除染作業を終えて自宅に帰ってからは、すっかり気が緩んだのか昼寝の連続を繰り返す生活をしていました。
この怠惰な生活から抜け出すために今夏山シーズン初めて山へ登りました。
初めての夏山に選んだのは神威岳(南日高・1,600m)です。
この山を選んだ理由は、日高主稜線歩きで残された難関部分ペテガリ岳→ソエマツ岳間にある山だからです。
神威岳は夏道が付いているのでこの山頂からソエマツ岳までの稜線を歩くことができないかの調査をかねたものです。
いつもの仲間、Sz氏と2人で出かけました。
神威岳の麓には神威山荘という立派な小屋があるのですが、林道情報を見るとこの子や手前900mに崩落している箇所があり通行止めになっているということです。
6月30日、前泊するために札幌を午後3時に出発。
夕方7時前に現地に到着、早速崩落現場を見に行くとこんな状態でした。
林道の路肩が、右下の沢に向かって崩れています。
沢の下までは20~30mはあるでしょうか?
これでは通行止めにするのは仕方がないところです。
仕方がないので100mほど手前に駐車してテントを張ることにしました。
先客の車が1台止まっていたのでその横へ止めます。
7月1日
朝4時に起きて出発準備をします。
前日に買っておいたお弁当を食べてからテントも畳んでしまいます。
4:45分、駐車している場所から山へ向かいます。
15分ほどで神威山荘に到着です。
晴れていれば前方に見えるニシュオマナ山の山頂部は雲の中です。
最初の渡渉点です。
ここは右手の岩を跳んで渡ります。
沢水の水量は少ないのですが、今回は沢靴をはいて登りました。
ニシュオマナイ川の右岸にある林道跡を使って上流へ向かいます。
30分ほど歩くと二股に到着、ここでやっと沢に降りますが、左股を越えて笹原を歩き右股へ向かいます。
ここからは槇道などを使いドンドン上流へ向かいます。
沢は明るく、水量も少ないのでこれなら夏靴でも大丈夫です。
気持ちよく沢歩きを楽しみます。
6:40分、上二股に到着です。
ここは右股へ進みます。
ほどなく沢の真ん中に矢印が書かれた岩を発見、ここから尾根に取り付かなければなりません。
ここからが苦しい急登となります。
笹原に切られた登山道が急なのです。
今シーズン初めての山道ですので身体が悲鳴を上げます。
それを騙し騙し登ります。
路が狭い尾根になり見晴らしが利くようになってくると山頂はもうすぐです。
8:40分、場違いなところに標識があります。
この標識から右手に登山道はないのですが、ここから右に進むと主稜線でニシュオマナイ山へ行くことができます。
ハイ松を越えると藪が薄くなってきます。
左手に山頂がうっすらと見えてきます。
9:00分、山頂に到着です。
残念ながら山頂は雲に覆われ眺望はゼロです。
山頂で少し休み汗が引いてきたところでソエマツ岳へ続く稜線を降ってみます。
そこはうっすらとした踏み跡があります。
ハイ松の枝に赤いテープが巻き付けられていたり枝が鋸で切られた跡もあります。
灌木の間にある草に付けられた踏み分け路です。
ここには鹿の糞が落ちていました。
10分から15分ほど降ってみましたが、薄いながらも稜線上には踏分路があるようです。
この様子ならソエマツ岳に向かって歩けるのかもしれません。
そんな期待を持ちながら、しかし、残雪期の稜線歩きの方が楽かな~あ、と思いながら登り返します。
9:50分、山頂をあとにして下山します。
この下山が大変でした。
太股の筋肉が急な降り坂に悲鳴を上げます。
両側にある笹や灌木を掴みながら降らなければ登山道を転がり落ちる羽目になりそうです。
両手で笹を掴み、滑る土を踏ん張りながら降ります。
このお陰で自宅に帰ってきてからも筋肉痛が4~5日続きました。
眺望には恵まれなかったのですが、今シーズン初めての夏山は満足いくものでした。
この怠惰な生活から抜け出すために今夏山シーズン初めて山へ登りました。
初めての夏山に選んだのは神威岳(南日高・1,600m)です。
この山を選んだ理由は、日高主稜線歩きで残された難関部分ペテガリ岳→ソエマツ岳間にある山だからです。
神威岳は夏道が付いているのでこの山頂からソエマツ岳までの稜線を歩くことができないかの調査をかねたものです。
いつもの仲間、Sz氏と2人で出かけました。
神威岳の麓には神威山荘という立派な小屋があるのですが、林道情報を見るとこの子や手前900mに崩落している箇所があり通行止めになっているということです。
6月30日、前泊するために札幌を午後3時に出発。
夕方7時前に現地に到着、早速崩落現場を見に行くとこんな状態でした。
林道の路肩が、右下の沢に向かって崩れています。
沢の下までは20~30mはあるでしょうか?
