RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

大雅・蕪村・玉堂と仙がい・-「笑(わらい)」のこころ

2011-10-01 21:30:00 | 美術
見てきました

出光美術館

会期は2011年9月10日から2011年10月23日。

楽しみにしてました。
西洋の美しい風景画も好きだけど。
こうゆうのも大好き
なんかちょっと笑えて楽しい気分になれるのです。

さて。
時は江戸時代中期。
舞台は京都。
中華趣味の文人文化が花開きます。
古画を愛で、詩文を作り、絵を描く。
中国の文人たちの楽しむ生き方は自由に憧れた人々の心をつかみ。
水墨画による自己表現へとかりたてます。
そして作品を作るにあたり。
創造力のひとつは好奇心あふれる仲間達との交遊で生まれた「笑」
自嘲したり、社会を冷笑したり、仲間を微笑ませたり。
そんな様々な「笑」を表現した四人の作品を楽しんじゃう展示です。

まずは。
「山邨千馬図」池大雅
ぎっしりです。
馬が。
千馬いるのか数えはしませんが覆い尽くさんばかりの馬馬馬……。
びっくりしますが、
なんでこんなに!?と自然と顔がほころびます。

大雅で笑って次は浦上玉堂。
次は与謝蕪村。

なんか、笑うというより……
まじめです!!
笑いの観点から見たら笑えない。
作品は素敵だけど笑うかは……。

おすすめは仙がい。
もう、ゆるゆるでかわいい
思わず笑ってしまう脱力感。
「がい画無法」
仙がいの描き方にルールはない、と。
自由でユーモラスな作品がいっぱいです。

「鯛釣恵比寿画賛」
チラシにもいますが。

かわいい~
鯛を釣った恵比寿様が大きく口を開けて笑ってます。
嬉しかったんだろうな~と想像して自然と笑えます。

「花見画賛」
花見の様子が描かれているんだけど。
人の横に「おどる」「(飲み過ぎで)震える」とか字がかかれてるの。
なんかそれだけでおもしろいのに、一人真っ黒に塗りつぶされた人が。
「書き損ない」
(笑)
自由です。

キャプションも「こちらも失敗作……」って始まるのが多くて。
"むしろ失敗してない作品ってどれよ!?"
とつっこみたくなること間違いなし。

辞世の言葉は「死にとうない」だという逸話もある仙がい。
素敵だな~

最後の仙がいは必見!!
ほっと笑える展示です



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