台風の日の過ごし方。
木・金・土曜にかけて日本列島を台風13号が通過していくようでして。
みなさま、被害にあわれていませんように。
私は本日はその台風によりバイトがお休みになり、タナボタ休日でありました。
そんな急に出来た休日の過ごし方は・・・音楽を聴くに決まっています(笑)
本日はレディ・ソウル!アレサ・フランクリンの『Aretha Now』(Atlantic SD 8186)!
これは先月末に20%OFFで購入しました。私のは見事な穴が左横にバッチシ開いております(笑)
でもいいのです。アレサは昔ベスト盤や『貴方だけを愛して』をレンタルで借りてきた物をカセットテープに落として、それをず~っと愛聴していたのですが、テープは一時すべて処分しちゃって。それ以来なかなかタイミングが会わず出逢いがなくって、アレサ聴きたい欲、ちゃんと持っとかなきゃ欲がずっとあったのです。穴開きでも一応オリジナル盤だし、完品は私なんかじゃ買えないものね。出逢えて最高にうれしいです。
で、まずはジャケットのアレサちゃん(←このジャケの場合のみ、そう呼びたくなります)、めっちゃくちゃキュート!この大きさだとかわいさも倍増です。
だけどそのかわいさにだまされてはいけませんね。恐ろしいアルバムでした、コレは。
これは音による攻撃です。今、夢中な三国志に例えると、右方向からは張飛軍団(タイトで力強い演奏)がドカドカドカッと的確なリズムで攻撃してくれば、左方向からは関羽軍団(スウィート・インスピレーションズによるコーラス)が甘くも激しい攻撃の手を止めてくれない。そこへ持ってきて中央からは趙雲軍団(アレサ)が怒濤の如くすんごい迫力で神業的にグングン攻めまくってくる。もう容赦ないのです。逃げ場がない。抗えない。
完敗&乾杯。完全降伏、そして完全幸福♪
(この場合で言うと軍師・孔明は先日亡くなったプロデューサーのジェリー・ウェクスラー?)
今、三国志を読んでるからそういうイメージになるのだろうけど、このアルバムから次々繰り出される音を聴いていると、ほんとうに全身にババババーッて矢を浴びたような気持ちになってしまいます。でもね、その矢は、音符の形をしてるんです。まるっこいんです。痛くないんです。それが全身にささって、ぷゎぁ~て全身シアワセに包まれる、そういう攻撃なんですよね。
まぁ、とにかくA-1 "Think"!コレが一番すごい攻撃!
イントロのピアノからして、超ド級の攻撃が始まることを予感。素晴らしー!
このノセるドラム、このかぶさる♪シーンシン♪てコーラス、跳ねるポップなギター!
で、この誰も止めることが出来ないアレサの歌声・・・!一気に高揚、早くもクライマックス!
で、早くもグラングランになったところへ、突然パワフルなシンク攻撃が止み、今度は静かでアンニュイなA-2 "I Say A Little Prayer" に一気に激変するんだから、もう身体もついていけないっていうか。"Think" 、2分15秒だからホント急に終わっちゃうんですよね。
で、この "I Say A ~” は言わずもがなディオンヌ・ワーウィックの代表曲、バカラック/デイビッド作の洗練された名曲なわけですが、ディオンヌ版と比べてもさすが全然劣らないどころか、こっちの力強いアレサ・ヴァージョンもまた最高にイイわけで。先の "Think" の興奮からチルアウトするにはもってこいの並びだってことですね。ニクイ並びだこと。
とか思ってたら!A-3 "See-Saw" !ドン・コヴェイのカバー!これまたアレサならではのパワフルな出来で、楽しめます。しかしどんな曲でもアレサ色に染めてしまいますな。
そんで、出た!A-4 "Night Time Is Right Time" !レイ・チャールズで有名なブルーズ曲、これまた超強力なナンバーでして、アレサのブルージーな歌唱力に酔わされること必至!まっこと熱いレディ・ソウルのブルーズ節、スウィート・インスピレーションズとの掛け合い、コレ聴いて参らない人はどうかしてるぜ!
