goo blog サービス終了のお知らせ 

井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

札幌近郊の山(朝里岳)でパウダーを楽しむ!

2012-01-20 15:49:28 | 札幌近郊の山
 1月18日(水) 札幌近郊にある札幌国際スキー場から朝里岳に登り、そこから朝里岳沢川に向かってスキーで滑る。

 いつものメンバーに加え、今日は、女性が1人加わって総勢6名で札幌国際スキー場から朝里岳の山頂までシールを付けて登り、そこからパウダースノーを楽しもうという企画です。

 天気予報は曇りですが、幸い風がないとの予報です。
ここは日本海から直ぐ近くの山ですので風が吹くと視界が無くなります。
視界が無くなりと朝里岳の平坦な山頂部では方向を見失う恐れがあるのです。
でも、今日の予報ならその心配はないようです。

 8:30分に集合、9児から運行を開始するゴンドラで山頂駅へ向かいます。
ここから朝里岳の山頂を目指して小1時間登ります。
    
    まずは、ゴンドラの駅をバックに記念写真を撮ります。

 ここからちょっと急な斜面もありますが、シールを効かせて登ります。
今日は平日、朝里岳の山頂へ向かうスキーヤーは私達だけのようです。
登って行くにしたがって針葉樹に雪が吹き付いた樹氷が現れます。
新雪は踝くらいです。
シールが良く効くのでドンドン登ります。
   

 40分ほど登ったところで朝里岳の山頂辺りに着きます。
ここでシールを外します。
   
   
    視界が開けてきて正面に白井岳が見えてきます。

 私達が滑り降りる朝里岳沢に向かう尾根も見えてきます。
この辺りは平らな地形ですので視界がなければ方向を見失いがちで気を付けなければいけません。

 さあ、まずはちょっとクラストしてシュカブラのある凸凹した斜面を滑り降ります。
ほどなく、尾根に続く新雪にでます。
ここからはめいめい自由にシュプールを刻みます。

 地図上で1117mと書かれた地点からいよいよ沢に向かって滑り降ります。
このバーンが最高なのです。
フワ、フワ、の新雪を思い切り楽しみます。
   

 結局、昼食後もう1本滑ってしまいました。
1日に2本、思う存分にパウダースノーを楽しんでみんな大満足です。

 最後に、ログを貼り付けた地図をお見せします。
興味のある方は、行ってみてください。
しかし、このコースはスキー場ではありません。
くれぐれも、事故責任で遭難騒ぎなど起こさないようにスキーを楽しんでください。

    

Youtubeに動画がアップされています。
興味のある方は、ぜひ、見てください。
  アドレスです。
   http://www.youtube.com/watch?v=GNQYEHMQzfE

今日は近郊の迷沢山へ

2012-01-15 20:23:24 | 札幌近郊の山
 1月15日 
今日は札幌近郊にある迷沢山へ出掛けてきました。
この山と手稲山への登山口となる平和の滝駐車場までは自宅から車で15分ほどでしょうか。
とても身近な場所にある山なのです。

この登山口からは、手稲山、阿部山、迷沢山などに登れます。
一番人気は、スノーシューやツボ足で登る手稲山です。
山頂まで3時間弱と手頃なだけでなく、山頂にはストーブが燃え軽食を提供してくれるスキー場のロッジがあります。
ロッジの窓からは晴れていると札幌市内から石狩湾までが見えます。
この眺めを見るだけでも価値があります。
実は、先週の9日にツボ足で登ってきました。

 今日はこの手稲山とは沢一つ隔てた迷沢山に登ります。
8:40分、平和の滝駐車場は、すでに15台ほどの車が止まり満杯状態です。
仕方がないので駐車場の手前に路上駐車します。

 ここで、スキーを履いて登ります。
途中までは手稲山へ登るコースと同じ所を歩きます。
登山道は固く踏み固められておりツボ足でも十分に歩けます。
スキーを担ぐよりは履いている方が楽ですので私はスキーで歩きます。

 25分ほど歩くと送電線の下に来ます。
ここで手稲山へのコースと別れ、沢を渡って送電線下の開かれた急な斜面を登ります。
ここ2~3日は雪が降っていないので固く踏み固められたトレースが続いています。
このトレースを利用しながらドンドン登ります。

 急斜面を登りきって少し平らな斜面に出たあたりから送電線下から少し右手の林の中を歩きます。
この方が風の影響を受けずに歩けます。
トレースの状態から先行者は3人いるようです。

トレースの所々が急な斜面ではシールの利きが甘くなります。
こんな場所はトレースを外して適当に新雪に入って自分のトレースを作ります。
2時間ほど歩くと急な斜面を登り終え稜線に出ます。
ここからは左手に見える沢を大きくトラバース気味に円を描くように回り込みます。

