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コロナ禍の修学旅行で新たな「修学旅行客」

2020-08-02 07:00:10 | 報道/ニュース

7月9日 NHK「おはよう日本」


新型コロナウィルスの感染拡大の影響で
ホテルや旅館などでは宿泊客が減り大きな打撃を受けている。
そうしたなか
東日本大震災の被災地 宮城県の観光業界では新たな客に期待が集まっている。
それは修学旅行である。

新型コロナウィルスの影響で宿泊客が激減した宮城県の観光業界。
そうしたなか5月下旬からある問い合わせが殺到するようになった。
(宮城県 観光連盟)
「大分の学校さんみたいに
 海外の修学旅行取りやめにして東北に考えている。
 北海道の高校含むその他のエリアの中高から
 いま中学校3校
 高校12校
 約2100人ほどの問い合わせがございました。」
(仙台市の宿泊業者)
「去年 栃木・群馬は小中高 全部0です。
 ところが栃木県6校
 群馬県も中学校が仮押さえでは来ています。」
新型コロナの影響で修学旅行を延期していた全国の学校が
いま宮城県に注目しているのである。
その理由は
(宇都宮市 若松原中学校 校長)
「新型コロナを考えると
 奈良・京都方面に行くとなると
 大きな駅で長時間電車を待たなければならない時間が生じる。
 東北地方のようにバスで移動できるのは大きいメリットがある。」
宮城県南三陸町の修学旅行を受け入れているホテル。
予約はすでに前の年の1,5倍に達している。
「多い時で一日十数件問い合わせが来る。」
営業担当者は“語り部バス”などこれまで震災の伝承に力を入れてきた。
防災教育や震災学習が修学旅行の行き先の決め手になっているという。
「震災学習の必要性が認識されているんだろうなと。」
(宇都宮市 若松原中学校 校長)
「私も東北地方には何度も足を運んでいますけれども
 そのたびに町が再建されていったり
 人々の生活が力強く見られたりという経験をしてきた。
 子どもたちにもぜひそれを見せてやりたい。」
修学旅行客が増えればコロナ禍で落ち込んだ町の経済にも良い影響を与えると
営業担当者は考えている。
この日訪ねたのは地元の養殖業者。
海産物の需要が減ったことにより売り上げが半分にまで落ち込んでいる。
学生への漁業体験を依頼した。
(営業担当者)
「検討している中学生なんですけど
 陸の作業ということで
 カキむきがちょうどいいんじゃないかと。」
(養殖業者)
「9月29日からカキむきするので
 私たちの作業を手伝ってもらいながらいろいろな話もできるし。」
漁業体験を通じて
南三陸の海産物の売り上げにもつながることを期待している。
(養殖業者)
「この間行ったところだから
 おいしいからお母さん買ってちょうだいって
 お母さんにおねだりしてくださいねと。
 そういう話をすると南三陸を覚えていてくれるかなと。」
コロナ禍を乗り切るため修学旅行客に期待が集まる。
(養殖業者)
「こちらこそよろしく。
 子どもたちを連れてきてください。」
(南三陸ホテル観洋)
「震災だけじゃなくて南三陸は食べ物もおいしいし
 いい場所なんだよということも覚えて帰ってもらいたい。
 そういった波及効果は目に見えないかもしれませんけど
 非常に大きいものがある。」
 


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