6月15日
朝、目を覚ますと窓の外から見える山が真っ白になっています。
道理で昨夜は寒かったはずです。
昨夜は朝方まで布団の中で寒さのため丸まって寝ていました。
駐車場に見慣れない緑色のバスが止まっています。
私が寝る前に外へ出たときもこのバスは止まっていませんでした。
よく見るとラサから走ってきたバスのようです。
しばらく見ているとバスの乗客が集まってきます。
顔を見ると結構ご老人といった人達です。
それらの人達が大きな荷物を持ってバスの周りに集まってきますが
大きな荷物は布団やマットのようです。これらはバスの上に積むようです。
ジョーがおばあさんに話しかけます。
「カイラッシュ?」と聞くと皆さんうなずいています。
どうやらカイラス山へ向かう人達のようです。
私達もいつもの朝食を済ませて今日からは今まで走ってきた道を戻ります。
今日はパリャンまで戻ることになります。
一番右端の人がチベットのエージェントでブダイさんです。
その左にいる人が私達の運転手、ウェイさんです。
10:10分、パルガを出発します。
パルガから15~20分ほど走ったところで見覚えのあるタルチェが
たくさんある場所に着きます。
そうですここはチャンガセと聞いた場所です。
タルチェの周りを右回りに1周してランクルが止まります。
ほんの数日前にこの場所からマナサロワール湖を初めて見たのですが、
その時と同じ光景が目の前に広がります。
右手にマナサロワール湖を見ながら後ろを振り返ると
カイラス山が見えるはずなのですが今は雲の中です。
この先、この景色の前に立つことがあるのかと思うと
ジーンと来るものがあります。
この光景を納めるために最後のシャッターを切ります。
これで、私のカイラス山コルラがすべて終わります。
ランクルの中でこれでカイラス山やマナサロワール湖とは
お別れだと思うと一抹の寂しさが湧いてきます。
しかし、ここはまだまだ4千メートルを超える高地ですので
カトマンズへ着くまで気を抜くことは出来ません。
私は、ただただ車窓からの光景を目に焼き付けるように見いっていました。
途中で遊牧民の家族に会いました。
民族衣装を身にまとい、私達のランクルへ近づいてきます。
子供の愛くるしい顔を見ると、健やかに育っているようです。
このような高地で何もないような所でも人間の営みが
しっかりと行われています。
ここに比べると日本は格段に恵まれているはずなのですが
この家族より幸せといえるのでしょうか?
朝、目を覚ますと窓の外から見える山が真っ白になっています。
道理で昨夜は寒かったはずです。
昨夜は朝方まで布団の中で寒さのため丸まって寝ていました。
駐車場に見慣れない緑色のバスが止まっています。
私が寝る前に外へ出たときもこのバスは止まっていませんでした。
よく見るとラサから走ってきたバスのようです。
しばらく見ているとバスの乗客が集まってきます。
顔を見ると結構ご老人といった人達です。
それらの人達が大きな荷物を持ってバスの周りに集まってきますが
大きな荷物は布団やマットのようです。これらはバスの上に積むようです。
ジョーがおばあさんに話しかけます。
「カイラッシュ?」と聞くと皆さんうなずいています。
どうやらカイラス山へ向かう人達のようです。
私達もいつもの朝食を済ませて今日からは今まで走ってきた道を戻ります。
今日はパリャンまで戻ることになります。
一番右端の人がチベットのエージェントでブダイさんです。
その左にいる人が私達の運転手、ウェイさんです。
10:10分、パルガを出発します。
パルガから15~20分ほど走ったところで見覚えのあるタルチェが
たくさんある場所に着きます。
そうですここはチャンガセと聞いた場所です。
タルチェの周りを右回りに1周してランクルが止まります。
ほんの数日前にこの場所からマナサロワール湖を初めて見たのですが、
その時と同じ光景が目の前に広がります。
右手にマナサロワール湖を見ながら後ろを振り返ると
カイラス山が見えるはずなのですが今は雲の中です。
この先、この景色の前に立つことがあるのかと思うと
ジーンと来るものがあります。
この光景を納めるために最後のシャッターを切ります。
これで、私のカイラス山コルラがすべて終わります。
ランクルの中でこれでカイラス山やマナサロワール湖とは
お別れだと思うと一抹の寂しさが湧いてきます。
しかし、ここはまだまだ4千メートルを超える高地ですので
カトマンズへ着くまで気を抜くことは出来ません。
私は、ただただ車窓からの光景を目に焼き付けるように見いっていました。
途中で遊牧民の家族に会いました。
民族衣装を身にまとい、私達のランクルへ近づいてきます。
子供の愛くるしい顔を見ると、健やかに育っているようです。
このような高地で何もないような所でも人間の営みが
しっかりと行われています。
ここに比べると日本は格段に恵まれているはずなのですが
この家族より幸せといえるのでしょうか?
アンデスの高地で出会った人たちも、この方たちと同じように綺麗な手製の着物で、とっても幸せそうに思えました。
恵まれすぎてるのも不幸せってこともあるのですよね。
民族衣装の遊牧民、いい写真ですね。ほんとに、遠いアンデスの民の衣装と似てますね。幸せそうな笑顔が何にもかえ難いですね。
それで似ている部分があるのでしょうか?
グレイトジャニーの関野さんがそれを証明しようとして
南米からアフリカまで旅したのはご存じと思います。
原色の赤がこの大地では違和感なく溶け込んでいるのは
アンデスもチベットも高地であり、厳しい大地だからでしょうか?
道路で遊んでいた子供の笑い声にとても懐かしさを感じました。
私の子供の頃と同じような遊びをしていたからです。
物が豊富でも精神的に満たされない日本の子供、
貧しくてもコロコロと笑い転げている子供がいるチベット、
精神的に恵まれているのがチベットだということでしょうか。
遊牧で生計を立てるの大変なことだと思います。
でも、この子供達の笑顔を見ていると、そんなことを感じることが出来ません。
今回の旅では、物質的に恵まれている日本と物質的には恵まれていないチベットであっても
精神的に恵まれているのはどちらかという点をいつも意識して見ていました。