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東日本大震災から7年 動き出す福島のビジネス ①福島沿岸部に最先端ビジネスを!

2018-03-23 07:00:00 | 経済フロントライン

3月3日 経済フロントライン


南相馬市をまわるコンビニの移動販売車。
去年10月から国内初となる あるサービスを始めている。
「アジフライ3つと
 とりのから揚げはねえのか?」
7分後
飛んできたのは四角い箱が付いたドローン。
お待ちかねのアジフライ。
これはローソンと楽天が始めた実証実験である。
ドローンは3キロ離れたコンビニでアジフライを積んで離陸。
あらかじめプログラムされたルートに沿って自動的に飛行する。
南相馬市はロボット実証区域に指定されていて
ドローンを飛ばす手続きなどが簡素化されていることなどから
実験の場所に選ばれた。
(楽天 ドローン事業部 谷真斗さん)
「安全性を確保のためのオペレーションなど
 ノウハウとしてたまってきている。
 こういうフィールドで実験を住み重ねることが大切。」
南相馬市は
福島県の沿岸部に最先端の企業を集積させようとする国の構想に基づいて
ドローン以外にロボットなど様々な産業を誘致しようとしている。
(南相馬市 経済部 神沢吉洋総括参事)
「ピンチをチャンスに変える
 有効活用していくことは極めて意味がある。
 世界中 日本全国から
 ロボットの研究者 企業に集まって利用していただきたい。」
国の構想を背景に
再生可能エネルギーの分野で企業誘致を進めているのが浪江町である。
震災前は約1,000社の企業があったが
いま営業しているのはわずか88社。
復興には新たな企業の誘致が欠かせない。
(浪江町まちづくり整備課 徳村勇二郎さん)
「原子力に頼らない再生可能エネルギー
 最先端の技術を町に持ってきていただく。」
去年の秋
避難指示の解除後に最初に進出を決めたのが日産自動車の子会社である。
電気自動車のバッテリーを住宅用の蓄電池に転用する工場を春から稼働させる。
進出の決め手は日産の工場から1時間という交通の便の良さ。
さらに最先端の技術を積極的に支援するという町や国の方針だった。
(フォーアールエナジー 牧野英治社長)
「電気自動車と再生可能エネルギーを活用したまちづくりをやりたい。
 我々がやりたいこととぴったりだったので浪江町を選んだ。」
いま8年前に販売を始めた日産の電気自動車が廃車になる時期を迎え
使用済みのリチウムイオンバッテリーが増えている。
この会社では各地に点在していた再生工場をここ一か所に集約。
浪江町を再生バッテリーの世界的な開発拠点にしたい考えである。
(フォーアールエナジー 牧野英治社長)
「アメリカ ヨーロッパにも適用できる開発。
 世界中からここの技術を勉強したり
 トレーニングを受けるために人が来る。
 ここが開発拠点なので
 人がたくさん集まるような事態もあっという間に起こると思う。」




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