ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

日本へ

2009-09-28 22:14:04 | ウガンダ / 日々のこと
毎日一緒に働いている病院の事務長が今朝、日本へと旅立ちました。

この一週間は、病院一忙しい(と思う)勤務の合間をみて日本語の勉強がんばりました。

「はじめまして、
 わたしはオティムです。
 おしごとはこうむいんです。
 どうぞよろしく。
 わたしはミチコじゃありません(笑。」

「すし、たべたい!
 てんどん、たべたい!
 すきやき!たべたい!
 みそしる、もういっかい(もういっぱいの間違いね・・(汗。。。)!」


おおぉぉ!!!!食べたいよぉっ!!
オティムさんとの日本語レッスンは、こんな感じでほのぼのしていました。


日本に行きたいだとか、日本に連れてってだとか、
そう簡単に言ってくるウガンダ人は多いけれど、実際日本の文化を知ろうとか日本語を教えてもらおうとかするウガンダ人はそういない。
日本に心から興味を持っているわけではない、と思う。
日本の性能の良い車とか、よりコンパクトなラップトップとか、中国製やインド製のものとは違った日本製のものに興味があることは分かるけど。
基本的にウガンダ人はウガンダを愛しているし、ウガンダ人としての誇りを強く持っている。

だからこんなにも日本語を勉強する人に出会ったのは初めてで、うれしいなあ、と思う。


先週の木曜日、オティムさんと一緒に朝一番のバスでカンパラへ向かいました。
約6時間の長旅の中、ウガンダのこと日本のこといっぱい話しました。
途中、ムコノのいつもの場所でチキンとゴンジャを買ってもらって食べました。
日本にはこんなおいしいチキンないけど大丈夫かな、オティムさん?!てちょっと心配になりました。

その日の夜は、オティムさんちの近くのワンダゲヤへ豚を食べに連れてってくれました。
オティムさんの学生時代からの親友ジュリアス(日本大使館のポリス)と三人で食べました。
それからオティムさんのお兄さんと合流し、村に帰るというお父さんを見送りにバスパークへ行きました。
オティムさんはお父さんに20,000シルとわたしの日本の携帯番号を書いた紙を渡しました。
久し振りに味わうほんわかした空気。
じかんの流れが本当によかった。オティムさん、ありがとう。


さいごの日
オティムさんはわたしに、「I miss you !」と言いました。
わたしはいやいやまたそんなぁ~(笑ハハハって跳ね返したけれど、
I miss you. なのはわたしのほうだったかもしれません。

だって、今日久し振りに病院へ行って、なんなんだ?!このぽっかり空いたものは・・
って感じでした。
病院一動き回ってテキパキ仕事しているオティムさんがいないと、なんだかぬるま湯。。

活動で悩むことがあってなんだか悔しくって悔し涙まで流して。
こんなときにいつもわたしの愚痴を聞いてくれてすぐ行動に移して解決してくれるオティムさんがいないときたもんだ・・
今までずいぶん助けてもらってたんだなぁ~。


そろそろ日本に着いたかな??早く電話なーれ。





ソロティを想う

2009-09-23 00:27:38 | ウガンダ / 日々のこと
今回はディストリクトから許可証もゲットしたし!



念願のソロティロック、てっぺんまで登ってきました。
思ったよりハードだったけど・・(汗。

もっとも感動だったのは、自分の住んでいる町ソロティを手に取るように見渡せたこと。
いつも歩いている通勤路とか、いつも行っているマーケットとかレストランとか。



あの向こうに見えているのがフライングスクールでソロティには立派な滑走路があるんだよ。
右手に見えているちょっと高い建物は、わたしがまだ家が決まらないときに2ヵ月住んでたホテルでね、あのマーケットストリート沿いを毎日うろうろうろうろしてたんだー。



真ん中のきれいな建物はランドマークホテルでわたしがいつもインターネットしに行ってるところ。ワイヤレスで使えるんだよ。
それからあれが町一番のマーケット。野菜とかお肉とか果物とかそこで買ってるよ。
あれは銀行でわたしは週一回くらいATMで生活費を引き出してるんだけど、通帳というシステムがないから残金どれくらいだったかメモっておかないと忘れてしまうしね(笑。



