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“ビール系”出荷量減少続く メーカー各社の対策は?

2017-02-07 07:15:00 | 経済フロントライン

1月21日 経済フロントライン

去年1年間のビール系飲料の出荷量は
前の年に比べて2,4%減少と12年連続で過去最低を更新した。
人口減少に加えて
若者を中心としたビール離れが進むなかで
国内市場に明るさは戻らないのか。

「ビールは最初の乾杯でみんなに合わせて飲むくらい。」
「おいしいと思えない。
 ぬるくなったらおいしくない。」
「ビールよりレモンサワーの方がおいしい。」
「缶チューハイだと100円で買えるけど
 ビールだと銀色のは200円するので。」
ビール復権に秘策はあるのか。
各メーカーとも需要の掘りおこしに懸命である。
まずはキリン。
力を入れているのが風味に特徴があるクラフトビールである。
新たに開発したサーバーは
小型にもかかわらず
お客の好みに応じて4種類のクラフトビールを提供できる。
キリンはクラフトビールの品ぞろえを充実させ
これまでビールにあまりなじみがなかった女性などを狙う。
専用のサーバーの導入を飲食店で進め
今年首都圏で1,000店舗まで広げたいとしている。
(レストラン店長)
「その日の気分や食事に合わせていろいろな種類を飲み分ける客が多い。」
一方 発売から30年を迎える「スーパードライ」を持つアサヒ。
トップブランドの知名度を生かして
限定商品を相次いで投入する計画である。
既存のブランドの徹底強化を図る。
サッポロも好調な「エビス」で若者向け商品を新たに投入する計画である。
ビール系飲料の売り上げが伸びないなか
業界を待ち受けるのが税制の大幅な変更である。
ビールにかかる酒税は引き下げ。
発泡酒や第3のビールは増税。
約10年かけて税の上での価格差がなくなる。
第3のビールの販売比率が最も高いサントリー。
ビールとともに主力である第3のビールを
価格に左右されないブランドに育てたいとしている。
(サントリービール 水谷徹社長)
「税制改正でカテゴリーやブランドは集約されていくので
 強いナンバー1・2のブランドに育て上げるのが大事。」
消費の減少と大きな税制改正。
ビール各社には10年後を見据えた戦略が求められている。



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