NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

中野方間伐支援(2月15日)

2009年02月16日 | 間伐
13日の夜から吹き始めた春一番が季節外れの暖かさをもたらし、15日もまるで3月半ばのような陽気になりました。
湿り気のある空気と木曽川の朝霧が、もう冬は間違いなく主役を譲ったことを教えてくれました。


木曽川の水面を良く見ると水鳥が一見のんびりと横切っています。
でも渡り鳥でしたら慌てて北国に帰る相談でもしているのでしょう。



中野方での山主さんとの間伐共同作業も今回が5回目となり、伐倒、枝払い、玉切り作業も夫々が自分の判断で役割分担が出来、作業は順調に進む様になりました。
また今回は久しぶりに「美濃の森造隊」女性隊員が参加しましたが、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。
杉花粉です。
土曜日からの気温の上昇で杉花粉が急に飛び始めました。
この日も昼ごろには川を挟んだ対岸の森でまるで煙が立ち上るような杉花粉の飛散が目撃されました。
女性隊員はこの花粉に見舞われ、昼頃にはすっかり元気を無くしてしまいました。


写真では元気そうに振舞っていますが、ついにこの後直ぐに山を下りる事になってしまいました。
花粉が下火になったらまた元気な姿を見せてください。

後に残った我々は午後も引き続き間伐作業を行いましたが、やはり多少花粉の影響を受けたらしく、くしゃみが妙に多くなりました。

今日も松の大木を伐倒しました。
半分枯れかけていますので、切らざるを得ません。
松の大木は倒れる際、隣の杉の中径木を巻き込んでへし曲げてしまいましたので、それも伐倒しました。
やはり杉の恨みを買ったかもしれません。




追伸
山主さんの好意により茶畑の収穫を譲っていただきました。
3月に剪定をして、梅雨前に茶摘をし、おいしいお茶を作ることになりました。
「美濃の森造隊」はこれから農業も手がける事になりそうです。
コメント
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