11月30日 めざましてれび
マイコプラズマ肺炎の週単位の患者数が
調査を始めた1999年以降で過去最多となったことが29日、
国立感染症研究所の調査でわかった。
マイコプラズマ肺炎は今年5月くらいまでは例年と同じような患者数だったが、
今年6月下旬から例年と違って高水準の流行が続いている。
最新1週間(11月14日~20日)の一定医療機関あたりの
都道府県別患者数を県別でみると
埼玉県 4.33人
青森県 3.00人
沖縄県 2.71人
となっていて全国的な流行が見られる。
マイコプラズマ肺炎は、
患者のせきやくしゃみを通じて、
病原体「マイコプラズマ」が体内に入り感染する。
症状
・乾いたせきが出る(1ヶ月続くことも)
・38度以上の発熱
・全身のだるさ、頭痛
抗菌薬が効かないタイプも報告されている。
症状が長引いたり、重症化して今回の大流行につながったという見方がある。
年齢別マイコプラズマ肺炎患者数(2011年)でみると、
0~4歳 36.6%と最も多く、
患者の81.2%が14歳以下、
小さい子を持つ親世代の20~39歳も1割近くと、
比較的若い年齢層に広がっている。
マイコプラズマ肺炎は有効なワクチンはない。
予防法として
・手洗い
・手のアルコール消毒
・マスク着用
国立感染症研究所は、
マイコプラズマ肺炎は年末今d流行が続くのではないかとみている。