鬼の目にも・・・

職業訓練のＳ君は24歳。

一緒に仕事を始めてから５ヶ月経ち、
最近ではちょっとした切り返しも覚えてきたりして（笑）。

そんな「Ｓ君を囲む会」と称して、
今度の金曜日に同僚たち女性陣とで飲み会をやることになった。

まー、なんだかんだあった不思議ちゃんやら、
お局様がいなくなったので、
内輪で楽しくやろう！ということで、
予約はアンパン〇ンことＦちゃんが段取りしてくれてバッチリ。

その後も隣りの部署のＴ渕さんやら、
いつもイッチョ噛みしてくるＳ水さんからのカンパもあり、
予算組もバッチリ。

それだけで満足してたらえぇもんを、
Ｎ課長からもカンパしてもらおう！というスケベ根性が出たメンバー。

「うまいこと言ってカンパしてもらってきてください～♪」と
Ｂちゃんに背中を押されるように課長のところへ。

「今度の金曜日、Ｓくんを囲む会をするんですが、
　Ｓ水さんやらＴ渕さんからもカンパいただいてまして…」というワタシの言葉に、
Ｎ内課長は「いつ？金曜の何時から？
土曜やったら用事あるけど、
金曜やったら大丈夫やから参加しますわー」との返事。

え？参加？？（汗）

「Ｓ君以外みんな女子なんですけど？」と抵抗してみたが、
「女子じゃなくて、女性でしょ（笑）」と簡単に切り返され、
あ…そーですか…と返す言葉もなく、
奥の院に戻り、同僚に報告すると、
みんな揃って絶句。

今から「もういいですわ！」って断っといで！などと言われたが、
まさかそんなわけにもいかず、
「ごめんなー、返す言葉が咄嗟に見つかれへんかってん」と反省しきり。

そんな場面に、なにも知らない同僚がまた一人やってきて、
＜Ｎ内課長参加＞というのを聞いて、
「えぇーっ！そんなん楽しくないやん！
　誰が声かけたんよー」とブーイング。

えぇえぇ、おっしゃるとおりです（汗）。
でもねぇー、どうしようもなかったんよ…とさらに小さくなるワタシ。

みんながあんだけ楽しみにしてたのに、
調子に乗ったんが間違いやったなぁー、とか
いろいろ考えてるうちに、
なんだかすごく申し訳なくなってきて、
「あかん…なんか涙腺緩んでしもた」と言うと、
同僚のＣさんが「う゛ぇーっ！鬼の目にも涙やーっ！」と大はしゃぎ。

「なんでやねん…」と泣き笑いしながら、
そうやって冗談混じりにでも、
「大丈夫！楽しくなるって！」と慰めてくれる仲間に感謝。

おまけにワタシの性格をわかっているのか、
「あんまり考えすぎたらまた寝られへんようになるからね！」と
励ましてくれたりもして。

その後も大笑いするたんびに
一旦緩んだ涙腺からは涙・涙の一日であった（笑）。

飲み会、楽しくなりますように♪（パンッパンッ！）