RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

歌舞伎 -江戸の芝居小屋-

2013-03-12 21:30:00 | 美術
見てきました

サントリー美術館

会期は2013年2月6日から2013年3月31日。

日本の伝統芸能歌舞伎
江戸時代に花開き、現代まで続いている歌舞伎は日本を代表する伝統芸能として、さまざまな変遷を経て発展。
昨年からは悲しい話題が相次いでいて、そのニュースに思わず涙することも。
でも、4月には新歌舞伎座が再開場。
盛り上がっていってほしいな~と思います。

さて、今回の展示は
「歌舞伎座新開場記念展」
第五期歌舞伎座となる今回の設計は隈研吾事務所が担当。
そして今展示の会場、サントリー美術館も隈研吾事務所が担当。
サントリー美術館、いいよね。
木の感じとモダンな雰囲気、特に4階から3階へ階段を降りているときがすっごく楽しい。
あの空間、好き。
展示より好きかも(笑)

4月2日に再開場する東京・東銀座の歌舞伎座。
場内の内装部分ではバリアフリー化。
トイレは個室ひとつひとつが広くなり、人の出入りで照明が感知する最新型に。
これまで設なかったエレベーターやエスカレーターも新設。
エスカレーターにも鳳凰が描かれ、柱は第先代歌舞伎座の一部を再利用。
新歌舞伎座の上はオフィスビルになることでも色々話題に。
ビルは表通りより少し引っ込んだ形で建てられます。
ぱっと見だとビルは別の建物のように見える。
(あくまで完成予想図からの見方ですが。)
芸の神様が降りてこないなどの批判もあるようですが。。
建物の5階部分には屋上庭園が造られました。
ただここは客席の上になるので舞台の上はビルなんですね~。
神様はビルをすり抜けて降りてくるのだ。
途中、庭園で遊ぶかもね。
気になる座席は先代歌舞伎座の約2000から約1800に減少。
その分、座席の幅が3センチ、前列との間隔が6センチ増え、ゆったりと座れるようになりました。
2月26日に既に完成。
地上29階、地下4階のオフィスビルを併設した「GINZA KABUKIZA」
地下には飲食店や 土産物店が並ぶ「木挽町広場」が。
こちらは3月1日からオープンしています。
一度行ってみたいな。

出雲阿国が始めたことで知られる歌舞伎。
「阿国歌舞伎草紙」
その出雲阿国が踊る様子が描かれています。
もともとは能舞台を使っていたそうです。
女性の周りには楽器を演奏する人々と見ている人が描かれています。
派手な格好(かぶきもの)をしてひときわ目立つのが出雲阿国。
周りの楽器は能を踏襲した、笛・小鼓・太鼓で、三味線を入れない初期の構成とのこと。
なんか勉強になる~。
この「歌舞伎踊り」は江戸時代初頭頃に大流行。
この頃は遊女歌舞伎などが盛んに行われていたようです。
後に風紀を乱すとして遊女歌舞伎は禁止されましたが。

「洛中洛外図屏風」
京都の街を俯瞰した屏風。
四条河原には芝居小屋が描かれています。
人がたくさん描かれているところを見ると、当時とてもにぎわっていたんだな~、と。

歌舞伎の台本や、今までの歌舞伎座の模型などもあって、なかなか面白い。
また、歌舞伎役者の身に着けた着物の模様が一般女性の着物の模様になっている様子が描かれていたりと、当時の歌舞伎役者の人気っぷりが伝わってきます。
あこがれのスターでありファッションリーダーであり。。

鏑木清方「江戸桜」
ここで清方作品とは。
羽子板を支えにして両手を置き、座っている江戸時代の町娘が描かれています。
羽子板には助六を演じる九代目市川團十郎が。
これは市川團十郎の30年追悼興行の際に描かれたそう。
娘のかんざしは助六が演目中に持っている提灯と蛇の目の傘の意匠だそうです。
あぁ、美しい。

展示の最後には劇場1階ロビーの絨毯の一部が。
先代歌舞伎座の開場(1951年)当時使われた絵柄が再現されたそう。
鳳凰モチーフで縁起良さそう。
平等院鳳凰堂の中堂母屋に描かれた「咋鳥文様」をモチーフにしているそうです。

歌舞伎見に行きたいな~といつも思っているのですが、なかなか。。
今年か、来年か。。
いや、今年は能を見に行きたいんだよね。
初心者でも分かりやすくて楽しめる演目があったらすぐにでも行きたい。



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