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企業が注目 “怒りの克服法”

2015-09-08 07:15:00 | 報道/ニュース

8月31日 おはよう日本

怒るべき時に怒り
そうでない時にはむやみに怒らない
怒りの感情をトレーニングすることをアンガーマネジメントという。
都内の大手総合商社では2年前から定期的にアンガーマネジメントの講習会を開いている。
「怒らなければいけないことは上手に怒ることができるようになって
 怒らなくていいことは怒らない。
 その線引きができるのがアンガーマネジメント。」
三井物産 大野朝之さんは石油事業にかかわるリーダーである。
日ごろから調整事が多くて
ときにイライラが爆発することも。
たとえば新たな事業の構想を提案した時
前例が無いからできないとはなから否定。
売り言葉に買い言葉で言い合いになって建設的な話し合いにならなかったと言う。
(三井物産 大野朝之さん)
「おもしろくないです。
 声を荒げたりして。
 自分自身も怒りを完全に100%うまくコントロールできている自信はなかった。」
セミナーではまず最初に怒りの原因を探った。
原因となるのは人それぞれの“こうあるべき”という価値観の違いである。
「私たちが怒る理由は
 自分が信じている“べき”が裏切られたとき。」
(大野朝之さん)
「信頼とか約束を裏切られたときむかつくので
それは守るべき。」
自分と同じ価値観と違う価値観。
自分と価値観が少し違っても許容できる範囲をあらかじめ見極めておくことが大切だと言う。
(大野朝之さん)
「理想と現実のギャップからくる個人差。
 そういうところに怒りが根ざしているのがわかった。
 いろいろな観点から怒りに向き合うためのヒントが得られた。」
セミナーから3日後
大野さんは全員を集めてそれぞれの価値観について考えてもらうことにした。
(大野朝之さん)
「自分が十四だと思うことを“1”
 重要じゃないことを“8”
 順位をつけていただきたい。」
仕事に臨むときのこうあるべきという姿勢8つについて優先順位をつけてもらった。
“大きな声であいさつすべき”という項目では優先順位に大きな開きが生じた。
(大野朝之さん)
「“当然のことができていないんじゃないか”というところに
 それは当然だと思っている人は不満を感じる。
 当然すべきことなのにしないじゃないかと。」
普段は気に留めない些細な行動にも不満の種があることがわかった。
(大野さんの部下)
「ほかの人と考えが違うことを知って勉強になった。」
「ただ怒るだけでなく相手を尊敬して価値観を共有することが大事。」
大野さんは今後も話し合いをもって職場環境を改善していきたいと考えている。
(大野朝之さん)
「逃げるわけにはいかない。
 怒りと1つ1つ向き合って怒りを解きほぐして
 期待感を強めていけるよう組織長として握割を果たしていく。」

 


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