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ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

マガンの渡り

2025-04-28 15:52:18 | 旅行

道内旅行の続きです。

今回の旅行で、男山自然公園に続いて行きたかった場所。

それは美唄市にある宮島沼。

宮島沼は渡り鳥マガンの飛来地として、日本の最北端の沼になる。

本州で越冬したマガンが、シベリアへ北上する途中に立ち寄って羽を休める日本の最終地で、まさに今は渡りの途中で、宮島沼には多くのマガンがいる。

と言っても、もう半数近くのマガンがシベリアへ向けて飛び立って行ったと、環境省が管理しているセンターの方が教えてくれた。

それでも、まだこの時は四万羽以上のマガンがいて、一斉に飛び立つ姿は圧巻だった。

宮島沼には春(4月中旬〜下旬)と秋(9月下旬〜10月上旬)にやって来る。

繁殖地ロシアのアナディルから飛び立ち、途中でロシアのハルチンスコエ湖、それから北海道の宮島沼、ウトナイ湖で休み、秋田県の八郎潟を経由し、そして宮城県の伊豆沼、内沼、蕪栗沼で冬を越すそうだ。

空を見上げていると、ウトナイ湖から次々とマガンが、美しい編隊を組んで飛来してくる。

その編隊は、ほとんどが家族単位だそうだ。

そして束の間の休憩の後、シベリアに向かってまた編隊を組んで次々に飛び立って行く。

宮島沼で休んだ後は、なんと24時間も飛び続けてシベリアに向かうそうだ。

体力に自信のない私などは、途中の稚内あたりで休んでいけば良いのにと思うが、そうもいかないらしい。

もしかすると途中で脱落する鳥もいるのかもしれない。

すべての鳥が無事に帰れますようにと願いながら、宮島沼を後にした。

本当は、これで道内旅行の話は終わろうと思っていたが、書き切れなくなったので、しつこくまだ続きます。

 


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