 この辺りは稜線ですので時折強い風が吹いてきます。
小雪がチラチラ降ってきます。
しかし、トレースがハッキリしているので迷う心配はいりません。

 稜線に出てから1時間弱、駐車場から約2時間半ほどで山頂に到着です。
山頂にはスキーの人が2人、スノーシューの人が1人いました。
トレースのお礼を言って私も一休みします。

 身体が冷えてくるのでフリースを着て汗で湿った帽子と手袋も換えます。
軽く食事を取ってから私も山を降ります。
冬は、身体が直ぐに冷えてしまうので山頂で10分も休めば十分です。

 先行して降っていったスキーの人はシールを外していました。
私は、またシールを付ける手間を考えてシールを着けたまま下ります。
そして稜線をトラバースしてここから降るだけという送電線下でシールを外します。

 ここからは送電線下を上手く利用しながらスキーで降ります。
苦労して登った斜面も降りだとほんの数分で滑り降りてしまいます。

 送電線下をスキーで降っているとスキーヤーの姿が目に付きます。
どうやらバックカントリーを楽しんでいる人達のようです。
山頂が目的ではなくてシンセいつの斜面を求めて登ってきているようです。

 私は、ドンドン滑ります。
多少の登りもありますがシールを付けるほどではありません。
15分ほどで沢の渡渉点まで降ってしまいます。
時計を見るとまだ午後12時半を少し回ったところです。

 9時少し前に登りだしたので3時間半ほどしか経っていません。
ここで、スキーを脱いでノンビリします。
残っていたパンを出してミルクティーと一緒に食べます。
ここですと、送電線下を滑ってくる人達がよく見えます。
彼らの滑りを見るには絶好の場所です。

10分ほどすると彼らの姿が見えてきました。
荷物を背をっていない人もいます。
今日の雪は少し湿った思い雪です。
その雪のため上手く曲がれないようです。

 私も大分度胸が付いてきましたが、スキー場とは違いバックカントリーの雪は千差万別です。
斜面の向き、気温の違いなどで同じ様な斜面でも雪質が違います。
それを上手く滑るところが楽しいのです。

自分の体力と技術との相談で安全に滑る方法を考えます。
それが山スキーの楽しさですね。



恵庭岳(1,319m) 11年6月

2011-06-08 15:11:35 | 札幌近郊の山
やっと新緑の季節になってきた北海道!
今回は札幌の近郊、支笏湖の畔にある恵庭岳へ登ります。

恵庭岳は札幌から車で40分ほどの距離にあります。
標高千3百メートルほどの活火山です。
山頂部は溶岩ドームが形成されておりそのドームも風化により崩れてきています。

山頂からは目の下に支笏湖が広がり、その向こうに樽前山、風不死(ふっぷし)岳が雄大な姿を見せてくれます。

 6月4日、札幌を7時に発ち登山口へ向かいます。
登山口には数台の車が駐車しておりもう登っている人がいるようです。
この登山口も車上狙いが発生しているようで、札幌近郊の山の登山口は警察がパトロールしているようです。
   
    登山口ではいい天気だったのですが・・・・

 7:45分、同行のIさんを先頭に私が後に続きます。
新緑が目に眩しい季節です。
所々に咲く花を愛でながら春山の空気を満喫して歩きます。

 ほどなく傾斜が増してきます。
恵庭岳は山頂までの距離が短いため急斜面が続きます。
辺りが暗くなってくると少しポツリポツリと雨が降ってきます。

今日の天気予報はよるには雨ですが、こんな時間から振るはずはないのですが?
きっと、谷を吹き上がってくる風に乗って湿った空気が雨となっているのでしょう。
それほど強い雨にはならないと思いあまり気にしないで登ります。

 雑木林の中の急な斜面に登りと降りが分けられたロープ場があります。
下降道はロープが張られ、足元は深くえぐられています。
落石の恐れがあるので登りと降りのコースを分けているのです。
このロープ場を登り終えると一気に視界が開けます。
   
   爆裂火口から続く深い谷の向こうに山頂が見えます。
   硫黄の臭いが鼻をつきます。
 
 山頂のドームは雲の中に隠れています。

 8合目に到着です。
ここから先は自己責任で登ります。
岩場の登山道であり、落石や崩壊の危険があるからです。

 注意書きのあるロープをくぐって山頂を目指します。
    
    登山コースは岩だらけになります。

   
    Iさんは快調に登っていきます。

 さて、山頂下に着きました。
ここには2本のロープが垂れ下がっています。
   
    このロ-プを登ってみましたが、最初の部分がちょっとハング気味で微妙です。

   
    こちらが右手が大きく崩落して危険に感じるのですが、
    ロープがしっかりしているのでこれを登ります。

 ようやく山頂です。
山頂にはお地蔵さんが祀られています。
    

 雲の合間からオコタンペ湖が姿を見せてくれます。
晴れているとエメラルドグリーンの素晴らしい色の湖面なのですが、今日はどんよりした天気なので鉛色です。
 その右手に見える山が漁岳です。
    


