)の血圧計を修理したことと、
来週には精神科病棟で心電計のトレーニングを予定していることを報告。
でも実際血圧計を修理したのは他のエンジニアだと言っても

「Good work!!」

良い仕事してるからあした豚を食べに連れて行ってあげるよ!ボス(病院長)も一緒に。
と、とっても笑顔で言ってくれて

こういう一言があるから頑張れるのだと思う。

特に何をしたというわけでもないし、何かをしているという満足感でもないし。
それでも毎日顔を出すこと。話すこと。

きっと、そういうことなんだなぁ、と思う。




ソロティ空の下

2009-05-20 23:21:40 | ウガンダ / 日々のこと
見渡せる範囲の3分の2以上が空色で占めるところで暮らすなんて
今までになかったと思う。



大きく見上げなくても
空がこんな色してたなんて
知らなかったなぁ。

路上のなんでも屋さんでマイバッグを見つけました。
ソロティの空とおんなじ色の

空くんのおかーさんからメッセージが届きました。
ソロティの空とおんなじ色の海から

わたしにとってスペシャルなあのおかーさんは南の島でどんな暮らしをしているのだろう
と、世界地図を思い浮かべてはにんまり。

そっかーーー
わたしは今、ソロティの空の下にいるんだった!
そしてあのおかーさんは南の島の空の下にいる。

空はどこまでも果てしなく続いていて、そしてつながっている。

つながりってすばらしいなぁと、じんわり思いました。


夕方これを持ってマーケットでお買いものに行くのが楽しみです。


ソロティ空の下
すっかり水色熱の入ってしまった私、
今日も元気に生きてます。



手紙を書きました。

2009-05-19 23:09:06 | ウガンダ / 日々のこと
元気ですか?私はおそらく元気ですヨ。




この間はメールありがとう。
9月にウガンダ行きのチケットが取れたという知らせに跳びはねて喜びましたよ。
このソロティに籠りきってる私をどこかへ連れ出して下さい。
楽しみに待ってます!
(会社から渡航禁止令が出ないとよいけど・・・)


『あいにいったりきたり』

どこかで読んだこの言葉が忘れられません。

会いたい人が世の中のどこかにいるなら
会いにいったほうがいい。
もう会えないところに会いたい人が
いる場合もあるのだから。


会いにいったり あいにきたり。

きっと、そういうこと。



ソロティに来てもうすぐ4ヶ月

2009-05-19 21:50:23 | ウガンダ / 日々のこと
ソロティに来てもうすぐ4ヶ月で、
なんでもゆっくりペースで歩んできたつもりだったけど
でも本当はそうじゃなかったんだと悟られたとき
心のなかで少しだけ、泣いた。





こんなにも人生が分からなくなってしまうのは初めてで
自分がどこに向かっているのかさっぱり分からなくなってしまったけど、

あっちへ進んで行っていたならばこっちに戻ってくることは二度となかった。
ひとつを選択し、ひとつを捨てることの恐ろしさを知ったとき
人生なるようになってしまえ、わたしは与えられた道を進むだけ
だと、初めて逃げ出した。
人間の弱さとはこういうものかと思う。

進むことのなかったあっちの方向をみると涙が出そうになるけれど、
ああ、これで良かったんだと思う。
こう、あるべきだったんだと思う。

たとえあっちの方へ向いていっていたとしても
わたしはわたしらしくいられたかもしれないけれど、
今はこう、あるべきだったんだと思う。

なんでも同時にふたつもみっつもできると思っていたけれど、
ほんとうに必要なことはいつだってひとつしかできないんだってこと。
わたしはいつだって今が本番なんだってこと。




皐月のカレー

2009-05-17 03:00:22 | ウガンダ / 日々のこと
きょうはしぜんに目が覚めるまでゆっくり寝て
コーヒーをドリップ(今飲んでるのはルワンダ産)しながらごしごし手洗いで洗濯。
どようびのこの時間の流れがいっしゅうかんの中で一番好きです。



そのあとまちのマーケットへ買い物へ。
きょうはジュリアスが一緒だったので初・ブッチャーでカオミートを買いました。
**500g2300シリング(100円ちょい)**
ウガンダのお肉の中で牛のお肉が一番安いのです。
はだかんぼうの牛さんが屋台の前にそれはそれは見事にぶら下げられていて、
ブッチャーマンが激しくカットしてくれました。

5300シリングを渡したら5000シリングでお釣りもらえばいいんだよ、と
300返され、それから2700お釣りをもらう。
んーーー、3000シリングのお釣りをお札でもらいたかっただけなのにーーー。
ウガンダ人はこういうお金の計算ができません。
(ちなみにインド人のスーパーマーケットでは完璧にやってくれる!)

それからうちに人参と玉ねぎがあることを思い出し、
カレーをつくろうと決めました。
追加でアイリッシュポテトを買って帰宅。

**インドカレー ちゅうから**

カレールゥは日本から届いたのをつかい
玉ねぎ、牛肉、人参、じゃが芋
ごくごくフツーのカレー具だったけど、
玉ねぎのとろとろぐあいだとか
牛肉のひとくちサイズの切り方ぐあいだとか
人参、じゃが芋の煮込みぐあいだとか
美味完璧に仕上がったのでした。満足満足、とっても!
チャパティと一緒に食べました。

今度はオクラカレーを作りたいなぁ、とじんわり思いました。


ここのところ
夕方になると嵐のように強い風がふき雨が降る。
ときどき止んではまた降って朝方まで降る。
ときどき雨のおとが重なってよく眠れません。
部屋の上部はブロック風に隙間がいっぱい開いてるので、とても寒いです。


明日は
・砂糖を買う
・「アフリカと私」を読む 著者の青野さん、現在来ソロティ中!
・小さいほう...のロックマウンテンに登るぞ



Installation @Mental Ward

2009-05-15 01:35:09 | ウガンダ / しごとのこと
先週、精神科病棟の医療機器調査をしていて、ここにきてついにお宝を発見してしまいました。
今まで回ってきた病棟は、清掃の行き届いていない機器や一部部品がないまま動いてる機器、はたまた壊れてしまってそのままになっている機器、それから使用方法分からず放置されたまま埃被った機器・・
等等で、思わず「ふぅ~。。」とため息が出てしまうそんな環境に慣れてしまいつつあった今日この頃でしたが・・
ついに!!見付けました!!



