8月27日(土)
朝3時半に目を覚まします。
辺りはまだ暗いのですが、今日は千メートルを超える急登を登らなければなりません。
出来るだけ朝の涼しい内に登るために早立ちを考えています。
いつものお茶漬けの朝食を終えるとさっそく準備をします。
白〃と夜が明けてきます。
谷間から見る稜線の向こうに青空が広がっています。
今日も良い天気のようです。
5:15分、出発準備が出来ました。
朝露を避けるために雨具のズボンを穿きました。
しかし、昨晩は気温が高かったようで笹の葉にもそれほど露が付いていません。
暑くなってきますので最初の休憩で雨具のズボンを脱いでしまいます。
今夜のテントサイトはヤオロマップの山頂を考えています。
ヤオロマップの山頂で水が取れるという情報がありますが、万が一の場合を考えて5リットルの水を担ぎ上げることにしました。
このコースは、中部日高にあって唯一夏道で稜線まで上ることが出来ます。
そういう意味では貴重なコースなのですが・・・
標高差千メートルの急登はさすがにきついです。
しかし、我慢して登るとコイカクシュサツナイ沢右股の正面に見慣れた1823m峰が見えてきます。
1823m方の手前に昨年テントサイトにした1643mの
ピークが見えてきます。
上の方から降ってくる人達がいます。
すれ違いざまに挨拶すると北大の山スキー部の若者達でした。
ヤオロマップの水場情報を聞くと、そこそこの流れで湧いているとのこと。
私達の取って嬉しい情報でした。
彼らは、1839m峰を目指したようですが天候が悪くヤオロアップから引き返したようです。
7:15分、この急登の途中1305mに唯一のテントサイトに到着です。
このサイトは、横の谷に遅くまで残雪が残るようでなかなか良いテントサイトです。
さて、ここから少し登るといよいよ斜面の傾斜が増してきます。
小刻みに休憩を取って水もドンドン飲みます。
気温が高くなってきているので脱水症状がでないように水分の補給には注意しなければいけません。
ヤオロマップの水場情報も貰ったので水の心配はなくなりました。
9:13分、やっと、コイカク夏尾根かしらに到着です。
ここでゆっくり休憩を取ります。
Ko氏はこのコースは初めてですので山座同定を一緒に楽しみます。
十勝幌尻岳が正面に見えます。
ユーチューブにコイカク夏尾根到着の様子を貼り付けています。
http://www.youtube.com/watch?v=3UaJ9q2GSm4
南側に目を転じるとこれから歩くヤオロマップが見えています。
コイカクの山頂まではダラダラとした尾根歩きです。
その途中に北大生の慰霊碑があります。
日高で遭難した北大生の慰霊碑です。
慰霊碑の前で静かに手を合わせます。
15分ほど歩くとコイカクシュサツナイだけの山頂に到着です。
目の前に今日のテントサイトとなるヤオロマップ、そこから左手に尾根を伸ばして1600mピーク、さらに、右手に折れた尾根の先にルベツネなどこれから歩く山々が見えています。
コースはここからいった降ります。
ハイ松の中を降りますが、ハイ松に鋸目が入っており枝がそれほど
邪魔になりません。
この辺りは、1839m峰へ向かってツァーも行われているせいか数年前に較べても格段にハイ松が整理されているようです。
(ツァーガイドさんが邪魔な枝霧をしているのでしょうか?)
10:52分、ヤオロマップの窓に到着です。
ここにはテントサイトがあります。
ヤオロマップの窓という地名は通称名です。
直ぐ脇に稜線まで突き上げる沢があり、その沢口がまるで窓のように見えるところからこの地名になっているようです。
ここから先はヤオロマップに向けてまた登らなければなりません。
一番左がヤオロマップです。
暑さのために水の消費がドンドン進みます。
温度計を見ると20度を超えています。
直射もきつくなっています。
そんな中で、この尾根を登っている途中で振り返るとコイカクからこちらに向かって歩いてくる人影が2~3人見えます。
私達のようにペテガリまで縦走するのでしょうか?
