NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

フォーラムと集材(12月7日)

2008年12月08日 | 学習
12月7日の午前中、名古屋大学野依記念学術交流館で開かれた「都市と農山漁村の共生フォーラム」分科会「つなぐ人ミーティング」に参加しました。
快晴の朝の名古屋大学の広大な敷地には人通りがほとんど無く、地下鉄駅から記念館へ行く道すがらの手入れのされた雑木林の落ち葉と佇まいの美しさに目を奪われました。
記念館も雑木林の窪みにこじんまりと建てられていて、全周ガラス張りの1階は外の木漏れ日をうまく取り入れ開放感がありながらもとても落ち着いた空間を形作っていました。
本番は午後ですので、午前のミーティング参加者は20人程でした。
ゲストの報告や質疑応答で午前中の2時間は瞬く間に過ぎてしまい、都会から見た田舎と田舎から見た都会を見る目のすれ違いが最後まで気になりましたが、それなりに楽しい時間でした。
特に阿智村の大石さんや加子母村の本間さんといった若い女性の活躍ぶりが印象的でした。
どうも男性より女性の方が思い切りが良く生き生きとしています。
偶然にも阿智村や加子母村は恵那の近隣です。
いつか直接活躍している現場に御邪魔して話を聞きたい気がします。



午後は恵那の鍋山から間伐材の運搬です。
隊員は朝から現場で集材作業をしていました。
名古屋からとんぼ返りで恵那に戻り2時までには集材用トラックで山に入るつもりでしたが、計画が甘く昼食を摂らずに最短の時間で山に入ったのに3時を過ぎていました。
この時期3時を過ぎると山は夕暮れの気配が押し寄せ、寒さも急に増してきます。
おまけに不慣れなユニックに手こずり、大慌てで材を積み込みましたが思ったより少ししか積み込めませんでした。



山を下りる頃に日が沈みました。
残照が山の尾根を照らしています。



暗くなった林道をやっと下りて拓志館まであと少しのところで雪景色に変った中央アルプスが微かに残った明かりに輝いているのが眺められました。



拓志館で材を下ろし器材を片付けた時にはすっかり暗くなっていました。

長い一日でした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森林環境体験講座(11月3... | トップ | 間伐支援その3(12月13日) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学習」カテゴリの最新記事