わたしの働いている病院はあの先で、カンパラに行く時はあのバスパークからバスに乗って行くよ。
あの角のピンク色の建物は何気に映画館なんだけど、いつか行ってみようと思いつつまだ行けていないんだけどねー。



あの大きなスポーツグラウンドを毎日何回も横切って病院行ったり町に出たりしているんだ。日中は暑くて疲れるからすぐにチャリボダっていう自転車タクシーに乗っちゃうんだけどね。
左手の小さなロックがうちから歩いてすぐの場所で、よくあそこで沈んでいく太陽をボーっと眺めてるんだ。
今わたしの一番お気に入りのスポットだから今度連れてくよ!




わたしは今ここに住んでいて、わたしの来るずっと前からここに住んでいる人たちと一緒に暮らしている。

アフリカ、ウガンダを知らない人はこの景色を見てどう思うのかな??

もうわたしはずっとここにいるから分からなくなってしまったけど、今日本にいるわたしを思ってくれている人たちに届けたい。

今日も人々は自然と共存して生きている。
いろんなことが機能化されてしまった日本よりも人間らしく、もしかしたらより楽しくより幸せに。。


ふとここに家を建ててもいいかなぁ~と思ったことがある。
ほらっ、あのオレンジ色のまあるいハウスとか素敵じゃない?


やっぱりいつか自分の事業を興したいな、と思う。し、


地球ってまあるいんだな、て思う。


この場所でこの景色を見たら、大げさにもなんでもできるような気がしてきて自分がちょっと大きくなったような気がする。
自分をちっぽけだな、なんてもう思いたくないし!




最近。

2009-09-18 00:25:48 | ウガンダ / 日々のこと
わたしの子どもです(笑。って言いたいくらいかわいくって仕方のないアイザックです。



日本の子どもと一緒、ウガンダの子どももとっても正直で最初はわたしのことおびえて全然懐いてきてくれなかったし、笑ってもくれなかった。
まさによそ者!!ショックだったけど(笑。

でも最近になってアイザックのお姉ちゃんになるジョイ、アイリーとわたしが仲良くしているのを見てきたせいか、

「ミチコ!ミチコ!チコ(時々ミが抜けている・・)!」

って遊ぶようになった。
男の子なんだけどキャハハハキャハハハ、もう一緒にいるだけで楽しくて、毎朝わたしのベッドの上でキャハハハキャハハハ。
わたしが出かけるときには、「バーイ、バーイ、バーイ!!」って門を出て姿が見えなくなるまで見送ってくれる。
これだから仕事も頑張れる!


アメリカからと日本からと2通の手紙が届いた。
今の世の中、世界のどこにいてもメールですぐに話ができるけど、手紙ってやっぱり嬉しい。
っし、しかも!!電撃入籍の嬉しい知らせに感動☆
今年、数少ない独身友だちの結婚式が続いています。
わたしもそろそろ将来を考えなくっちゃね。。

と思ってると、友だちなんだけどいきなりプロポーズされました!!(笑。

いやっ、ここウガンダにいては頭がおかしくなりそうです・・。
父上、心配しないでください。



ソロティ病院の多忙な日々

2009-09-17 22:57:43 | ウガンダ / しごとのこと
ウガンダに来て、ソロティに来て今まででいちばん

多忙な日々を送ってるかもしれない・・(笑。

最近は、朝9時に出勤、お昼ごはんも14時半くらいまで取れなかったり、お昼休憩は一時間、それから夕方5時過ぎまで病院内にいる。

日本の勤務状態からしたらごくごくフツーのフツーの生活。

でもね、最初のころなんて朝11時くらいに出勤して2時間くらい病院にいたらいい方で、13時~15時くらいまで昼休憩。うちに帰っちゃった日にはもう暑くてそのまま病院に戻れなかったり、なんか資料集めと思ってインターネットカフェ行っちゃったり・・。

