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東日本大震災から7年 動き出す福島のビジネス ④スポーツで人を呼び込め!

2018-03-26 07:00:00 | 経済フロントライン

3月3日 経済フロントライン


福島県いわき市。
地元のサッカーチームのクラブハウスと商業施設が一体になった施設が
去年6月にオープンした。
設立して3年目の社会人チーム いわきFC。
去年は天皇杯でJ1のチームに勝つなど
地元では人気急上昇中である。
チームの総監督であり施設を運営する会社のトップ 大倉智さん。
施設にはレプリカのユニフォームなどを扱うスポーツブランドの店に加え
東北では初めての出店となるレストランやおしゃれなカフェが並ぶ。
施設作りのモデルにしたのはアメリカのスポーツビジネス。
スタジアムを中心にホテルや飲食店街など一帯で開発し
人を呼び込むというものである。
建設費など22億円を投じたのは
いわきFCの親会社でスポーツビジネスを手掛ける東京の会社である。
CEOの安田秀一さん。
震災後 被災地に物資を無償で届けてきたが
復興に向け
スポーツを核に独自に収益を生む形を考えたと言う。
(ドーム 安田秀一会長兼CEO)
「復興じゃなくて
 復興はゼロにするところだけど
 ゼロからプラスにしなきゃいけない。
 全体で地域活性化進められれば面白いんじゃないのかなと思う。」
集客のため運営の仕方も工夫している。
その1つが選手のトレーニングや練習試合の公開。
スポーツ教室も無料で毎週開催。
毎回250人が参加する盛況ぶりである。
(参加者)
「楽しかったです。」
「家族で楽しめる施設っていうところですごくいいなと思う。」
さらにプロや大学など他のスポーツチームの合宿も誘致。
これまでに10チームが訪れ
宿泊には地元のホテルや旅館を利用している。
(J3 グルージャ盛岡 DF久保海都選手)
「相当いい環境だと思う。」
(J3 グルージャ盛岡 DF田中舜選手)
「あそこまで設備が整っているところもないので
 大変ありがたい。」
(いわき湯本温泉旅館協同組合 草野昭男理事長)
「暗く落ち込んでいたところにポッと明るい光が
 兆しが見えたということで
 ぜひ地域で盛り上げていきたいと思う。」
客足は伸び続けている。
施設全体での来場者は半年で22万人。
当初1年かかると見込んでいた数字である。
プロジェクトは始まったばかり。
施設を運営する大倉さんの視線はこの先に向いていた。
(いわきスポーツクラブ 大倉智CEO)
「被災地なんだけど
 同スポーツで創生していくかというプロジェクトなんです。
 共感を得てそれがお金を生んで
 さらにそのお金をまた投資していく。
 このサイクルを作っていかなきゃいけないので
 絶やすことなくやり続けないといけない。」




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