11月17日 BIZ+SUNDAY
富士山を間近に望む箱根では景気回復の兆しが表れている。
湖畔に建つホテル ザ・プリンス箱根。
宿泊費は温泉と食事を楽しんで1人1泊2万円~3万円(週末価格)。
今年の春から週末の稼働率はほぼ100%の状態が続いている。
「子どもの七五三のお祝いできのうお参りしてきょう旅行。」
「箱根の旅行は今年3回目。」
(ザ・プリンス箱根 笹尾雅洋営業マネージャー)
「当ホテルにおいて今の価格はオープン以来の高い価格。
時間に余裕ができた型は料金に関係なくお越しいただける。」
こうした高級ホテルを紹介するサイトの運営会社 一休。
好調な業績を受けて賃上げの実施を決めた。
社長の森正文さんがこの会社を創業したのは15年前。
最近大きな変化が起きているという。
顧客1人あたりの宿泊単価は今年度は2万4500円。
昨年度と比べて5%ほどアップしている。
取扱高も増え過去最高となる400億円を超える見通しである。
森さんは3月130人の社員に50万円の臨時ボーナスを支給。
さらに先月 29万円相当の自社株も贈与。
社員だけでなく派遣スタッフにも3万円分の旅行ポイントを提供した。
(社員)
「50万円は高額な気がしたが意外とあっという間になくなってしまった。」
「親にここぞとばかりに航行しようと思っていま旅行の計画中。」
(一休 森正文社長)
「会社とともに伸びていってもらう気持ちを持ってもらおうと。
社員が頑張らない限り
会社の業績もなければ株主への配当もなければ
会社そのものの明日もなくなる。」
いま日本の企業は輸出関連産業を中心に高い業績を上げるところが相次いでいる。
NHKでは11月 主な大手企業100社に今後の賃金の見通しについてアンケートを行った。
利益が上がっている自動車や鉄鋼、流通を中心に44社が賃上げを検討すると答えている。
大手企業の間ではここ数年なかった賃上げへの前向きな姿勢がうかがえる。
一方すでにベースアップに踏み切った企業がある。
自動車部品に使うアルミニウム合金を製造するメーカー アルミネである。
社員は200人 売り上げは年間80億円。
利益が増えたため今年2月 全社員の基本給を5%アップ。
今月も若手社員を中心にさらに基本給を5%程度引き上げた。
(社員)
「貯蓄にいつもよりは余分にまわせるのではないか。」
「働いた以上 会社が認めてくれたという感じで
少しずつモチベーションが上がってきている。」
この会社ではアルミニウムに独自の特殊な加工を施し強く割れにくい合金を作っている。
その合金は自動車の変速機の部品を作る際に欠かせないと言う。
トヨタやホンダ、マツダなど多くの自動車メーカーで使われ受注も好調である。
合金の製造方法はほとんど自社の社員が開発したものである。
(アルミネ 竹内正明社長)
「この材料は割れるとかそういうことが少ない。
私たちの所だけ。
この作り方は。」
ベースアップに踏み切ったのは高い技術を持つ社員の意欲をさらに高めるためだと言う。
(アルミネ 竹内正明社長)
「みんなが考えてくれたおかげで生産性が上がった。
効率も上がった。
非常に功を奏した。
従業員が考えてちゃんとやってくれたから給料を上げていこうと。」
富士山を間近に望む箱根では景気回復の兆しが表れている。
湖畔に建つホテル ザ・プリンス箱根。
宿泊費は温泉と食事を楽しんで1人1泊2万円~3万円(週末価格)。
今年の春から週末の稼働率はほぼ100%の状態が続いている。
「子どもの七五三のお祝いできのうお参りしてきょう旅行。」
「箱根の旅行は今年3回目。」
(ザ・プリンス箱根 笹尾雅洋営業マネージャー)
「当ホテルにおいて今の価格はオープン以来の高い価格。
時間に余裕ができた型は料金に関係なくお越しいただける。」
こうした高級ホテルを紹介するサイトの運営会社 一休。
好調な業績を受けて賃上げの実施を決めた。
社長の森正文さんがこの会社を創業したのは15年前。
最近大きな変化が起きているという。
顧客1人あたりの宿泊単価は今年度は2万4500円。
昨年度と比べて5%ほどアップしている。
取扱高も増え過去最高となる400億円を超える見通しである。
森さんは3月130人の社員に50万円の臨時ボーナスを支給。
さらに先月 29万円相当の自社株も贈与。
社員だけでなく派遣スタッフにも3万円分の旅行ポイントを提供した。
(社員)
「50万円は高額な気がしたが意外とあっという間になくなってしまった。」
「親にここぞとばかりに航行しようと思っていま旅行の計画中。」
(一休 森正文社長)
「会社とともに伸びていってもらう気持ちを持ってもらおうと。
社員が頑張らない限り
会社の業績もなければ株主への配当もなければ
会社そのものの明日もなくなる。」
いま日本の企業は輸出関連産業を中心に高い業績を上げるところが相次いでいる。
NHKでは11月 主な大手企業100社に今後の賃金の見通しについてアンケートを行った。
利益が上がっている自動車や鉄鋼、流通を中心に44社が賃上げを検討すると答えている。
大手企業の間ではここ数年なかった賃上げへの前向きな姿勢がうかがえる。
一方すでにベースアップに踏み切った企業がある。
自動車部品に使うアルミニウム合金を製造するメーカー アルミネである。
社員は200人 売り上げは年間80億円。
利益が増えたため今年2月 全社員の基本給を5%アップ。
今月も若手社員を中心にさらに基本給を5%程度引き上げた。
(社員)
「貯蓄にいつもよりは余分にまわせるのではないか。」
「働いた以上 会社が認めてくれたという感じで
少しずつモチベーションが上がってきている。」
この会社ではアルミニウムに独自の特殊な加工を施し強く割れにくい合金を作っている。
その合金は自動車の変速機の部品を作る際に欠かせないと言う。
トヨタやホンダ、マツダなど多くの自動車メーカーで使われ受注も好調である。
合金の製造方法はほとんど自社の社員が開発したものである。
(アルミネ 竹内正明社長)
「この材料は割れるとかそういうことが少ない。
私たちの所だけ。
この作り方は。」
ベースアップに踏み切ったのは高い技術を持つ社員の意欲をさらに高めるためだと言う。
(アルミネ 竹内正明社長)
「みんなが考えてくれたおかげで生産性が上がった。
効率も上がった。
非常に功を奏した。
従業員が考えてちゃんとやってくれたから給料を上げていこうと。」