NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

えなにし(三郷)木の駅プロジェクト始まりました (4月22日)

2017年04月26日 | 間伐
恵那市三郷町で木の駅プロジェクトが始まりました。(正式名:えなにし木の駅プロジェクト)
木の駅プロジェクトは全国各地で行われていて、恵那市でも既に3か所で行われています。
内容は、建材として使われない林地残材をチップ材として活用する山村活性化事業です。
但し今までの林業振興事業と異なり、この事業には既存の林業従事者だけでなく様々な人々が参加出来ます。
森造りも担い手不足が深刻ですから、これからは様々な人々が森林に関係する活動に参加出来る道を探る必要があります。
そして、新たな人材の参加がまた新たな活動を生む好循環を作り出さなければなりません。
このプロジェクトをそのきっかけに出来るかどうかは、これからの活動次第です。
多くの補助金事業の様に補助金が切れたら立ち消えになってしまったとならないよう、努力しなくてはなりません。

林地残材をポータブルウインチで引き出す。
残材の集材を簡単な機材で行うために少々工夫がいります。
ここが木の駅プロジェクトの肝ですね。


集積、計量所に集まった軽トラ。
この日17tの材が集まりました。



さて、森では日に日に緑が増えています。
森の入口にヤマブキが咲きました。
森に黄色が少ないこの時期の黄色の塊りは、一層華やかです。


ブランコの下にスミレが咲いていました。
昨年までなかったような気がします。
どこからやって来たのでしょうか。


ニリンソウは元気に咲きました。
毎年生息範囲を少しづつ広げています。


コシアブラが予想より早く芽を出しました。
もう数日で取り頃です。山菜パーティ用には冷蔵しなくてはならないようです。
シイタケは盛りを過ぎてしおれています。
ツバキの花は落ち、少し色あせた赤い花びらが地上を飾っています。
カタクリも消えました。
それぞれの森の生き物が短い盛りを懸命に生き、次々に森の主役を譲って行きます。
そんな発見も森の中での楽しい時間です。
コメント
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