RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

お菓子好き。F1好き。
美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

放浪の天才画家 山下清展

2011-05-30 21:25:00 | 美術
見てきました

千葉県立美術館

会期は2011年5月28日から2011年7月10日。

♪野に咲く~花のよ~に~
風に吹か~れて~
映画やドラマでご存知、裸の大将の展示です。

繊細な貼り絵で有名ですが。
貼り絵を始めたころの作品から貼り絵ではない、絵画作品も。
陶器に絵付けもしていたんですね。
作品が幅広く、この人の美術の才能を見せつけられました。
すばらしいの一言。

代表作の長岡の花火はもちろん。
鉛筆画も味がある。

遺作は「東海道五十三次」
版画作品ですが美しい。
のちに貼り絵にする予定で、いわゆる貼り絵をするための下書きだったわけですが、このままでも十分素晴らしい。
貼り絵にしてもきっと美しかっただろうけど、この下絵が見えなくなるのはもったいない、という実に悩ましい事態です。

本人のコメントなども併せて紹介されているので、画家山下清の人柄が知れておもしろいです。

最後には愛用していた品々が。
湯呑みは人間国宝、濱田庄司からいただいたもの。
あれ、なんか聞いたことある……と思ったら。
一度、見ていました
さらに、色褪せたりしてしまった作品を修復保存するプロジェクトの中でも。
修復したのは岩井希久子さん。
地中美術館のモネの「睡蓮」も手掛けている方。
私、今まで見たモネの作品の中で地中美術館の睡蓮が一番好き

いや~色々見ておくものですね。

「今年の花火見物はどこに行こうかなあ」
これが最後の言葉だそうです。
山下清らしい言葉でぐっときました。
心暖まる展示です



ブログランキングよかったらお願いします