A面ラスト曲は、いい感じの仲でもあった(アレサの片想い?)サム・クックの A-5 "You Send Me" !
2人が出逢った頃はアレサはまだかわいい小娘って感じだったのだろうけど、ここでのアレサは成長し、自らのスペシャルな才能に自覚的な素晴らしいレディで、「サム、あなたの意思は私が受け継ぐわ」という彼女の心の声が聴こえてくるような、そんなしっとりと洗練された素敵なナンバーに仕上がっています。これ、サムの耳に届いたら、きっと喜んだだろうな。サムの曲の中でもこの曲を選んだ、ってのがまた最高じゃないですか。
B面曲も魅力的な曲ばかりで、A面の強烈さはないにしろ、さすがにコッテリ楽しめます。
ソウル・ミュージックは歓喜だ!人種など関係なく、人間そのものの発露なんだ!頭で聴くのではなく身体で感じるものなんだ!そういう当たり前だけど、なかなか分かりがたいことを、アレサはスッと難なく体感させてくれました。
ご近所に気を遣う気持ちがありつつも、どうしても音量を上げずにはいられない。お昼間だしね、いっか、って感じで。
そっか、今日はこのアルバムを聴く為の休日だったんだ(ムリから)
でもね、裏ジャケのライナー・ノートにいみじくも書いてありました。
「音量を上げて、ご近所さんも興奮させてやれ」って(笑)
木・金・土曜にかけて日本列島を台風13号が通過していくようでして。
みなさま、被害にあわれていませんように。
私は本日はその台風によりバイトがお休みになり、タナボタ休日でありました。
そんな急に出来た休日の過ごし方は・・・音楽を聴くに決まっています(笑)
本日はレディ・ソウル!アレサ・フランクリンの『Aretha Now』(Atlantic SD 8186)!
これは先月末に20%OFFで購入しました。私のは見事な穴が左横にバッチシ開いております(笑)
でもいいのです。アレサは昔ベスト盤や『貴方だけを愛して』をレンタルで借りてきた物をカセットテープに落として、それをず~っと愛聴していたのですが、テープは一時すべて処分しちゃって。それ以来なかなかタイミングが会わず出逢いがなくって、アレサ聴きたい欲、ちゃんと持っとかなきゃ欲がずっとあったのです。穴開きでも一応オリジナル盤だし、完品は私なんかじゃ買えないものね。出逢えて最高にうれしいです。
で、まずはジャケットのアレサちゃん(←このジャケの場合のみ、そう呼びたくなります)、めっちゃくちゃキュート!この大きさだとかわいさも倍増です。
だけどそのかわいさにだまされてはいけませんね。恐ろしいアルバムでした、コレは。
これは音による攻撃です。今、夢中な三国志に例えると、右方向からは張飛軍団(タイトで力強い演奏)がドカドカドカッと的確なリズムで攻撃してくれば、左方向からは関羽軍団(スウィート・インスピレーションズによるコーラス)が甘くも激しい攻撃の手を止めてくれない。そこへ持ってきて中央からは趙雲軍団(アレサ)が怒濤の如くすんごい迫力で神業的にグングン攻めまくってくる。もう容赦ないのです。逃げ場がない。抗えない。
完敗&乾杯。完全降伏、そして完全幸福♪
(この場合で言うと軍師・孔明は先日亡くなったプロデューサーのジェリー・ウェクスラー?)
今、三国志を読んでるからそういうイメージになるのだろうけど、このアルバムから次々繰り出される音を聴いていると、ほんとうに全身にババババーッて矢を浴びたような気持ちになってしまいます。でもね、その矢は、音符の形をしてるんです。まるっこいんです。痛くないんです。それが全身にささって、ぷゎぁ~て全身シアワセに包まれる、そういう攻撃なんですよね。
まぁ、とにかくA-1 "Think"!コレが一番すごい攻撃!
イントロのピアノからして、超ド級の攻撃が始まることを予感。素晴らしー!
このノセるドラム、このかぶさる♪シーンシン♪てコーラス、跳ねるポップなギター!
で、この誰も止めることが出来ないアレサの歌声・・・!一気に高揚、早くもクライマックス!
