相性

私が勤める大阪支社には現在、女子社員が８名いる。

年齢的には上から数えて二番目なのだが、
通算勤務年数や、キャラからして実質的には「お局様」状態な私

男性であれば上司だろうが役員だろうが、
自分の思ったことや意見を言える私なのだけれど、
女子社員は、なぜかなにも言えなくなってしまうのだ。

これはなぜなのか？と考えてみた。

私が入社した頃、折り紙付の「お局様」がいた。
「ストッキングの色」「歩く時のヒールの音」などから始まって
母にも言われたことのないような細かいことを
いろいろと仕込まれて鍛えられた。

そのお局様が引退したと同時に、私が一番の年長者となり、
自動的に「お局様」になったわけなのだが、
どうも私には「お局様稼業」は向いていないようだ。

たまに「それはないでしょ～？」というような
言動をする女子社員はいるけれど、じっと我慢してしまう。
それは彼女の為にも、会社の為にも良くはないのだろうけれど・・・。

随分昔になるのだが、ある女性に仕事のことで「ハッキリ」と物申したときに、
その彼女を泣かせてしまったことがあって、
そのあとも彼女は私のことを「すごいコワイですぅ～」と言っていたらしく、
同性同士でうまくやっていくことの難しさを実感したことがあった

で、なにも言わないことが一番いいのかな、という結論に達したわけ。

来週、会社の「株式上場10周年記念」でハワイに行くことになっている。
私とは相性の悪い「苦手なタイプの女子」と同じ部屋割りらしいのだが、
４日間じーっと耐えていられるのかどうか・・・忍耐のハワイ旅行になりそうだ。

まぁそれは彼女にとっても同じことなのかもしれないけれど