ダメダメ!と思いつつどう動いていったらよいか分からなかった。

でもやっと、少しずつだけどいい感じで動いてる気がする。

各病棟から出る機器の不具合を、今までは直接ワークショップへとまわされていたけれど、それがそもそも良くなかった。ワークショップのスタッフはソロティ病院だけが職場ではなくって近隣県いくつかの病院、ヘルスセンターを管轄しているから多分彼らはいろんなところへ行って仕事している(はず、そうしなきゃいけないんだけど・・)。だから必ずディレイが生じるし、いつまで経っても修理されていない。大きな機器で修理にお金がかかるというならまだしも、そうではなくプラグやケーブルなどローカルで部品が手に入るものすら放置。
で、まだ修理されないんだけど!!とナースが不満を言ってくるのは、言いやすいわたし。
もう頭にきたわたしは、いいかげんにして!と思って大胆にシステムを変える方針へ。

ワークショップに修理依頼をまわす前に、病院内で解決できることは解決したい。と真っ先に病院長へ提案。
それからそうは言ったものの、わたしは電気的な修理は苦手なため今までの仕事状況を見てきた中で、毎日病院にいて経験も豊富で病院側からも頼りにされているオブラ氏と組んで働きたいとわがままを言ってみた。

病院長、オブラ氏、ワークショップマネージャーからすんなりとOKをもらい、なんとなくわたしの中で思い描いている方向へ進み始めたわけです。

だから忙しい!
こんなに仕事があって(しかもほとんどは少額修理で終わる)今までワークショップは何やってたんだ!!と思うほど。

>病棟から出てきたComplaints formはわたしが事務長から毎朝直接受け取り、まずは病棟へ行き看護婦長の話を聞く

 ↓

>わたしがその場で解決できることはその場で解決

 ↓

>修理が必要なものはオブラ氏に相談、一緒にみてもらい助言をもらう

 ↓

>ローカルで部品が手に入るものはその場で修理方向へ
オブラ氏から必要な部品、どこで買えるかなど情報をもらい、わたしが電気やさんへ行ってその部品が手に入るかと値段をチェック。

 ↓

>病院へリクエストしてお金をもらって買い物へ

 ↓

>部品が手に入ったらオブラ氏が修理



問題はわたしたちの部屋がないから毎日青空修理ってことなんだけどー(笑。
わたしの頭の上を凶暴ブヨがブンブン飛んでるのが一番の悩み。いつか刺されたりしないかと・・。

そんな感じで毎日一つずつ仕事が片付いていってる。スッキリ!!

週の半分は部品の買出しに行ってるため、町の電気やさんとも仲良しに。
いいことたくさん。

でも、こうやって小さな部品を毎日ちょこちょことリクエストしてお金もらって買出し行って、ってしてるから効率は良くないのよね・・
とにかく、わたしは疲れる。でも今はそれで仕事が進むなら、と思って頑張れる。

もう少し症例が出たらまとめて細かい部品などストックしておけるように、それから毎回苦手な英語でリクエスト書かなくてすむように、予算申請あげてみようと思う。

そしていつかわたしたちの部屋がもらえますように・・



結婚式

2009-09-13 18:44:34 | ウガンダ / 日々のこと
9月12日、いもうとがシーショアで結婚式を挙げました!!



そんな当日の朝、運命のようにハリエットからSMSが
「I will be joining a wedding 2day @ i want 2 take u, will we go?」

いもうとの結婚式の日に結婚式に誘われるなんて!
友だちの友だちで全く知らない人のだけど、いもうとのに行けなかった代わりにソロティの結婚式に出席しました。


同じころ、日本では
おとうさんがシーショアの式は素晴らしかった、と言っていました。
いもうとは結婚式挙げてよかった、と言っていました。
わたしはその言葉を聞いてうれしくなりました。

いもうとからDVDが届くのがとても待ち遠しいです。
おとうさんのドジが見物です、っていったいどんなドジなんでしょうねぇ~(笑??