 山頂まで約2時間半で登りました。
風が強いので吹き飛ばされないようにして崩落した斜面を見ます。
3年ほど前に較べてもかなり崩落が進んでいるようです。

ひょっとすると10年もしたらこの山頂部も崩落してしまっているかもしれません。
これが、生きている山の現実ですね。

 山頂から少し降って風が当たらないところで昼食を取ります。
ポツポツ降る雨を避けるために岩陰に身を寄せ、ツエルトを張ります。
お湯を沸かしカップ麺を食べるとホッとします。

 ゾクゾクと登山者が登ってきます。
団体客(クラブツーリズムの一行でした)もあり、なかなか盛況でした。


 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

  今となっては歴史上の出来事なのでしょうか?
 知っている人が少なくなってしまいましたが、この恵庭岳を舞台に
 札幌オリンピックで滑降の競技が行われたのです。

 1972年2月のことです。
 今から40年も前のことですね。
 登山道から見るとちょうど反対側の斜面、南西側の支笏湖湖面に面した斜面を
 使って男女2本の滑降コースが作られました。

 男子コースは標高1,126mがスタート地点、ここから電光形にコースを取り
 2,636メートルを作りました。
 女子コースは同じように標高870m、コースの長さ2,108mです。

 スタート地点まではロープウェイとリフトも整備されていました。

 この恵庭岳の滑降コースは自然破壊を許すなと自然保護団体などからの猛抗議が
 ありましたが、札幌オリンピックといういわば錦の御旗に寄り切られ着工されました。

  しかし、競技終了後は施設の撤去と伐採地の修復を条件にされていました。
 でも、随分長い間山腹の斜面に電光形が確認されるような有様でした。

 今は、どうなっているのでしょうか?
 
   

徳舜瞥岳(1,309m)

2008-05-24 23:19:21 | 札幌近郊の山
3月28日(日)徳舜瞥岳に登りました。

3月も暖かい日が続き、どうやらそろそろ山スキーシーズンも
終わりに近づいてきました。
今シーズン終わりの山スキーを大滝村にある徳舜瞥岳に
行くことにしました。

朝7時に札幌を出発して中山峠を越え大滝村へ向かいます。
およその距離、100kほどでしょうか。
天気がいいので舗装路面が出ています。
その道を快調に走り三階滝近くの登山口へ向かいます。

登山口が良く分からなかったのですが、キャンプ場と
駐車場のある場所がそうだと思い、ここから登ります。
林道の正面に目指す徳舜瞥岳の山頂が見えています。
山頂下には疎林の斜面が広がり、スキーにはいい山のようです。

林道を快調に歩きますが、表面がクラストしておりシールの
利きが心配です。
1時間ほど歩くと上の方から降りてくる人がいます。
若い男性がクロスカントリー用の細いスキーで降りてきます。
途中まで行ったのですが樹木が密集していて登るのが
大変なので降りてきたと行っています。

私達が順調に林道を登っていくと駐車場があり、
ここが夏道の登山口のようです。
ここから先はいよいよ林道を離れ山の中へ進みます。

なるほど木々が密集していてなかなかコース取りが
難しいのです。
傾斜もかなりきつくなっています。
我慢して歩いていくのですが、どうも徳舜瞥岳と隣の
ホロホロ山のコルを目指しているようです。

そちらへ行くよりも徳舜瞥岳の右手の方が登りやすい斜面に
見えるのでそちらへコースを取ります。

しばらくジグを切りながら登っていくと、正面に羊蹄山が見えています。
   
真っ白で富士山のような端正な姿を見せてくれています。

国家ら傾斜を増した斜面をドンドン登っていきます。
林を抜けると、雪の表面がクラストした斜面となってきます。
スキーのシールがよこすベル思想になってきましたので、
スキーをデポしてここからはツボ足で登ります。

ストックを2本持って登っていきます。
所々でハイ松の枝の隙間に足を取られながらようやく山頂に着きました。

山頂からは支笏湖が見えます。

支笏湖は鏡のように見えます。
その左手には恵庭岳が見えています。

今日の徳舜瞥岳は最高の景色を見せてくれています。
遠くは駒ヶ岳まで見えていました。

最高の景色を心に刻み下山します。
山頂からスキーをデポした地点まで下がって、昼食を取ります。
昼食を取る間も正面には羊蹄山が見えており
最高の食事でした。



準備山行・神威岳(983m)