これでは通行止めにするのは仕方がないところです。
仕方がないので100mほど手前に駐車してテントを張ることにしました。
先客の車が1台止まっていたのでその横へ止めます。
7月1日
朝4時に起きて出発準備をします。
前日に買っておいたお弁当を食べてからテントも畳んでしまいます。
4:45分、駐車している場所から山へ向かいます。
15分ほどで神威山荘に到着です。
晴れていれば前方に見えるニシュオマナ山の山頂部は雲の中です。
最初の渡渉点です。
ここは右手の岩を跳んで渡ります。
沢水の水量は少ないのですが、今回は沢靴をはいて登りました。
ニシュオマナイ川の右岸にある林道跡を使って上流へ向かいます。
30分ほど歩くと二股に到着、ここでやっと沢に降りますが、左股を越えて笹原を歩き右股へ向かいます。
ここからは槇道などを使いドンドン上流へ向かいます。
沢は明るく、水量も少ないのでこれなら夏靴でも大丈夫です。
気持ちよく沢歩きを楽しみます。
6:40分、上二股に到着です。
ここは右股へ進みます。
ほどなく沢の真ん中に矢印が書かれた岩を発見、ここから尾根に取り付かなければなりません。
ここからが苦しい急登となります。
笹原に切られた登山道が急なのです。
今シーズン初めての山道ですので身体が悲鳴を上げます。
それを騙し騙し登ります。
路が狭い尾根になり見晴らしが利くようになってくると山頂はもうすぐです。
8:40分、場違いなところに標識があります。
この標識から右手に登山道はないのですが、ここから右に進むと主稜線でニシュオマナイ山へ行くことができます。
ハイ松を越えると藪が薄くなってきます。
左手に山頂がうっすらと見えてきます。
9:00分、山頂に到着です。
残念ながら山頂は雲に覆われ眺望はゼロです。
山頂で少し休み汗が引いてきたところでソエマツ岳へ続く稜線を降ってみます。
そこはうっすらとした踏み跡があります。
ハイ松の枝に赤いテープが巻き付けられていたり枝が鋸で切られた跡もあります。
灌木の間にある草に付けられた踏み分け路です。
ここには鹿の糞が落ちていました。
10分から15分ほど降ってみましたが、薄いながらも稜線上には踏分路があるようです。
この様子ならソエマツ岳に向かって歩けるのかもしれません。
そんな期待を持ちながら、しかし、残雪期の稜線歩きの方が楽かな~あ、と思いながら登り返します。
9:50分、山頂をあとにして下山します。
この下山が大変でした。
太股の筋肉が急な降り坂に悲鳴を上げます。
両側にある笹や灌木を掴みながら降らなければ登山道を転がり落ちる羽目になりそうです。
両手で笹を掴み、滑る土を踏ん張りながら降ります。
このお陰で自宅に帰ってきてからも筋肉痛が4~5日続きました。
眺望には恵まれなかったのですが、今シーズン初めての夏山は満足いくものでした。