NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

やっと雪が緩みました。(3月1日)

2014年03月05日 | 間伐
2月はとうとう一度も美濃の森造隊としての活動が出来ませんでした。
1ヶ月間活動が出来なかったのは、7年目の活動期間を通して始めての事です。
実は今回も時々雨の天候で、活動がぎりぎり可能な一日でした。
雨に濡れて焚火への着火を何度も失敗し、ようやく熾すような有様でした。


でも、焚火の炎は偉大ですね。
雨であろうと雪であろうと厳しい寒さであろうと、炎が立ち上がり周りを暖め始めると、たちまちそこが快適な空間に生まれ変わります。
湿った服や指先が温まって強張った体が緩んで行きます。
太陽の光で大きくなった樹木が体に蓄えた太陽の熱を開放して暖めてくれていることを実感します。
自然の力に感謝です。


今回の雪であちこちで倒木が道を塞いでいました。
そこで、とりあえず森の入り口の周囲だけは倒木を片付けることにしました。
これは、その1本です。


根の浅さには驚きます。
15m程の樹高のヒノキの根がこれです。
直根も無く地下50cm程の深さに根が張っているだけです。
こんな根でよくここまで成長出来ましたね。
接木の植栽木のもろさに改めてびっくりです。
恐らく奥山では今回の大雪でかなりの樹木が倒れていることでしょう。
これも自然の間伐と考えれば、環境のバランスをとるために人知を超えた力が働いたのだとも考えられます。

前回(2月19日)小屋の近くのヒノキの先端が折れたと書きましたが、今回残った幹を切り倒す際、切り口からのヒノキより強い香りと色から、実はこの木がネズコであったことが判りました。



小屋の北側の胡桃の枝にブランコを取り付けてみました。

森の入り口に来た時には、是非乗り心地を試して下さい。
あまり体重のある方にはお勧めしませんが、自己責任で試していただくのは一向に構いません。


3時のおやつは、餅を焼いてお汁粉を作り、本物の牛乳で作ったチャイを頂きました。
もちろん焼き芋もです。
簡単でとびっきり美味しいおやつです。
春は間違いなく近づいて来ています。
焚火での美味しい食事の時間も、残りわずかになって来ました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雪の影響 (2月19日) | トップ | 中野方で小屋解体 (3月9日) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

間伐」カテゴリの最新記事