NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

間伐材で割箸、それでは先ずは間伐から・・・(10月3日)

2010年10月05日 | 協力
10月下旬の中部大学学園祭で、来場者に間伐材から割箸を手作りしてもらう事になりました。
手作りといっても、鉋で少し削れば出来上がりという程度まで事前に素材を加工しておきます。
その素材の入手に、中部大学の学生さん3人が山にやって来ました。
今回の3人は先週の森の健康診断でリーダーを勤めていますので、人工林の現状についてはある程度知識があります。
そこで更に間伐材を身近に感じてもらおうと、昨年間伐した現場にスギ丸太を取りに行く事から割り箸作りを始める事にしました。
但し、この現場は駐車場から急な山を30分ほど登らなくてはいけません。
しかし、メンバーの一人である西田さんがここで間伐を体験しています。
その様子はこちら
さて山を登り始めると、早速最初に言いだしっぺの私の息が切れました。
中間地点で休憩がてら足を止めてもらった3人です。
周りはやはり間伐が必要な人工林です。


現場では玉切りをしたスギ丸太を少しでも軽くするために、木目の荒い心材部分を割取る事にしました。

手斧を楔代わりに斧の背で打ち込みます。
西田さんの足元に注目。
「美濃の森造隊」準隊員の証のスパイク付地下足袋です。

こうして出来るだけ木目の詰まった部分を、皆で手分けして持てるだけ運び下ろしました。

次は製材です。
小栗さん作業場の製材機を使わせてもらうことにしました。
小栗さんも永田の山主さんです。
裏山での作業の様子はこちら

先ず最初に電動鉋で丸太の隣り合った二面を直角に削り、その二面をガイドに丸鋸で板にし


電動鉋で板面を平滑にし、


更に丸鋸で細かく箸状に加工するという手順です。

途中でやっと昼食です。
雲が厚くなってきました。。
正面に見えるのは笠置山です。


同じ手順でひたすら間伐材を加工し、最後に適当な長さに切りそろえて完成しました。
昼食以外ほとんど休憩もせずに4時になっていました。

全てを終え、ほっとしたところで記念撮影です。
左端が小栗さんです。


皆さんお疲れ様でした。
怪我も無く無事予定通り割り箸素材の完成まで漕ぎ着けました。
製材機はどれもちょっとした不注意で大怪我必至ですので、今回は今までに無い緊張した時間が続き、無事終わってほっとしています。
貴重な体験でした。
次は何を作りましょう。

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