痛みとの孤独な戦い

痛みって、誰かに実際にわかってもらうことなんてありえないし、痛みに耐えるとか、痛みを何とかなくしていく行為は、実に孤独な作業である。ぼくの行ってた整骨院では、その痛みが今日はどんな具合で、治療でどう変化しているかということがほとんどチェックされなかった。何十回行ってもいつも同じ治療方法で、「ハイ、お大事に」って診察券を返された。

でも、体って不思議なもので、もう二度と走れないかもって、絶望的な日々を送っていても、やがて、自然治癒力というか、不思議な力がやってきて、痛みは緩和され、昔のように動ける日がやってくる。もちろん、そうならない怪我や病気もあるわけだけど、ぼくの怪我はそれでずいぶんと楽になった。整骨院の治療も効果があったのかもしれないけど、実感としては、自分の体の代謝が、傷んだ筋肉や靭帯を生き返らせてくれたような気がする。首、膝、踵…、強引なくらいのストレッチをするようになって痛みが急に減った。今日はボディコンバットが、痛みを気にすることなく目いっぱいできた。