13:05分、やっとの思いでヤオロマップに到着です。
北の稜線を見るとスカイラインにカムエクが堂々とした姿を見せてくれます。
うーん、やはりカムエクはいい山ですね!
山頂のテントサイトでは2張りを並べて張るスペースがありません。
1839m側に少し降ったところにもテントサイトがあるはずですので見に行きます。
5分ほど降ったところに最適なテントサイトがありました。
3人用1張+2人用1張が張れる広さがあります。
さあ、テントを張り終えたら水場探しです。
水場は山頂から十勝側に降ったところにあるはずです。
山頂からコイカク側にあるテントサイトから降ります。
ちょうどKo氏が立っているところから降ります。
山頂から標高差で60m~70m降ったでしょうか。
水場の目標は1mくらいの岩があるところです。
水場から見た山頂方面です。
小さな流れですが、1~2分で5百ccのペットボトルが一杯になります。
ユーチューブに貼り付けた水場の様子です。
http://www.youtube.com/watch?v=8aT9FxsmNhM
今回、目標となるピンクテープを貼り付けました。
テントサイトを上から見たところです。
なかなか良いロケーションでしょう。
ユーチューブに貼り付けた1839m峰
http://www.youtube.com/watch?v=tICTKYyUNvA&feature=mfu_in_order&list=UL
タップリの水を汲んでくるとあとは何もすることがありません。
熱い体を冷やすために寝ころんでノンビリします。
目の前には1839m峰が見える贅沢な場所でKo氏と世間話をして時間を潰します。
そうそう、On氏は風邪気味で熱があります。
途中の浦河で風邪薬などを買って飲んでいます。
何より要してきた日本酒を上二股で投げてしまったといいます。
それくらいの覚悟でなければ明日の行程をこなすことが出来ないと思ったそうです。
今回の縦走が困難なことは全員が承知しています。
良いパーティに恵まれたことに感謝しています。
太陽が沈んでくると東側の空が赤く輝いてきます。
太平洋も白く輝き、この光景を十分に楽しみ寒くなってきたのでテントに入ります。
今夜は沢音がないので静かに寝られそうです。
朝3時半に目を覚まします。
辺りはまだ暗いのですが、今日は千メートルを超える急登を登らなければなりません。
出来るだけ朝の涼しい内に登るために早立ちを考えています。
いつものお茶漬けの朝食を終えるとさっそく準備をします。
白〃と夜が明けてきます。
谷間から見る稜線の向こうに青空が広がっています。
今日も良い天気のようです。
5:15分、出発準備が出来ました。
朝露を避けるために雨具のズボンを穿きました。
しかし、昨晩は気温が高かったようで笹の葉にもそれほど露が付いていません。
暑くなってきますので最初の休憩で雨具のズボンを脱いでしまいます。
今夜のテントサイトはヤオロマップの山頂を考えています。
ヤオロマップの山頂で水が取れるという情報がありますが、万が一の場合を考えて5リットルの水を担ぎ上げることにしました。
このコースは、中部日高にあって唯一夏道で稜線まで上ることが出来ます。
そういう意味では貴重なコースなのですが・・・
標高差千メートルの急登はさすがにきついです。
しかし、我慢して登るとコイカクシュサツナイ沢右股の正面に見慣れた1823m峰が見えてきます。
1823m方の手前に昨年テントサイトにした1643mの
ピークが見えてきます。
上の方から降ってくる人達がいます。
すれ違いざまに挨拶すると北大の山スキー部の若者達でした。
ヤオロマップの水場情報を聞くと、そこそこの流れで湧いているとのこと。
私達の取って嬉しい情報でした。
彼らは、1839m峰を目指したようですが天候が悪くヤオロアップから引き返したようです。
7:15分、この急登の途中1305mに唯一のテントサイトに到着です。
このサイトは、横の谷に遅くまで残雪が残るようでなかなか良いテントサイトです。
さて、ここから少し登るといよいよ斜面の傾斜が増してきます。
小刻みに休憩を取って水もドンドン飲みます。
気温が高くなってきているので脱水症状がでないように水分の補給には注意しなければいけません。