ことしは日本の家族で嬉しいことや悲しいことがいっぱいあります。
そんな中わたしは日本を離れウガンダにいるわけだけども、
なんとか心身をコントロールしながらやっていけるのは
ここウガンダでも嬉しいことや悲しいことが同じようにあって・・

でもそれらすべてがまたひとつ
ウガンダで生活していくためのチカラとなる。

そう、人生は世界のどこにいたって続いている。
わたしはどこにいたって何かひとつを選択し生きていく。
決して自分のせいでもなく誰のせいでもないことを後悔すべきでない、と思う。



今日は日曜日です。
人々は教会へ行き、わたしは今インターネットカフェに来ているわけだけども
いろんなところから綺麗なメロディーが聴こえてきて、
結婚式でしか教会に行くことのないわたしにとってウガンダでは毎週日曜日は結婚式のようです。

だから、日曜日がいっしゅうかんの中で一番好きです。

ハレルヤ!!





BP Machine と Stethoscope 集めています。

2009-09-02 22:21:33 | ウガンダ / しごとのこと
ムバレ病院のK子さんが以前に「血圧計・聴診器修理キャンペーン」やったよ、
っていうのを聞いていて、わたしもやってみたいっ!!

と思ってたところ、内科病棟のシスターから・・

「壊れて使ってない血圧計と聴診器がこんなにあるのよ~。とりあえず持ってって。修理できないものは返さなくていいから~。」
もってけ泥棒~的にでっかいショッピングバッグみたいなのにどさっと渡されました。

こんなに仕事くれるの~嬉しい~(笑、わたし。

とりあえず絶対修理して返して、と言われていないから気分が楽。
ワークショップの人たちに頼らなくてもひとりでできるから気分が楽。

修理というより半分くらいは、それぞれの生きてる部品をかき集めて一つ完成。また一つ完成、風に。

聴診器のドラムの部分が破れてしまってるものに関しては、レントゲン室から不要のフィルムもらってきて工作。
わたしの日本から持ってきて使ってるクリアファイルを目にした看護部長は、ウガンダのはソフトすぎて使えないとわたしのコレを狙ってたんだけど、まずはこの国で手に入るもので解決させるのが第一だから、レントゲンのフィルムで完成させた聴診器を見せて納得してもらう。

血圧計はウガンダの臨床工学技士K子さんとYさんに来てもらって、調整方法の指導をしてもらったので少しずついじり始めたところ。


こんな小さな医療機器?!でも使える状態にして病棟に持ってくと、かなり喜んでくれたのですごく嬉しい。
・・と同時にどこに隠してたんだ??っていうほど壊れた聴診器と血圧計が出てくる出てくる!

最近、自分のペースでできるこういう仕事が楽しくって、
病棟歩きまくって、いろんな部屋入りまくって、不思議なダンボール開けまくって、

使えそうな部品、集めてます。


そうやって各病棟をちょこちょこうろうろうろうろして、入り浸れそうな雰囲気だったらその日一日はその病棟で過ごして、患者さんが少なくってシスターも暇そうだったらその病棟でお茶して。

そう、ワークショップを脱出して病院に逃げてきたわたしは、自分のくつろげるオフィスがないのです・・(悲。

だから普段は事務室みたいなところで作業したりしているわけだけども、なんとも会議の多いこの病院。そのたび事務室を使うため、わたしは追い出されるわけです・・(悲。


でも最近は、わたしがあまりにも病棟をうろうろしているからか、各シスターがミチコの部屋はないの??と心配してくれる。嬉しいよー・・(涙。

そんなこんなで、つい先日、事務室にある机の鍵のかかる引き出し1こ確保!
小さな工具とか書類とかはここにしまえるようになった。
第一歩です。


そしてついに今日、看護部長がこんなわたしの状況を理解してくれて、わたしがいるときはこの部屋(看護部長室、2部屋ある)を使ってくれていいよと言ってくれた。
その流れで病院長に話をしてくれ、あなたの部屋を探したいと言ってくれた。病院長は先月アルア病院から変わってきたばかりでまだこの病院のことがあまり分からないから、少し探す時間が欲しいって返答。


また第一歩です。

新しい病院長、以前保健省にいた専門家の方とも面識があるらしく、とても話しやすかったので安心しました。

自分の場所が見つかるまで、まだまだうろうろうろうろする日々は続きそうです。。。