MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

スクーリング後記

2011-09-26 04:54:31 | 日記
3日間のスクーリングが終わっての感想。

特別講師としてWRAPの導入を話してくれた当事者でもあるPSWの女性の言葉にはとても引きつけられた。「大人を舐めとんのか」と怒るクライエントもでそうなくらい簡単なツールだけど、ぼくは直感的に効果を感じた。自分でも、WRAPのように紙には書かないけど、同じような方法で調子の悪い日の行動に制御を掛けているので、とても納得がいった。

SSTの実演も、参加者が素人だったからスムーズではなかったけど、面白い展開があった。サイコドラマやエンプティチェアとは本質的に違いがあるけど、時間の制約の中で行うには悪くない。この認知行動療法の成否はたぶんリーダー次第だけど、リーダーがしっかりしてればかなりの効果はあると感じた。

不満を言えば、福祉は法律の勉強といった面があって、それがうまくテキストに整理できてない。とくに異分野からくる人なんか視界にはいっていないといった書き方だった。それに法律関係は全て西暦と和暦の併記だったり、和暦しかなかったりして、本当にムカついた。講師も、役人上がりというか、福祉関係の仕事をした役人が大学やNPO法人に天下っている現実があって、そんな人の自慢話ばかりの授業には辟易した。

もっと学問として福祉を学び、現場を体験した若い講師にもっとチャンスを与えてあげてほしい。その先生方は「頼まれたからやってる」とか言ってたけど、現実は逆だろう。彼らこそが若い研究者たちにとっての負の環境要因だと思った。それに貴重な時間を割いてスクーリングに来た学生にとっても大きな迷惑! 学問を舐めたらあかん! 通信生を舐めたらあかん!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