RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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国宝 大神社展

2013-05-29 21:30:00 | 美術
見てきました

東京国立博物館

会期は2013年4月9日から2013年6月2日。

トーハクといえば、国宝や重文たっぷりの展示。
「興福寺阿修羅展」「空海と密教美術展」「法然と親鸞」など様々な展示で国宝や重文を扱い、また観客動員数を伸ばしてきましたが。
よく考えたら「寺院」ばかり。
今回は仏に負けるかとばかりに(!?)神様大集合!!な展示です。

さて、今回の展示は「神社」
今年は伊勢神宮の第62回式年遷宮が行われるそうで、それを記念して神社本庁をはじめ全国の神社の全面的な協力を得て、神宝などがまとまった形で観られる展示になっています。
ちなみに、式年遷宮というのは20年に1度御社殿を作り替えて神様にも移って頂くという大規模な儀式。
およそ1300年前に第1回が行われてから現在まで続けられているそう。

「紅麻内衣」
広島、厳島神社所蔵の国宝です。
安徳天皇の産着、との伝承あり、と。
私は平家物語大好きっ子なので壇ノ浦の戦いあたりで泣くのですが。
幼い安徳天皇が入水したってだけで泣きそう。。
深い赤い色。
目を惹きます。そして胸がぎゅっとなる。

「梅蒔絵手箱」
国宝です。
そして我が地元、静岡の三島大社所蔵です。
うん。
もともと蒔絵は好きですが。
化粧道具などを納めた手箱だそう。
細かいところまで丁寧に細工されていて、また梅の花の小さく可愛らしいようすもすごく好き。
北条政子奉納だと伝わっているそう。

「富士浅間曼荼羅」
所蔵は静岡県の富士山本宮浅間大社。
全国の浅間神社の総本社です。
富士宮の浅間神社です!!
そして私の毎年の初詣先(笑)
母親の実家が徒歩10分弱なので、小さいころからおなじみの場所。
そこにトーハクで出会うとは……
大きくそびえる富士山。
手前には浅間神社。
富士山の右には日輪、左には月輪。
富士山の中央には金色の参道。
頂上には鳥居があり、富士山自体がご神体という雄大な作品です。
いや~、さすが静岡。(笑)
ちなみにですが、富士山頂は浅間神社の所有です。
所有、というと若干の語弊がありますが。
浅間神社は富士山の8合目から山頂までの土地を境内としています。
浅間大社が位置する富士宮市街地の「本宮境内」に対して、富士山頂部(8合目以上)は「奥宮境内」。
富士山頂には浅間大社の奥宮もあります。
……描かれている山頂の鳥居はこれのことだと思います。
しかし正式に土地登記されていません。
ただ1974年の最高裁の判決では8合目以上の富士山頂部の土地は、浅間大社の「境内地」、すなわち所有地である事が明確に。
静岡でも山梨でもなく浅間神社。
ただ、ここには郵便局もあります。
富士山頂郵便局。
郵便番号もあって、〒418-0011
富士宮郵便局の管轄です。
もう静岡でいいじゃん。

「直刀 黒漆平文大刀」 茨城・鹿島神宮
見ての感想は「大きい」
2m以上ある巨大な刀。
直刀としては日本最大のものだそう。
鞘は黒漆塗りでした。
装飾も見事で大きいものにありがちないい加減さはなく国宝に、神社所有にふさわしい立派なものでした。

そうそう。
「日本書紀」や「古事記」の写本も展示されていました。
教科書で見たものが現実に見れると感激です。

トーハクといえば《国宝・重文〇〇件!!》《展示品の〇〇%は国宝!!》といった国宝たっぷりの展示をしてきています。
今回は国宝・重文が180件!!
本当に日本中の貴重な品が集まった感じです。
ありがた~いものにたくさん出会える上に国宝たっぷりとはなんとも拝みたくなる展示です。



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