農村

2017-10-26 04:22:40 | 日記

 里山の近くで住宅沿いの矮性台木のりんご園の玉回しはやっと終わる。葉摘みは順調に進んでいたが台風等の雨空の影響で玉回しが遅れ気味で忙しくなって来た。葉っぱに隠れた場所のりんご邪魔な葉っぱを摘んんでやると陽当りが良くなり3~4日で赤く着色が進む。

今年は天気が悪く日射しのある日が少なかったので着色が心配だった。それでも葉っぱを摘んでから暫く経過しているのでまあまあの色付き具合で安心する。賑やかに走行する国道の車両、回りは刈り取り後の水田、色とりどりの紅葉が始まった里山を眺めて作業も終わった。

今度は周辺は果樹園で住宅地から遠うく離れて静かな場所で玉回しをする。ラ、フランスの収穫は終わり残っているのは晩生種の赤いふじ、黄色の王林だけが成っている園地。老木が多い果樹園で跡継ぎに少ない農業で幼木に改植した園地は少なく空き地の多い果樹園。

数年後には果樹農家はもちろん農家全体が激減して農地の管理はどうするのか名案は浮かばない農村。どこの農家でも同じ悩みを持ちながら体の続く限り黙々と農業をやって後はどうなるのかわからない。

先々を考えたって跡継ぎがいない事にはどうしようもない事、子供がいても遠く離れた街場に住宅を構えて住んでいる。これから農作業も一段落して農閑期に入ると茶呑み話で毎年繰り返しの少子化問題が出て来る。

内を見ても高齢者だけの老人家庭が多く大きな問題だがみんな成り行き任せで過ぎて行く。1日中陽射しの無い寒い曇り空でリンゴの玉回しに精を出す。