病棟の倉庫。ダンボールの中。その中身は何??何が入ってる??
全部ダンボールの中を開けてチェックしました。
一緒に見て回った病棟のスタッフは「一度開けたけど使い方分からないし一度も使ってないよ~ははは~」とニコニコ。
そのきれーーーに閉まってある中身の正体は、吸引器と心電計。
しかも吸引器のボトルが予備に6つもあるし、心電計なんて4つも!
このボトル、シアターやマタニティーに持っていったら絶対喜ばれるだろうなぁ・・
この心電計、精神科病棟で4つも必要ある?普通、検査室とかにあるもんじゃあ・・
と小言言ってみたけれど、ここのスタッフもまた自分たちの病棟にもらったものという意識があって、わたしの一言だけではなかなか移動は難しそう。
自分の部署のものはあまり他の部署に貸したがらず、たとえ余っていてもストックしておきたいという病棟側の意見は日本もウガンダも同じ感じがする。

それと一番の問題は援助する側。送るだけ送ってきても後始末は??
必要な部署に必要なものを設置して使用方法を説明して、実際現場で使われるようにならないと本当の援助とは言えない気がする。

そして今回、この吸引器と心電計を新しく設置しました。

*Suction Pump/FAZZINI/ITALY*

*Electrocardiograph/ET MEDICAL/ITALY*

といっても決して難しいものではなくただマニュアル通りに組み立てるだけでした。
(幸いマニュアルもきれーーーに閉まってあったので)

これから吸引器には簡易マニュアルを作って取り付け、心電計に関しては新しい機器なので日程を調整して資料を作成して勉強会開催予定という方向性にしました。

今回は、ひとりでやったので自分にジェル塗って座ったまま12誘導とって受け入れ試験としたけど、今度は誰か寝かせて臨床試験しなくっちゃ。




ウガンダ流パッションジュースの作り方

2009-05-10 20:44:33 | ウガンダ / 日々のこと
まずは市場で一袋詰め1000シリング(50円くらい)パッション調達。
ソロティではパッションの木はなかなか見かけなくてここで売ってるのもムバレ産。



こうやってパッションフルーツひとつひとつパカパカ割って中身取り出して
砂糖とミネラルウォーターを加えながらスプーンで少しずつ濾してるわけだけども、
この作業がまた一杯のパッションジュースをより一層おいしくさせるのです。




好きだなーー
手間暇かけたゆっくりした時間の流れがいちばん。
毎日のびのーび暮らしていけたらなぁ、と思います。


ダンボールに閉じ込めっぱなしの洋服も早く解放させてあげたいし、
積みっぱなしの本や雑貨なんかも早く並べてあげたいし、
なにもしないのに時間だけが過ぎていきます。

あすからまた一週間の始まり。
曜日感覚だけが残ってるだけでも、まぁ、いっかーーー。



ソロティ産スーパーライス

2009-05-10 03:18:12 | ウガンダ / 日々のこと
市場でお米を買って来た。
ソロティ産のスーパーライスはおいしい!と評判が良くって、
店番のおっちゃんも「そりゃそもちろんだ~」と太鼓判を押すくらいなんだから。



今度はきちんとした格好をしてくるからワシを撮れとおっちゃん、かしこまりです。
(写真撮らせてとも言ってないけれど今日はボロボロの服だったからダメだったらしい・・)

炊飯器みたいな便利なものはないのでウガンダ流にごはんを炊いてみた。



釜に蓋なんてものもないから、釜を大小組み合わせるのがここでの炊き方。
お米の二倍くらいの多めの水を入れて強火でスタート、それから火を止めあとは蒸らす感じであっという間に!
ほくほくのごはんが炊きあがり~。

ここソロティで絶対ないだろうと思ってたミンチ(ビーフ)を町で一番品揃えが良いだろうOM MARKETで発見。
早速ランチにハンバーグ定食を、サパに肉団子入り?スープを作った。
なんでも保存が利かないから今日一日ミンチばかり食べてたよーー。

炊き立てのほくほくのごはんも砂利ジャリ感もまた愛しなのです。


この間のカンパラ滞在で市場で南瓜を見付け持ち帰りたかったけど重いしー
そしたらソロティの市場でも売ってるよと言われたもんだからさ。
南瓜を炊きたい!と思い立ち、ソロティの市場で買って来たんだけどー

開けてビックリ!
桃太郎ってこういうお話なんだぁ、って初めて思いました。
硬いだろうと覚悟して包丁を入れたと途端あっさりパカン。
真赤でみずみずしい西瓜でした・・・


英語圏のここウガンダでパンプキンとウォーターメロンを間違えるなんて、
まったく商売上手ってことだね。

まぁ、それもこれも市場の楽しみ!



毎日が飯盒炊爨みたいで楽しかったりです。