RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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海を渡った伊万里焼展 ~鎖国時代の貿易陶磁~

2011-10-28 21:40:00 | 美術
見てきました

戸栗美術館

会期は2011年10月2日から2011年12月23日。

"陶器苦手で"
って言っていたのはいつのことやら。
色々見に行くようになりました。
いや、まだ、何がなんだか分からないところはあるけれど。
通い続ければ慣れもあるんだろうな。

今回は"海を渡った"ということで。
ヨーロッパに輸出されていった伊万里です。
「こいまり」を変換したら「恋麻里」と変換されました。
キャ
うん、疲れてるのかもしれない。

さて。
伊万里・柿右衛門・鍋島……
今年、根津美術館でも見ましたが。
ヨーロッパを魅了したそんな作品たちが見れる展示です。

オランダ東インド会社からの大量注文が始まったのは1659年。
そのころ中国では王朝交代に伴う動乱で陶器の輸出ができなくなります。
日本国内では中国から輸入できなくなったことにより技術や生産量が飛躍的に向上。
それに伴い中国陶器の代替としてヨーロッパ市場で受け入れられていきます。

輸出初期の作品から展示されています。

「色絵 双鶴文 輪花皿」
あたりは色も鮮やかで。
飾ってあったらさぞかし華やかだろうと。
カップやティーポットなどヨーロッパ向けの製品もずらり。

「色絵 菊花文 壷付壷」
こうゆう室内装飾用の大型磁器を見て
「大きくて動かすの大変そうだな。」
「掃除とかのお手入れ、大変そうだな。」
って考えが出ちゃうところがなんか悲しい(笑)

華々しい伊万里の輸出ですが18世紀前半には中国陶器の輸出再開、ヨーロッパでもマイセンが陶器を製造、日本では元禄バブルが崩壊しデフレ不況に陥るなどの要因が重なり、オランダ東インド会社との貿易は1757年で終わりました。

時代の流れが分かりやすくて勉強中の身としては大変参考になりました
静かな空間でのんびり美しいものを眺めるには最適です。



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