RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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ルーヴル美術館展~地中海四千年のものがたり~

2013-07-26 21:30:00 | 美術
見てきました

東京都美術館

会期は2013年7月20日から2013年9月23日。

ルーブル美術館の説明なんて今更いらないでしょう。
昨年の来館者数は約970万人。
もちろん世界一。
所蔵作品数は約38万点。
そんなルーブル美術館の所蔵品の中から今回は地中海をテーマに選ばれた作品で展示が構成されています。
その数なんと273点。
内容はルーヴルの8部門全てに及ぶというもの。
いや〜期待です。

さっそく気になったものを。

「競技者に与えられるオリーヴ油を入れる黒像式アンフォラ:アテネの守護女神アテナ(A面)、競技者(B面)」
なんか、今回、名前が長いものが多かった。。。
とても大きな壷。
アんフォラと呼ばれ左右に大きな取っ手が着いています。
茶色地に黒で女神アテナが描かれています。
反対側は走る3人の男性。
このアンフォラにはオリーブオイルを入れ、競技の優勝者与えられたとか。
地中海っぽい。。
オリーブオイルは照明、体の手入れ、食用などに使われたとのことで、欠かすことのできないものでした。

「柄と注ぎ口のついた容器、通称「ソース入れ」」
金色の器です。
眩しいぐらい。
とっても目立っていました。
丸っぽくって、ソース入れって感じではありませんが。。
こんなに綺麗な状態のものが残っているということに驚き。

「受け皿を持つ女性の形の奉納用スプーン」
大きなお皿を持った女性がうつ伏せの状態です。
これがスプーン。。。
なんかちょっと、、不気味。
白粉などを入れる化粧用だったとか。
このあたりには同じような作品がいっぱいでした。

「[ロゼッタ・ストーン](大英博物館蔵)の石膏レプリカ:この石碑にエジプト文字とギリシア文字で刻まれた法令の研究により、1824 年にJ. F. シャンポリオンがヒエログリフの解読に成功した」
うぉ〜、ロゼッタストーン!!
と思ったらレプリカ。
そりゃそうだ。。ルーブル美術館展で大英博物館のものがくるはずがない。。
かの有名なロゼッタストーン。
タイトルで大体の説明は終わっているという。。
えっと、2種類の文字が上下に分かれて書かれています。
上はエジプトの文字で、下はギリシア文字。
どちらも内容が同じ、とのことです。

「ひげのある男の頭の形をしたペンダント」
これはすごい。
色々な意味で。
キャラクター化しそうな真ん丸の目。
もじゃもじゃのヒゲ。
ひょっとこにも似たイメージ。
こんなペンダント、どこですればいいんだろう。。

「魚形アリュバロス(小型の香油入れ)」
こちらはかわいらしい。
愛嬌のある顔してます。
こっちがペンダントだったらまだする機会がありそう。。

「ローマ皇帝ルキウス・ウェルス(在位161-169年)の妻ルキッラの巨大な頭部」
大きいです。
とにかく大きい。
私の背より大きいでしょう。
そんな大きな顔がどーんと。
大理石で出来ていて、つやつや。
建物を飾っていたものだそうですが、こんな大きなもの飾るって相当大きな建物に限定されそうです。

ジョヴァンニ・ピエトロ・リッツォーリ、通称ジャンピエトリーノ
「エジプト最後の女王、クレオパトラの自殺」
裸婦の姿で描かれたクレオパトラです、
ローマ軍に敗れ、自らを毒蛇に噛ませて自殺するところとなっています。
体は豊満ですが、色艶よく、かなり色っぽいです。

「トロイアの王子パリス」
大理石の像です。
腰に左手を当て、足を組んで建っています。
かなり綺麗な体。。均等が取れてるってことね!!
「パリスの審判」のパリスです。
あら、やっぱりイケメンなのね。
人体表現というとギリシア彫刻となりますが、これはギリシアの彫刻をローマ時代にコピーしたものだそうです。
なるほど、、美しい体に納得。

「アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、通称[ギャビーのディアナ]」
今回の目玉です。
肩に右手を当てて左手で服の裾を持って立つ女神像。
大理石で出来ているのに、身に纏った衣類が柔らかそうに見える。
ギリシアのプラクシテレスが作ったものをローマ時代にコピーしたものではないか、とのこと。
ルーブル美術館外に出るのは初めてだそうです。
360度ぐるぐるまわって見れます。
私のおすすめは左側から見た角度。
涼しげな横顔が美しいのです。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
「ハイディ:ギリシアの若い娘、イギリスの詩人バイロン卿(1788-1824年) による『ドン・ジュアン』の登場人物」
まさかここでコローに出会うとは!!!!!
全体的にぼんやりとしているところはさすがコロー。
こちらはタイトルからもわかるとおり、詩人バイロンの「ドン・ジュアン」という物語に出てくるハイディという名前の海賊の娘だそう。
なるほど、身なりは庶民的。
でもどこか可愛らしく見えるのは私がコロー好きだという贔屓目なのかしら。。
背景は留学の際に見てきた地中海が描かれているそう。
あぁ、そういえばテーマは地中海だった。。

と、少し範囲が広いかな~という気もしましたが。
たくさんの素晴らしい作品に囲まれて、最高です。
会期末は混雑が、、というよりも、すでに混雑していました。
行くときは覚悟(何の!??)が必要かもしれません。



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