父の故郷庄内が最近何かと話題になることが多くなってきているようで非常に喜ばしい。たそがれ清兵衛に続き、今回のアカデミー賞受賞の映画おくりびとも我が故郷である庄内の鶴岡が舞台である。
従兄弟の長男が鶴岡で10代目となる旧家である父の実家は、庄内藩のサムライから明治維新以降地主となり、戦後のGHQによる農地改革の際農家となる。
藤沢周平の小品、龍をみた男の舞台となる善宝寺近くの父の実家の風景は、自然が今もそのまま残された、日本の美しい故郷の原風景である。
地主の息子でも8男であり、農地改革により残されたのは僅かばかりの土地となった故郷を離れ、我が一族の菩提寺となる善宝寺の本山である総持寺のある横浜鶴見を父は活動拠点としたのだが、私には子供の頃から京浜工業地帯の一角となるこの鶴見の地はどうしても好きになれなかった。
子供の頃、父と母そして姉の家族4人で訪れる鶴岡市郊外の自然に囲まれたあの風景がすきだった。
中学2年生となった頃より父は体調を崩しはじめ、私はいつのまにか太賀誠のような不良少年へと変わって行き、父の運転により家族揃って鶴岡にある父の実家へ行くことも出来なくなってしまった。
10歳の時に父親を亡くしてしまった私の父の親代わりとなり、父を育ててくれた伯父さんも今年90歳になる。私が17歳で父を癌で亡くしてからは私の父親代わりともなった。
そうだ、今年こそ鶴岡へ帰ろう。善宝寺の我が一族代々の墓には、父の遺骨も分骨されているし、子供の頃冬になると、両親が共働きのため鍵っ子であった私の面倒をみるために毎年上京してきてくれたお祖母さんの墓参りもしたい。
伯父さんや従兄弟にその長男。そしてまだあったことのない伯父さんにとって曾孫となる小さな子供達。
私にとっての庄内鶴岡は今もあの頃となんら変わることのない心の故郷でもあるのだから。
従兄弟の長男が鶴岡で10代目となる旧家である父の実家は、庄内藩のサムライから明治維新以降地主となり、戦後のGHQによる農地改革の際農家となる。
藤沢周平の小品、龍をみた男の舞台となる善宝寺近くの父の実家の風景は、自然が今もそのまま残された、日本の美しい故郷の原風景である。
地主の息子でも8男であり、農地改革により残されたのは僅かばかりの土地となった故郷を離れ、我が一族の菩提寺となる善宝寺の本山である総持寺のある横浜鶴見を父は活動拠点としたのだが、私には子供の頃から京浜工業地帯の一角となるこの鶴見の地はどうしても好きになれなかった。
子供の頃、父と母そして姉の家族4人で訪れる鶴岡市郊外の自然に囲まれたあの風景がすきだった。
中学2年生となった頃より父は体調を崩しはじめ、私はいつのまにか太賀誠のような不良少年へと変わって行き、父の運転により家族揃って鶴岡にある父の実家へ行くことも出来なくなってしまった。
10歳の時に父親を亡くしてしまった私の父の親代わりとなり、父を育ててくれた伯父さんも今年90歳になる。私が17歳で父を癌で亡くしてからは私の父親代わりともなった。
そうだ、今年こそ鶴岡へ帰ろう。善宝寺の我が一族代々の墓には、父の遺骨も分骨されているし、子供の頃冬になると、両親が共働きのため鍵っ子であった私の面倒をみるために毎年上京してきてくれたお祖母さんの墓参りもしたい。
伯父さんや従兄弟にその長男。そしてまだあったことのない伯父さんにとって曾孫となる小さな子供達。
私にとっての庄内鶴岡は今もあの頃となんら変わることのない心の故郷でもあるのだから。
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