で、早くもグラングランになったところへ、突然パワフルなシンク攻撃が止み、今度は静かでアンニュイなA-2 "I Say A Little Prayer" に一気に激変するんだから、もう身体もついていけないっていうか。"Think" 、2分15秒だからホント急に終わっちゃうんですよね。
で、この "I Say A ~” は言わずもがなディオンヌ・ワーウィックの代表曲、バカラック/デイビッド作の洗練された名曲なわけですが、ディオンヌ版と比べてもさすが全然劣らないどころか、こっちの力強いアレサ・ヴァージョンもまた最高にイイわけで。先の "Think" の興奮からチルアウトするにはもってこいの並びだってことですね。ニクイ並びだこと。
とか思ってたら!A-3 "See-Saw" !ドン・コヴェイのカバー!これまたアレサならではのパワフルな出来で、楽しめます。しかしどんな曲でもアレサ色に染めてしまいますな。
そんで、出た!A-4 "Night Time Is Right Time" !レイ・チャールズで有名なブルーズ曲、これまた超強力なナンバーでして、アレサのブルージーな歌唱力に酔わされること必至!まっこと熱いレディ・ソウルのブルーズ節、スウィート・インスピレーションズとの掛け合い、コレ聴いて参らない人はどうかしてるぜ!
A面ラスト曲は、いい感じの仲でもあった(アレサの片想い?)サム・クックの A-5 "You Send Me" !
2人が出逢った頃はアレサはまだかわいい小娘って感じだったのだろうけど、ここでのアレサは成長し、自らのスペシャルな才能に自覚的な素晴らしいレディで、「サム、あなたの意思は私が受け継ぐわ」という彼女の心の声が聴こえてくるような、そんなしっとりと洗練された素敵なナンバーに仕上がっています。これ、サムの耳に届いたら、きっと喜んだだろうな。サムの曲の中でもこの曲を選んだ、ってのがまた最高じゃないですか。
B面曲も魅力的な曲ばかりで、A面の強烈さはないにしろ、さすがにコッテリ楽しめます。
ソウル・ミュージックは歓喜だ!人種など関係なく、人間そのものの発露なんだ!頭で聴くのではなく身体で感じるものなんだ!そういう当たり前だけど、なかなか分かりがたいことを、アレサはスッと難なく体感させてくれました。
ご近所に気を遣う気持ちがありつつも、どうしても音量を上げずにはいられない。お昼間だしね、いっか、って感じで。
そっか、今日はこのアルバムを聴く為の休日だったんだ(ムリから)
でもね、裏ジャケのライナー・ノートにいみじくも書いてありました。
「音量を上げて、ご近所さんも興奮させてやれ」って(笑)
でも飛行機が大嫌いで海外ツアーはないんですねー。
アレサちゃん、飛行機はめったに落ちないから日本に来てよー。
「Think!」サイコーです。
ブルースブラザーズのThink!のシーン大好き。
↓コレコレ!これでんがな
http://jp.youtube.com/watch?v=EKUTITOqktk
A・フランクリン、タートル・ネックのみどりも鮮やか&メロン柄ジャケットも粋な当時のNowい(
たぶん?)ファッションは最高じゃん!オリジナル盤うらやましい!
