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“東京大会に出られない” ベラルーシのアスリートたち

2020-12-28 07:16:33 | 報道/ニュース

11月27日 NHKBS1「国際報道2020」


ベラルーシでは大統領選挙をめぐる抗議活動が今も続いている。
抗議活動に参加している人の中には東京オリンピックを目指すアスリートも多い。
ただ選手たちは政権からの圧力にさらされていると訴えていて
IOC(国際オリンピック委員会)がベラルーシのオリンピック委員会に対して制裁を検討する事態にまでなっている。

ベラルーシの抗議活動には国から全面的に支援を受けてきたアスリートたちも加わっている。
アスリートたちが中心となって作った公開書簡。
“繰り返される政権側の不正や暴力を断固非難する“と表明。
“デモで拘束された市民全員の解放“を求め
“この事実をIOCに訴える”としている。
連帯を示し
署名したアスリートは1,000人を超え増え続けている。
署名した1人
アンドレイ・クラウチャンカ選手(34)。
(クラウチャンカ選手)
「すべての項目に賛同し決心するのに1分もかかりませんでした。
 そしてサインすると言いました。」
クラウチャンカ選手は2008年北京オリンピックの陸上10種競技で銀メダルを獲得した国民的英雄である。
しかし公開書簡に署名後すぐ
代表チームから外され
仕事も解雇された。
11月外出中だったクラウチャンカ選手は治安当局にいきなり車で連れ去られ
10日間拘束された。
(クラウチャンカ選手)
「私は人生のすべてをベラルーシにささげてきて
 メダルまで勝ち取った愛国者なのに
 理由もなく逮捕されました。
 説明できないほど本当に恐ろしい。」
こうした境遇のアスリートたちを隣国リトアニアから支援する団体
BSSF( ベラルーシスポーツ連帯基金)。
実情を訴え世界中に寄付を呼び掛けている。
(クラウチャンカ選手)
スポーツは私の人生です
私は生きる糧を奪われています
代表を務めるヘラシメニャさん。
元はベラルーシの水泳選手でオリンピックのメダリストだった。
祖国のトップアスリートの多くが圧力を受け
スポーツ界全体に影響が及んでいるという。
(ベラルーシスポーツ連帯基金 ヘラシメニャ代表)
「次の五輪に誰が出られるのか想像もつきません。
 アスリートたちが何を取り上げられても
 私たちは支援する方法を見つけます。」
支援活動は来年のオリンピック開催地東京でも。
「SOS!
 ベラルーシのアスリートからSOS!」
11月
日本に住むベラルーシの人たちが募金活動を行なった。
東京の人たちにも思いを寄せてもらいたいという。
(募金活動の参加者)
「日本から何か協力していただければうれしいと思います。」
競技に人生をかけてきたクラウチャンカ選手。
国の混乱で
オリンピックに出場できるかも今は見通せない。
(クラウチャンカ選手)
「オリンピックはアスリートにとって闘いの象徴です。
 私たちは100%の準備ができないことを知ってほしい。
 そして私たちの苦境を知って
 応援してほしいです。」




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