2008-05-08 20:03:09 | 札幌近郊の山
4月19日、神威岳から烏帽子岳まで登るつもりで出掛けたのですが、
すっかり雪が融けたようですので、とりあえず神威岳を目指します。

平川に掛かる百松橋を渡ると林道を閉じているゲートが開いています。
これは、ラッキーとばかりに、林道を奥まで走ります。
「神威岳登山口」と書かれた標識前の待避所に車を止めます。

ここから登りだしたのですが、雪がまったくありません。
しばらくは林道のように広く整備された道を歩きます。
30分ほど歩くと切り出した松がうずたかく積まれている
集材所に着きます。
どうやらここまで車が入れるようです。

この集材所を過ぎると、ようやく登山道らしい道となります。
沢沿いの道を歩いていると、沢を渡るところへでます。
ここが、ちょっと分かりずらかったのですが、
沢を飛び越えて、尾根に取り付きます。

ここからは、右手上に神威岳の山頂部がいつも見えています。
岩で出来た山高帽のような山頂です。
尾根を登っていくにしたがって北斜面に雪が残っています。

この斜面をジグザグに登っていくのですが、
残雪のためコースが分かりずらくなっています。
注意深くコースを見ながら登っていくので、
多少ペースが落ちてきます。

ほぼ尾根を登りきったところは、残雪がいっぱいあります。
その残雪をキックステップで足場を作り登っていきます。
今日は天気がいいので、汗で額が濡れてきます。
その汗を手でぬぐいながら一歩一歩歩いていきます。

山頂部飲ましたからは急斜面となって見えている山頂部の
裏側へ回り込みます。

約2時間半ほどで、山頂へ着きました。
目の前には烏帽子岳が見えます。
でも、烏帽子岳を見ても雪が大分融けています。

烏帽子岳までははっきりしたコースがないので、残雪を利用して
登るつもりだったのですが、この様子では諦めるしかありません。

北側には、冬に登った百松沢山から、その陰に手稲山が見えています。
西側に見える真っ白な山は無意根山です。
まだかなり雪が残っているようですので、
これなら、無意根山へ行った方が準備登山の目的が
達成されたかもしれません。

無意根山の手前に見える黒々とした岩峰は定山渓天狗岳です。

山頂で、濡れたシャツを乾かしてのんびりします。
単独の男性が登ってきます。
話を聞くと私達のトレースがあったので登ってこれたといってます。
その後はご夫婦が1組登って来ただけで、今日の神威岳は
私達を入れて5人ほどしか登っていないようです。

今回の神威岳は天気も良く気持ちよく登れました。



準備登山・漁岳(1,318m)

2008-05-07 22:23:20 | 札幌近郊の山
今回の斜里岳、羅臼岳の山行に当たって、準備山行を2回行っています。
1回目は、4月12日の漁岳です。

漁岳は、夏道はないのですが冬に利用している登山口まで
札幌から1時間ほどで行くことが出来ます。
支笏湖へ向かってオコタンペ湖の分岐点近くの林道から
登っていきます。

林道を2キロほど歩いていきますが、林道に残っている雪が
柔らかく、所々で踏み抜き、膝頭が埋まるほどの深さがあります。
まるで落とし穴に落ちたようになり、この踏み抜きを注意しながら
歩くのは非常に神経が疲れます。

歩いているうちに何となく堅い雪面が分かるようになります。
それを足の裏で感じながら歩いていきます。

2キロほど歩いたあたりから左手の尾根に取り付きます。
いきなりの急斜面でこのあたりの雪は堅いので
キックステップで登っていきます。
キックも1度ではしっかりした足場が作れないので
2度ほど蹴り込みます。

これが疲れるのです。
膝裏の筋肉が疲れてきます。
最近は、キックステップを使って登るような山に入っていないので
訓練にはなるのですが、身体には応えます。

ようやく、尾根筋にでます。
ここからは恵庭岳が間近に見えます。

恵庭岳の山頂は溶岩ドームですので、左側に突き出た突起みたいのが
山頂です。

目の下にはオコタンペ湖と支笏湖が見えています。

オコタンペ湖は結氷しているので真っ白です。
その上に見えるのが支笏湖です。
支笏湖は不凍湖とも言われ、凍らないことが多い湖です。

ここから山頂を目指して歩くのですが天気が変わってきてます。
冷たく強い風が吹き時折雪が混じってきています。

山頂まで5~6百メートルほど手前にある1、175mのポコで
引き返すことにします。
ここから山頂までは風も強く当たるため
天候のことを考えて引き返すことにしました。

今日目的は、ツボ足で歩くことですので、
その目的は十分に達成することが出来ました。