この頃('60後半~'70前半まで)のアレサは何を歌っても
>抗えない。完敗&乾杯。完全降伏、そして完全幸福♪
・・・ですね。だからこそ去年でた”Rare & Unreleased Recordings from the Golden Reign of the Queen of Soul”のようなアウト・テイク集でも最高の歌声を聴かせてくれました。
P.S.モスコさんとこは台風大丈夫でしたか?それともB・ウィルソン台風やられました?(笑)
Atlanticのファーストや『レディー・ソウル』と比べると、
今一つ語られることの少ない感じがしますが、
まさしくそれらのアルバムに匹敵する名盤だと思います。
私もオリジナル盤で所有しておりますよ~。
パンチ穴とかカットが入ってるとか、
価格がそのおかげで安くなるんだっら、
個人的には大歓迎ですよ(笑)。
米盤や英盤によくある、持ち主の“名前書き込み”も
裏ジャケくらいなら、まぁOKかな(笑)。
盤面の状態は結構気にしますけどネ。
モスコさん、羨ましい。 おじさんはLP Lady Soul”派
16歳で♪小さな願い”を聴いた夜は鳥肌モノだった。
先にD・ワーウイックを聴いてたので、同じ曲とは思えない
仕上がりに驚いたのだった。
AtlanticやJ・ウエクスラーのこともな~んも知らなかったけどそんなの関係なかったなぁ…
米国ではシングル♪ジャックが建てた家”のb/wだったが
日本ではメロディくっきりの♪小さな願い”をA面にして大当たり。こういうのも選曲しておいてもらって良かった。
いきなり♪Respect”や♪Natural Woman”ホンモノSOULが理解されるワケではなかった。まだまだ日本は昭和43年だったワケだ…
UK、EU、ASIAとお国柄に合わせての世界戦略は大変
だったはず。まだまだ世界は広かったのだなぁ
今日は「6477」が見えるウチに 送信っと!
船でもいいから、来ておくれよー(笑)
船はもっとめったなことでは沈まないよ~。
アレサちゃんって日本に来たことないのかな?
ブルース・ブラザースのシーン、楽しいですよね!
久々見ました!設定、ダイナーだったんですね~♪
この曲の♪フリーダーム~♪ってとこ、私も興が乗れば、手を挙げ下げして一人で踊りながら聴いてた(なにやってんだ・笑)んですけど、このシーンが頭に残ってたんでしょうね(笑)
楽しー♪
私は亀の甲羅、タートル柄に見えて仕方ないのです(笑)
下に黄緑のタートル着てるから、タートル on タートル(笑)
このアレサちゃんもどことなくキュートな亀に見えてきちゃう(笑)
あわわ、レア集、あれねー。欲しいんだけど、私はやっぱり先にオリジナル・アルバムをCDでも何でもいいから、もっと聴いておかなくちゃ、という思いです、今。
ホント、完全ノックアウト中です。
私のとこは台風、特に大丈夫でした。
ありがとうございます!
ウィルソン台風はまだです(笑)
今週末に吹き荒れる予定(笑)
そうそう、おっしゃる通り、『貴方だけを愛して』や『レディ・ソウル』に比べると今一評価が低いですよね。そういった面ではこの愛らしいジャケで損してるとこがあるのかもしれませんね。
>パンチ穴とかカットが入ってるとか、
価格がそのおかげで安くなるんだっら、
個人的には大歓迎ですよ(笑)。
そう、私も基本そうですね。全然値段が違いますものね(苦笑)
というか、買ってきて家で穴やカット箇所を見つけたりするパターンも、よくあったりして(笑)
そりゃ、安いハズだわ、なんて家で気づいたり(笑)
名前とか書き込みは、ホント、微妙です(笑)
世界に1枚しかないもの、として無理矢理自分を納得させています(笑)
盤面、はっ!そうですか~。
ということはお店できちんとチェックされるのですね。
私、そういえばしたことないです(^^;)
へぇ~!ラジオでの出逢い、ですか?ホントいいなぁ。
”小さな願い”は、きっちり自分の中に強烈な体験として、おじさんの中にあるわけですね。
カップリング曲!あぁ~、"The House That Jack Built" って曲ですね!
なかなか今、聴けない曲なんですよね~。ボックスにしか収録されてないとか、確か。
だから聴いたことないのですけど、”小さな願い” が日本で好まれるというのは、よく分かりますです。憂いのあるメロディが素敵ですもんね。
1968年、そっかー。まだまだ日本ではソウルに音楽に親しみがなかったのですね~。その当時、オーティスとアレサの2人が、やっぱり切り込み隊だったのでしょうか?
未発表集なんか買ってる前にこの辺をちゃんと聴かなきゃな。。
アナログが映えますね♪
このアルバムのオープニングの「Think」と「I Say A Little Prayer」の激変ぶりって聴いていて本当に驚いちゃいますが、この流れで聴かせてしまうところがこの時期のアレサのすごさを物語っているようにかんじます。
三国志もかなりのところまで読まれてるようで何よりです。頑張って最後まで読んでくださいね。