ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

長江哀歌

2008-05-27 23:48:48 | Cinema
大河・長江の景勝の地、三峡。ダム建設によって水没していく古都を舞台に綴られる男女2人の物語。

16年前に別れた妻子に再会するため、山西省からやってきたサンミン。
2年間音信不通の夫を探しに、同じく山西省からやってきたシェン・ホン。

2人とも、新たな人生を歩みだそうと胸に決意を秘めている。

舞台となった長江・三峡の、切なくも映る美しさ、そこに生きる人々のたくましさ、、。時代が変わろうとも、変わらない風景、人々がいる。忘れてはならないものに改めて気付かせてくれる映画だと思いました。

しんみりした哀歌を聴きながら、心が和んだのはわたしだけだろうか。

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姫路駅周辺には映画館が3つあり、全国ロードショーの最新作は一通り上映されています。しかしながら・・・わたしの観たいと思う映画は、近いところで神戸か大阪まで行かないと観ることができません・・・。そう、異空間を作り出してくれるミニシアターがないのです。東京に住んでた頃は、観たい映画がすぐに観に行けてたのに・・・。今は、遠出をしなくてはいけない・と思う気持ちが先走り、重い腰が上がらず見逃してばかり。週末の過ごし方を、映画の旅にしてもいいかな・と思ったりもしています。

そんなことあり、シネパレス山陽座がプレミアムセレクトシネマと題して、映画祭などの受賞作品を月一回、キャスパホール(山陽百貨店7F)で上映してくれています。
【上映作品予告】
5月:長江哀歌
6月:ヒトラーの贋札
7月:サラエボの花
料金:900~999円

嬉しい限りですね!

ランボー 最後の戦場

2008-05-26 00:19:28 | Cinema
わたしが目にしたミャンマーという国は、素朴で、温厚で、、そんな風に感じた。
2005年11月。初めて足を踏み入れたミャンマーのことをわたしは何も知らなかった。

昨年、日本人報道カメラマン・長井さんがミャンマーのデモ制圧の様子を取材中、銃撃を受け死亡、、民主化運動と軍事政権が衝突、、少数民族への迫害、、
まさに今、世界の注目が集まるミャンマーで、その前から、あまり知られていなかった危機に焦点をあてたかったというスタローンの真の強さに、この映画を観て驚いた。

当然のこと、ミャンマー軍事政権の現実を伝えたこの映画を、ミャンマー政府は国内上映を禁止したそうだが、海賊版DVDが出回り‘地下大ヒット‘作となっているらしい。そのあたりがミャンマーらしさかなと思ったりもする。

いずれにせよ、ジョン・ランボーは平和の大切さを最後の戦場の場で教えてくれるヒーローだ!!

シリーズ第一作目からスタローン監督の熱意を見てみたいと思いました。そして、続編があるならアフリカの現状も伝えてほしいと思いました。

THE DARJEELING LIMITED

2008-03-20 18:48:50 | Cinema
講習会で大阪へ行った帰りに映画観てきた。
まったく観る予定なんてなかったんだけど(正直、二日間も久々に勉強して疲れ果ててた)、思わずインドの列車に目がいってしまってー。

もう絶賛!!この映画すばらしくいいよぉ~
ストーリーは、父の死をきっかけに一年ほど絶交していた3兄弟が長男フランシスの呼びかけで次男ピーター、三男ジャックがインドに集い、インド北西部を駆け抜ける列車、ダージリン急行の旅を通じてもう一度、兄弟の輪を取り戻そうというもの。
インド人監督のインド映画というのはわかりますが(たいがい恋愛と踊り)、アメリカ人監督のインド舞台映画というのはこうも上手くできあがってしまうものなのかと思うぐらい。
それに主人公が3姉妹というのはあっても、3兄弟というのもなかなかないのでは??
むさぐるしい3兄弟に見えて実は後味スッキリの3兄弟で、それがやけにインドという国におさまっている。サントラもこてこてインドではなくて、最後に「オー!シャンゼリゼ」が流れる時点で万々歳でしょう♪

映画とは直接関係ないけど、わたしのラジャスターン紀行を少しばかり。
写真は2001年のものです。
普通の35ミリフィルムで撮影した当時の写真を携帯カメラで撮ってみた。





どうですか皆さん、わたしのインド写真は懐かしいでしょう??(笑。
India albumはいっぱいあるけれど(3年間、毎年通い続けたので)、「ダージリン急行」ということで今回はラジャスターン州へ行ったときのものを載せてみました。

映画の話に戻ります。
この映画の舞台となるインドのダージリン急行。
実は本物の列車を借り切り、実際にインドの砂漠地帯を走らせながらの撮影だったそう。もちろん、車内の内装は映画仕様でポップな象さんとか動物が描かれていて、とてもクラシカルな列車に仕上がっているけど!
そういうインドの豪華列車にふさわしいデザインとか、3兄弟の持ってるマーク・ジェイコブスデザインのスーツケースとか、何もかもがわたしたちの世界とは違うインドに浮かび上がるような雰囲気が好き。
最近、服はボーイッシュに足元はヒール靴とか、逆に服はガーリーワンピースに靴はスニーカーみたいな、、
そういうお洒落方法があると思うんだけど、そんな感じかな??

さて。まだ観てないって人も、ダージリン急行に乗り込んで旅をしてみては??
インドに行かなくたってインドの旅ができるんだから、これはお得だと思うよ!
きっと4月からいい感じで新生活を迎えられるはずうふふふふふ


あっ、空中庭園の地下にあるレストラン街「滝見小路」は昭和時代にタイムスリップできるよ。
わたしの大好きなミゼットもあったよ。だけど黒色であまり可愛くない‥

ウォーター・ホース

2008-02-07 00:53:38 | Cinema


観てきました。
わたしは、こういう世界が大好きなのです。いつかの「E.T」を思い起こすエンタテイメントが、第二次世界対戦という時代の背景の中に見え隠れしているように感じで。
もっとも、戦地へ行ったまま帰らない大好きな父をただひたすら待っていたアンデス。そんな中、奇跡のようにしてネス湖で出会った不思議な卵。アンデスと卵から孵化したクルーソーの絆は、大人達が勝手にやらかした戦争によって一番犠牲になったであろう子供たちの純粋な感情があらわで、ジーンとくるものがあった。
産まれたときからただひとりの友達だったクルーソーを、自然に帰してあげることでクルーソーの命を守り抜いた少年、アンデスの闘志に深く感動しました!