RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

生誕100年 岡本太郎展

2011-04-01 23:15:00 | 美術
見てきました

東京国立近代美術館

会期は2011年3月8日から2011年5月8日。

「ぼくは、人に好かれる楽しい絵を描こうとは思わない。
それよりも猛烈に叫びたい。絵のなかで。」

数々の強烈な作品、言葉を残してきた岡本太郎。
今年は生誕100年。

好き嫌いがはっきり分かれるかと思いますが。

来館者は、注目度から考えると少ないかと。
時期が時期だけに(3/21)仕方ないのかもしれませんが。
雨も降ってたし、寒かったし。
開館している美術館が少ないからもっと人いるかなーとも思っていました。
まぁ、こうゆうときに太郎の明るさ、強引な力強さがぴったりかと(笑)


入ると薄暗い空間。
両端には立体作品が。
下からライトが当てられていて、影が壁に伸びてちょっと迫力あります。
真正面には「ノン」。
両手を胸の前にあげて相手を拒否する姿勢。
大阪万博のときに太陽の塔内の地下展示室に配された作品のひとつ。
なんか気分があがります

絵画作品も資料などで見たことあるものばかり。
「痛ましき腕」が思ってたより大きな作品で。
握りしめた手が強いです。

「重工業」
展示は4月4日までです。
中央の長ネギは注目!!(笑)

太郎といって思い浮かぶもの。
「太陽の塔」
模型が展示されています。
ちなみに万博終了後には壊す予定だったそうです。

デザインの仕事もやっていて。
ネクタイやティーセットなど
ウイスキーのノベルティ。
グラスの底に顔が!!
すっごく欲しい!!
復刻とかあったら買うんだけどなー


最後に。
「太郎からのことば」
なるものが。

くじみたいに引くと。


「下手なら、むしろ下手こそいいじゃないか。」


太郎は「芸術は大衆のもの」という考えで、作品が展示用のケースに入れられることを嫌ったそうです。
作品を売ろうとしなかったのもその信念から。
売ってしまったら、金持ちや企業の財産となり、大衆が見る機会が失われる。
パブリックアートが多かったり、ノベルティのデザインの仕事を引き受けていたのも同じ理由。

触れられてもかまわない、芸術はありがたがって見るものではない、ケースに入った作品なんて訴えかけてくるものがない、と。
「こどもが彫刻に乗りたいと言ったら乗せてやれ。それでモゲたらオレがまたつけてやる。だから触らせてやれ」
と。
かっこいいです。
でも、直してくれる人はもういないんだよね……。


もう一度見に行くつもりです。
(「夜」は4/5からの展示)
明るくなれる展示です



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