「進歩のないものはけっして勝たない。負けて目ざめることが最上の道だ。日本がいま目ざめずして、いつ救われるか。おれたちはその先導になるのだ。われわれは日本の新生にさきがけて散る。まさに本望じゃないか」
「ドキュメント神風」徳間文庫より
昭和20年4月6日、天一号作戦で沖縄へ出撃したときに臼淵盤大尉がつぶやいたとされる言葉です。
この言葉、映画「男たちの大和」の中で長嶋一茂が述べていたので知っている方も多いと思います。
“負けて目覚める”
順調にいってるときは気づきませんが、負けたとき、失敗したときに何が間違っていたのか、何が足らなかったのかを理解することができます。
病気になって健康の有り難みが解るのと似ています。
“われわれは日本の新生にさきがけて散る”
敗戦後日本は再び戦争が起こることなく、高度経済成長を達成し世界でも豊かな国になりました。
しかし今の日本は彼等英霊の言った日本だろうか。決してそうではないだろう。
山岡荘八の回想
それでも特攻に行った彼らの気持ちを現在の国粋主義者には理解不能だろう。
違った形の怒りの表現として現代の自爆テロがあるのは、余程、非合理な状況にある人々がまだ存在すってことだろう。手を血で汚さず、人間は、相変わらず愚かだと言うのは簡単だが、権力や富と技術で非合理な戦争を強制する奴らも許せない。
名前合ってるのかな。
さてさて困った事じゃの~。
平和な今の世の中の感覚で、当時のことを批判するとはの~。
なら自国民を殺した毛沢東や、チベット人を殺した胡錦涛にはもっと怒りをおぼえているのじゃろう。
ここが考えるスタートだと思う。