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人気の“最高級家電” 開発の秘密は?

2017-06-22 06:15:00 | 経済フロントライン

5月27日 経済フロントライン

アイリスオーヤマとは逆に
高級志向のニーズをつかんだ企業の戦略。

2年前発売されたトースター。
水を入れてスチームを発生させるのがポイントである。
表面はカリッと
中はふんわりと焼き上がる。
価格は22,900円。
それでも20万台以上売れている。
作ったのは14年前に設立されたバルミューダである。
去年の売り上げは55億円。
5年で約7倍に伸ばしている。
社長の寺尾玄さん。
1つの機能に徹底的にこだわり最高級の家電を生み出すのが戦略だという。
(バルミューダ 寺尾玄社長)
「『高いトースター欲しいですか』と聞かれたら
 『いらない』といいます。
 『世界一のバタートースト食べてみたくないですか』
 『究極のチーzトースト食べてみたくないですか』と聞かれたら
 それは興味あるなと思う。」
製品開発のために集めたのはさまざまな経歴の人材である。
工業デザイナーやプログラマー。
社長の寺尾さんも以前はミュージシャンだった。
2月に発売したのは最高の炊き上がりを追求した炊飯器。
開発リーダーは元無線機器のエンジニアをしていた唐澤明人さんである。
家電を手掛けるのは今回が初めてだった。
業界の常識にとらわれず
ご飯を美味しくする方法をいろいろ試した結果
(元無線機器のエンジニア 唐澤明人さん)
「水蒸気で蒸すというのが食感がすごく出るのに気づいて
 水蒸気を使っていこうと。」
唐澤さんが考えたしたのは斬新な仕組みだった。
釜を二重にしたのである。
水を入れた外側の釜で水蒸気を発生させ
内側の釜にいれた米をゆっくりと蒸していくという方法である。
無線機の回路を設計した経験が温度の制御システムに生かされた。
ごはんの一粒一粒が水分をしっかり含み
独特な味わいがあるという。
「おいしい卵かけごはんが食べたい」というニーズにも応えた。
(炊飯器開発リーダー 唐澤明人さん)
「喜んでもらえるのが感じられる製品なんで
 今までなかった
 他の会社でやっているときは。」
価格は41,500円。
保温機能がなく
3合までしか炊けないが
品薄になるほどの売れ行きである。
(バルミューダ 寺尾玄社長)
「われわれは最高の体験を提供しようと思っているわけで
 “これはきた”“これはいい”ってところまで必ず追い込むようにしているので
 なぜなら
 そのぐらいやらないと客にいいなと思ってもらえない。」





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