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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

2月28日という日

2013-02-28 | 独り言
16年も前の恵比寿事務所時代の話。

休日で寛いでいたところに同僚から一本の電話。

「Sサンが亡くなっちゃいました…」と。

……絶句。

少し前から体調を崩して入院していたのは知らされていたけど、嘘でしょ!?って。

電話を切った後に「何でだよ?!」と誰に向かうでもなく声を荒げたのを覚えてる。

当然のように涙も溢れた。



休み明けの事務所。

朝礼でのボスの挨拶で彼女の逝去が所員に知らされた。

普段は愛想笑いもしないボスも涙声。

所員の間にもすすり泣き。


葬儀は、彼女の故郷である新潟。

東京駅に集まった有志で新幹線に乗車。

当然ながら重たい空気にずっと包まれたままの車内。


初めて訪れた新潟だったけど、浮ついた気持ちは皆無。

押し殺した気持ちを内包しながら斎場へ。


式の最後に棺の中で眠る彼女にお別れを告げた。

その顔は優しく微笑んでいたような…。


あれからずっとこの日まで、彼女は日本海を望む墓地に眠っている。

いつか必ず、お墓参りに行きますから…。

…献杯。

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