見掛け倒し

昼過ぎ、課長から「ちょっといいかな」と手招きされ、
別室の会議室へと…。

一番奥のブースに行き、
なにを言われるんかとドキドキしていたら、
非常勤は今日が内示日らしく、
「来年度も同じ部署で働くことになった…」とのこと。

もぅ、驚かさんとってーやー（←心の声）と思いつつ、
来年度はもう５年目。

すっかりベテラン扱いされているのだが、
仕事のことやらなんやらで思い悩むこともあるわけで…。

以前、課長と係長には現在自分の抱えてる病気のことは言っておいたので、
そのことについてもちょっと触れたのだが、
「プライベートみたいにビシバシっ！といったらえぇねん」と、
まったく気にもかけない様子の課長。

そりゃー、傍目にはわからん病気やからねぇー、
仕方ないわなぁー、と諦め半分で自席に戻ると、
目の前に座るＧくんが、他部署との揉め事について「納得がいかない」と
隣のＲさんに絶賛文句タレ中。

「ボクは絶対謝ってもらわないと気がすみませんから！」の一点張り。

元々「人の怒り」というものに触れるのが苦手で、
若干のトラウマもあったりするので、
極力関わらんようにしようとは思うのだが、
袖机がなくなった今、目の前で繰り広げられる会話は丸聞こえ。

まるで自分はまったくミスをせず完ぺきであるかのようなＧくんの物言いに、
イラッときつつも、自分の中で少しずつ激しくなる動悸に、
ホンマにワタシは見掛け倒しの人間やねんなぁー、と
改めて再認識した次第。

そんなこんなで恒例のフィットネスは中止して帰宅。

今日は自宅でゆっくり…というわけにもいかず、
明日からの旅行の用意をしなければ！と
ドキドキがおさまらない木曜の夕方である。