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東日本大震災から7年 動き出す福島のビジネス ③福島に人を呼び込め!

2018-03-25 07:00:00 | 経済フロントライン

3月3日 経済フロントライン


福島に人を呼び込む秘策を考えている銀行がある。
福島銀行である。
10億円の資金でこれまでにないファンドを作った。
最大の特徴は
過去に事業を起ち上げ失敗した経験を持つ
倒産経験者に投資すること。
福島に本社を置くことを条件に
最大で1億円投資する。
その名も「福活ファンド(福島で復活)」。
経験を盾に福島で復活し
地元経済を活性化してもらえないかと考えたのである。
市場が広がっている画像処理サービスや
ITを生かしたマーケティング事業など
これまで5社に投資している。
(福島銀行 森川英治社長)
「海外の事例みると失敗経験をプラスの方に評価する。
 今まで企業やったことない人に比べ
 成功する確率が上がるんじゃないかと考えた。
福活ファンドから4,300万円の投資を受け
郡山市で会社を始めた黒澤伴次さん。
主力総品はアジアなどの新興国で需要が高まっている業務用コピー機である。
中古品を安く仕入れて新品同様に再生。
フィリピンなどに輸出してる。
11年前 運送会社の経営に失敗したという黒澤さん。
その後 千葉県で中古コピー機の販売を始めたが思うように資金調達ができなかった。
福島に来て資金を得たことで
事業を一気に拡大することができたと言う。
(ドリームプロトコル 黒澤伴次社長)
「福活ファンドからの支援は本当にありがたい話しで
 もう海外に100台200台じゃなく何千台と売っていきたいと思っている。」
ファンドでは起業する人たちに
①地元での雇用を求めている。
黒澤さんは20代を中心に8人を雇った。
(社員 事務職)
「一から会社を作ることができるというので
 今の仕事としてはやりがいを感じています。」
(社員 デザイン職)
「海外展開するとなると
 そういった経験はなかなか積めるものではないので。」
ファンドではさらに②地元企業との連携を求めている。
黒澤さんは地元の鉄工所と
コピー機に欠かせないトナーの保管装置の共同開発を進めている。
(昭栄スチール鉱業 木村哲也部長)
「社長いらしてからはいろんなおもしろい仕事話しいただけるので
 いろんな意味で挑戦してやらせてもらっています。」
ファンドを運営する福島銀行は
月に1度投資先を訪問し事業の進捗を確認している。
売り上げを伸ばす会社は手応えを感じていると言う。
(福島銀行 森川英治社長)
「福島というのがいろいろな人に受け入れて
 地元の人も新しいことにチャレンジしていく。
 そういう場所になっていったら福島はどんどん発展していくわけですから
 それのひとつのきっかけになればいい。」




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