3月3日 おはよう日本
埼玉県の北西部にある本庄市で
味も見た目も楽しめるユニークな食べ物が話題となっている。
(客)
「なんちゃってラーメンひとつと
なんちゃっておみそ汁をひとつ。」
ケーキの隣に並んだラーメンやみそ汁は全てお菓子である。
“なんちゃってシリーズ”という名前で売られている。
埼玉県本庄市で120年続く老舗のお菓子屋。
梅月堂4代目 飯野博通さん。
味はもちろん見た目でも客の心をつかみたいと
“なんちゃってシリーズ”を5年前から作っている。
シリーズの1番人気は月に250個は売れるという“なんちゃってラーメン”。
麺は栗でできたクリーム
スープは紅茶ゼリーである。
(飯野博通さん)
「とにかく人を驚かそうかなと。
自分も楽しみながら
人々にお菓子を通して笑ってもらえれば。」
“なんちゃってみそ汁”を初めて買った岩井啓恵さん。
娘の反応が楽しみである。
このみそ汁は杏仁豆腐やキャラメルムースなどでできている。
飯野さんは新たなスイーツを開発しようとしていた。
(飯野博通さん)
「今年の新作は“なんちゃってソースカツ丼”です。」
テーマは懐かしの味。
モチやきなこなど
昔からなじみのある食材でつくる。
カツは揚げたモチを黒糖蜜に漬け込んで
かりんとうのような味わいとソースの色合いを引き出した。
ごはんの代わりは駄菓子屋でおなじみだったコーン菓子である。
カツを2切れ乗せて出来上がり。
「おいしかったです。
ちょっとモチが食べづらい。」
発売直前にわかった課題。
夜まで工夫を重ねた。
シリーズに新しく加わった“ソースカツ丼”。
カツは小さいサイズにし食べやすくした。
以前に“なんちゃってみそ汁”を1つだけ買った岩井さん。
この日は娘と訪れた。
5種類買って家族みんなで食べることにした。
(飯野博通さん)
「驚きでみなさん笑顔が出る。
そんな笑顔がぼくのモチベーションにつながった。
さらにお客さんに楽しんでもらえるようなものを今後も考えたい。」