質素な毎日☆ひとりごと

主婦 斜め上からみる雑感いろいろ。

思い出の味

2017-01-17 12:25:41 | 日記
子供の頃の味覚の思い出というのは強烈なものです。
私の思い出の料理のひとつに 京風お雑煮があります。

白味噌仕立てのお雑煮。
あとあと、色々調べてみると、八頭芋や大根、人参も入るそうな…でも、私がたべてたのは、お餅だけでかつお節削りをかけたものでした。多分 うちって貧乏だったんだな。おせち料理も少ない種類しかなかった。

記憶にあるのは 京都の祖父母 祖父母の子供家族全員 で 12月の30日か31日に石臼でお餅つき。小さな裏庭だったはずなのに、そんなに何人もはいれたのでしょうか。
丸餅をつくったり、なが餅といって うるち米を半量いれたお餅もつくっていました。あれはどうやって作るんだろう?あと 出来たてはあんこをいれて食べたりしました。

そしてもうひとつのお雑煮、私の母は三河の生まれなので、三河のお雑煮は全国一質素なお雑煮だそうです。
祖母が作ってくれたお雑煮をよく覚えているのですが、多分干し椎茸出汁 しょうゆ味 それに焼いた四角いお餅と 苦いもち菜 出汁でとったしいたけ。

子供の味覚では この苦いもち菜が食べられない。(今は改良されて 苦くないもち菜のようです)
なので、甘い白味噌のお雑煮のほうが好物でした。

結婚してからの福岡のお雑煮は かなりカルチャーショックでした。
肉が入ってる!鶏出汁、かつお 昆布出汁 かつお菜 かまぼこ しいたけ、そして柚子の皮 見た目も中身もとても豪華!そして 美味しい♪( ´▽`)
福岡のお雑煮というとブリが入ってるそうですが、うちのには入ってないなぁ。

お雑煮って 多分それぞれの家庭でちょっとずつ違うのでは ないでしょうか。

そんな今日のお昼ごはん。白味噌仕立ての具のないお雑煮が食べたくて作りました。



これを食べると京都の祖父母と子供の頃のお正月を思い出します。

子供の頃のお正月というと、お店なんて5日くらいまでお休みで、お年玉もらっても何も買えず、今は危険で侵入禁止になった山科川の堤防で たくさんの人が凧揚げをしていました。あとは羽根つき。百人一首。 ストーブのある部屋はひとつくらいしかなくて、火鉢があった。寒かったです。
初詣には行った記憶はなく、なぜか 明治天皇の御陵に行っていました。なぜだろう?

質素な暮らしを好んでいるけど、あの寒さはやっぱり嫌ですね。