ヤオロマップの水場情報も貰ったので水の心配はなくなりました。
9:13分、やっと、コイカク夏尾根かしらに到着です。
ここでゆっくり休憩を取ります。
Ko氏はこのコースは初めてですので山座同定を一緒に楽しみます。
十勝幌尻岳が正面に見えます。
ユーチューブにコイカク夏尾根到着の様子を貼り付けています。
http://www.youtube.com/watch?v=3UaJ9q2GSm4
南側に目を転じるとこれから歩くヤオロマップが見えています。
コイカクの山頂まではダラダラとした尾根歩きです。
その途中に北大生の慰霊碑があります。
日高で遭難した北大生の慰霊碑です。
慰霊碑の前で静かに手を合わせます。
15分ほど歩くとコイカクシュサツナイだけの山頂に到着です。
目の前に今日のテントサイトとなるヤオロマップ、そこから左手に尾根を伸ばして1600mピーク、さらに、右手に折れた尾根の先にルベツネなどこれから歩く山々が見えています。
コースはここからいった降ります。
ハイ松の中を降りますが、ハイ松に鋸目が入っており枝がそれほど
邪魔になりません。
この辺りは、1839m峰へ向かってツァーも行われているせいか数年前に較べても格段にハイ松が整理されているようです。
(ツァーガイドさんが邪魔な枝霧をしているのでしょうか?)
10:52分、ヤオロマップの窓に到着です。
ここにはテントサイトがあります。
ヤオロマップの窓という地名は通称名です。
直ぐ脇に稜線まで突き上げる沢があり、その沢口がまるで窓のように見えるところからこの地名になっているようです。
ここから先はヤオロマップに向けてまた登らなければなりません。
一番左がヤオロマップです。
暑さのために水の消費がドンドン進みます。
温度計を見ると20度を超えています。
直射もきつくなっています。
そんな中で、この尾根を登っている途中で振り返るとコイカクからこちらに向かって歩いてくる人影が2~3人見えます。
私達のようにペテガリまで縦走するのでしょうか?
13:05分、やっとの思いでヤオロマップに到着です。
北の稜線を見るとスカイラインにカムエクが堂々とした姿を見せてくれます。
うーん、やはりカムエクはいい山ですね!
山頂のテントサイトでは2張りを並べて張るスペースがありません。
1839m側に少し降ったところにもテントサイトがあるはずですので見に行きます。
5分ほど降ったところに最適なテントサイトがありました。
3人用1張+2人用1張が張れる広さがあります。
さあ、テントを張り終えたら水場探しです。
水場は山頂から十勝側に降ったところにあるはずです。
山頂からコイカク側にあるテントサイトから降ります。
ちょうどKo氏が立っているところから降ります。
山頂から標高差で60m~70m降ったでしょうか。
水場の目標は1mくらいの岩があるところです。
水場から見た山頂方面です。
小さな流れですが、1~2分で5百ccのペットボトルが一杯になります。
ユーチューブに貼り付けた水場の様子です。
http://www.youtube.com/watch?v=8aT9FxsmNhM
今回、目標となるピンクテープを貼り付けました。
テントサイトを上から見たところです。
なかなか良いロケーションでしょう。
ユーチューブに貼り付けた1839m峰
http://www.youtube.com/watch?v=tICTKYyUNvA&feature=mfu_in_order&list=UL
タップリの水を汲んでくるとあとは何もすることがありません。
熱い体を冷やすために寝ころんでノンビリします。
目の前には1839m峰が見える贅沢な場所でKo氏と世間話をして時間を潰します。
そうそう、On氏は風邪気味で熱があります。
途中の浦河で風邪薬などを買って飲んでいます。
何より要してきた日本酒を上二股で投げてしまったといいます。
それくらいの覚悟でなければ明日の行程をこなすことが出来ないと思ったそうです。
今回の縦走が困難なことは全員が承知しています。
良いパーティに恵まれたことに感謝しています。
太陽が沈んでくると東側の空が赤く輝いてきます。
太平洋も白く輝き、この光景を十分に楽しみ寒くなってきたのでテントに入ります。
今夜は沢音がないので静かに寝られそうです。